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ローマ法王に米を食べさせた男 過疎の村を救ったスーパー公務員は何をしたか?

ローマ法王に米を食べさせた男 過疎の村を救ったスーパー公務員は何をしたか?
高野誠鮮(じょうせん)、講談社、2012
2408冊目

名前からなんとなく推測できるように、お坊さんである。
そして、最初は嘱託のような関わり方で、羽咋市の職員になった。

いろいろあって、大活躍が始まったのは「神子原地区」みこはらと読む棚田の地域。誰もが出身であることに誇りを持てなかった地域。

なりたい自分たちを演じるドラマから始める。地域を人体とおなじに考える「人体主義」。

・利益が直接農家にいくシステム。
・農作物の地域ブランド化。
・直売所、加工所、など。付加価値と雇用の創出。

神子原という名前が、「神」と関わるのが幸いした。米を天皇にも売り込んだ。断られる。法王に売り込んでみた。返事が来た。

すべて「事後承諾」でどんどん動くという条件で、市長とタグを組めたのも良かった。県庁から出向していた上司は驚いた。

学生を受け入れる民泊もやった。旅館業ではなくやるのに、工夫が必要だった。

フレンチの巨匠にも食材を使ってもらった。やってきた代理人は土の質をなめて確認した。一流は違う。

カフェも開いた。

情報作戦も面白い。が、次に続く人はいるのかなあ。
by eric-blog | 2015-12-17 15:36 | ■週5プロジェクト15

永続敗戦論 マンガでわかる

永続敗戦論 マンガでわかる
白井聡原作、岩田やすてるマンガ、朝日新聞出版、2015
2407冊目

永続敗戦論:戦後日本の核心、白井 聡、太田出版;東京 2013.3
の漫画版。

わかりやすい!

今日、IWJでインタビューがある。こちらもぜひ見よう!

【Ch1】17:00~「岩上安身による京都精華大学専任講師・白井聡氏インタビュー」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
※「岩上安身による京都精華大学専任講師・白井聡氏インタビュー」を中継します。
見逃した人にも、録画があるよ。

日本は敗戦した。

敗戦したことの責任者らは「東京裁