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知ってはいけない隠された日本支配の構造

知ってはいけない隠された日本支配の構造

矢部宏治、講談社現代新書、2017

3305冊目


日米合同委員会について初めて知ったのは矢部さんの本だったか、あるいは吉田さんの本だったか。衝撃だった。

https://ericweblog.exblog.jp/23598020/


米国政府ですら「異常だ」という外交外交渉の事実。矢部さんのこの本がいうように、戦後の日本は米国軍に支配された植民地だったのだ。なぜそんなことになったのか?


各章の扉裏の四コマ漫画を読むだけでもわかる。

https://www.dropbox.com/s/zqvdit6m1l6k9jt/%E7%9F%A5%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%AF%E3%81%84%E3%81%91%E3%81%AA%E3%81%84.pdf?dl=0


さらには、矢部さんは、戦い方の一つとして「平和憲法」があるが、その憲法の成り立ちの理解も、国際社会の合意形成の文言の延長上で理解すべきだと、哲学論で考える「丸山」流を批判する。


この本で矢部さんは、次に、他の国がどのように米軍支配から抜け出ることができたかを調べて、これからのやり方を提案したい、共に考えたいと言うが、今、IWJで彼のインタビューが無料公開中。

https://iwj.co.jp/wj/open/archives/442568


米軍に狙われた諸国が、ズダボロにされている現実を見ていると、「今のままが幸せなのかも」と思い込もうとする奴隷根性が頭を擡げるね。


そんな奴隷根性の男たちに大きな顔をされたくはないだけで。


安倍首相は、軍を強くすれば、国際交渉力が上がるとでも思っているのか、米軍による支配が強まるだけなのに、平和憲法もかなぐり捨てて。売国奴だな。おっと、知ってはいけないことだった。


平成から令和へと、茶番が続いている。


by eric-blog | 2019-04-27 11:08 | □週5プロジェクト2019

日本が売られる

日本が売られる

堤未果、幻冬舎新書、2018

3304冊目


「ハチが消えた? ではロボットミツバチをどうぞ」一番衝撃的な見出しだ。


ネオニコチノイド農薬によってミツバチが大量死しているという話を聞く。それに対する対策として、超小型ドローンのロボビーがすでに実用化されているというのだ。



ことほど左様に、大企業、多国籍企業によって、問題が次々に処方され、それを買わされるだけの消費者、そして納税者に、私たちがなっている。


種子法1952年成立、2017年廃止。

漁業法も、2019年のTPP成立によって漁業権入札方式が始まる。地元の漁業者が守られることはなくなる。


ニュージーランドでも、チリでも、漁業権が証券化され、売買の対象になっている。125


日本が売られる。


農産物や土地、森林、水だけではない。労働もなのだ。全てが企業に牛耳られる時代。

これは資本主義を修正してきた労働運動、市民運動の敗北なのではないか?

問題は、「資本家」対「労働者・市民」の構図が明らかに変わってきているということ。今や「資本家」陣営には、経済・法律・政治の専門家、そして科学技術・研究開発の人材とインフラがついている。

1960年代から70年代の市民運動を支えた公害問題などの環境科学者、反原発運動を支えた原子力研究者、などの研究者層は枯渇している。なぜなら、彼らも「生き残り」のためのラットレースに追い立てられているのだし、その研究の成果の評価は、企業次第なのだ。


とんでもない時代の目撃者に、わたしたちはなろうとしている。そして、よりレベルアップした資本による独占推進体制に対して、市民運動側はしっかり準備できるのだろうか?


堤未果さんのお連れ合いは参議院議員の川田龍平さんだという。福島瑞穂さんと海渡弁護士、ヒューマンウォッチの伊藤弁護士、など、運動の担い手が弁護士、ジャーナリストなど、高度に専門的な人たちになっている感はある。


新外交イニシャティブもそうだ。

女性議員を増やすもそう。


これらの新しい市民運動の特徴は「大衆化」しにくいということだ。

公害反対、安全な食べ物を求める消費者運動、ベトナム戦争反対などなど。

団塊の世代のパワーと、社会制度の不備、経済成長などが、運動が成立した背景にはあるだろう。


これからの運動は「ていねいに作り変えていく」ものだ。


大衆に語りかける言葉がない。大衆を団結させるイデオロギーがない。


まさしく、「インフォームド・シチズン」として、学んだ上で意思決定し、行動選択する、そんな市民教育が一方でなされなければ、彼らの運動は広がらない。


格差社会の中で、「売られる」大衆は、その事実に気づけないままだ。

大衆ではなく、民衆を、民衆をさらに自立する市民に、それは教育の力だ。

一人一人の教育者の自覚が、未来を開くと信じる。



by eric-blog | 2019-04-27 10:54 | □週5プロジェクト2019

福音の実り 互いに大切にしあうこと 本田哲郎対談集

福音の実り 互いに大切にしあうこと 本田哲郎対談集

誉田哲郎、浜矩子、宮台真司、山口里子、M.マタタ、オリエンス宗教研究所、2016

3303冊目


わたしなど、様々な社会運動の中核にクリスチャンがいるなあと思っているのに、本田さんは「政治家や文化人などを見渡していると、ロクでもない人に限ってクリスチャン」54と見えているのだそうだ。


その中にあって、ポーンと出てきた浜矩子さん。アベノミクス批判の鋭さ、政治は再分配にこそ意味があるのだという提言など。すっきり! なのだそうだ。


山口里子さんはフェミニスト神学研究者。このところのERICでの共通語、「かわいそう」の真相に連なるような「憐れむ」ではなく、共感共苦なのだという。

「さん」づけ宣言も好きだ。108


本田さん自身はキリスト教ではなく、「福音」を伝えることが大事だという。宗教の色分けや、宗教がすでに抱えているものから「福音」そのものを切り離す試みだ。


『釜ヶ崎と福音  神は貧しく小さくされた者と共に』、岩波書店、2006


どの宗教に属したからと言って、福音を生きることができるのかと、この本では問う。


富と権力の恩恵を受けている人たちが、自分から進んでその座を降りることは、あまり期待できません。社会の仕組みとしてその座が位置付けられているため、自分たちの目には当たり前なこと、自然なことにしか映らないからです。抑圧され、貧しく小さくされている人たちの側から見ることができるようになって初めて、それが正義と公平に反することであったと気づくのです。

ですから、貧しく小さくされた人たちは彼らときちんと対決することによって、その座が不正な者であることを指摘し、彼らに分からせるようにはたらきかけることが親切なのです。189


座そのものをなくしてしまうためです。(イザヤ586節参照)189


座とそれを支える仕組みを壊す闘いに参加すること。190


自分が持っているものを捨てるのではなく、持っているものを有効に活用して、彼らの願いの実現に協力することです。 (マタイ1921節他)


真の連隊への四つのステップ

1. 痛みの教官から救援活動へ

2. 救援活動の行き詰まりから構造悪の認識へ

3. 社会的・政治的行動へ

4. 単純な「弱者賛美」から真の連帯へ


ここでも「あわれみ」について次のように言います。

こちら側の優位性、安全性が前提になっている。しばしば軽蔑の思いが潜んでいる。

聖書では「はらわたを突き動かされて」と表現されているらしい。196


貧しく、小さくされてきたイエスだからこそ、「痛切に感じるままに、同じように辛い思いをしている人たちに支えられながら、思うことを堂々と口にしていく。そういうイエスは、社会の大勢を占める、きちんと律法を守り、そこそこ豊かな生活をしている人たちから見れば、実に鬱陶しい限りの存在です。131

・・・そして呪われた犯罪者として十字架の上で殺されていく。


神は決して高みから見ているのではない。

「弱いものを塵の中から起こして、乏しいものを芥の中から高く上げる」(詩篇1137) 133


本田さんは言う。「貧しくなんかないクリスチャンたちが、なんでわたしも貧しい者の一人です、小さき者ですと言いたがるのでしょうか?」と。60


キリスト教という宗教が絡め取ってしまった、体質化してしまっているものを、本田さんは、糾弾する。イエスがファリサイ派を糾弾したように。既存の宗教や律法を糾弾したように。そして、福音を、と主張する。


この人の翻訳した聖書を読みたい。



by eric-blog | 2019-04-27 10:53 | □週5プロジェクト2019

不安な個人 立ちすくむ国家

https://anond.hatelabo.jp/20170521174022

とりあえず、収集。

by eric-blog | 2019-04-26 15:53

三文字の英単語で、単母音、二重母音、長母音をマスターする!

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by eric-blog | 2019-04-22 14:37 | ◇ブログ&プロフィール

漂流夫婦、空き家暮らしで野生に帰る。

漂流夫婦、空き家暮らしで野生に帰る。

檻之汰鷲(石渡のりお・ちふみ)、ファミリーズ、2018

3302冊目


愛知県津島で、空き家のオーナーが「負動産」である空き家を回収して誰かが住まないかと、考えている所に、五カ国を巡り歩いていた石渡夫婦が出会った。

移住者を募り、協力者も現れ、進みだしたプロジェクトだったが、突然中止に。54


道を失いつつも、空き家への思いを捨てられず、漂流することに。


昔ながらの家を改修することは、生きていく技術を身につけること。総持ちと呼ばれる木組みは、現代の強度計算にはかからない構造。


空き家改修プロジェクトからアイデアはどんどんと広がり、今は、北茨城の旧有賀邸を改修し、そこにアーティストが移住して暮らしの中からアートを生み出すプロジェクトもやっている。

http://www.city.kitaibaraki.lg.jp/docs/2018022200061/


自分たちの手で暮らしを作り出していた知恵も、空き家や古家を訪ねて、その息を吹き替えさせる中で、見えてくる。「かつての暮らし方を採取する」


そのように空き家から空き家へと漂流している彼らを見て、「海賊」と呼ばれた人たちのことを教えてくれた人がいた。174


魚が釣れるからお米なんかが少しあればいい。だから年貢を納めなかった。すでに自分たちは十分豊かに暮らしているんだから、税金を払うために働くのを拒否した。そのような人々のことを「海賊」と中央は呼んだのだ。


国家による束縛を逃れた九鬼水軍の物語。


日本全国の空き家には、歴史とその土地土地の風土と暮らしが詰まっているのだ!



by eric-blog | 2019-04-19 13:23 | □週5プロジェクト2019

GPWU2019第2回

GPWU20192

2019418


第一回 参考文献キーワードリスト

  • λ対立から学ぼう、ERIC
  • λ正義論、ロールズ
  • λ白熱教室、サンデル
  • λワールドスタディーズ、ERIC 「教室の中の世界とのつながり」
  • λESD持続可能な開発のための教育
  • λ地球サミット
  • λコンピテンシー


第二回 参考文献キーワードリスト

  • λ生命40億年の歴史
  • λもしも地球が一つの村ならば
  • λ富の配分、シャンパングラス
  • λ西洋の正義、日本の正義
  • λ上野千鶴子
  • λ意識をデザインする
  • λポスト・ヒューマン
  • λ川田順造、無文字社会の歴史、声、アフリカの声
  • λ読むことの歴史 ヨーロッパ読書史

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by eric-blog | 2019-04-19 08:24 | □研修プログラム

意識をデザインする仕事 「福祉の常識」を覆すピープルデザインが目指すもの

意識をデザインする仕事 「福祉の常識」を覆すピープルデザインが目指すもの

須藤シンジ、阪急コミュニケーションズ、2014

3301冊目


意識のバリアを社会デザインで変えていく。


モノ

コト

マチ


デザインを変えるだけで、障害者とか健常者とかの垣根のない関係ができる!


医療向けだった「ウォシュレット」が、今や一般家庭の7割にまで普及している現実。一般の人が欲しがる製品になったことで、医療用に必要な人にも安価でバリエーションのある提供が可能になったでは無いか。


眼鏡だってそうだ。ダサい「ガリ勉くん」のイメージなど、今は払拭されている。


障害者用の靴がかっこよくなれば、それを欲しがる健常者も生まれるかも? だって、高機能なんだもん。


コト=体験やイベントも変えられる。


視覚障害者と一緒に楽しむ映画鑑賞会。


マチ=都市の価値を高める視点=ダイバーシティ、多様な人が交流できる、出歩けるまち。そのような街であることのプライドがさらにまちを育てる。


ファッション、デザイン、エンターテイメント、スポーツ。



by eric-blog | 2019-04-16 15:03 | □週5プロジェクト2019

TEST in 大阪 2019

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これまでにTESTに参加されたみなさんへ


今年のGWは10連休ですね

私はリフレッシュと学びのweekにしたいと、計画を立てております。


角田さんに連絡を取り5月3,4日で恒例のTEST in大阪を

開催出来る事になりました。

会場は栗本知子さんの勤務先の「あおぞら財団」です。


角田さんとみなさんとの学びの場から

自分自身を振り返り気付きを得られることが、

今までのTESTに参加しての私の成果です。

今年も新たなスタートとして学び合いたいです。


1日目夜もご一緒してもらえる人がいれば、

食事の場所も設定したいと考えています 。

そちらも是非ご参加下さい


よろしくお願いします


(2019連絡担当 橋本麻美)


詳細は下記のリンクからご確認ください。

https://ericweblog.exblog.jp/iv/detail/?s=239219230&i=201904%2F15%2F68%2Fa0036168_17063451.jpg


問い合わせ・申し込みはERICへ。

tel: 03-6304-1991

fax: 03-6304-1992

Eメール  eric1@eric-net.org


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TEST in OSAKA

連絡担当:栗本敦子

<test.in.osaka@gmail.com>



by eric-blog | 2019-04-15 17:06 | ◎TEST 教育力向上プロジェクト

気候変動をどう教えるか

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by eric-blog | 2019-04-15 12:23 | ☆よりよい質の教育へBQOE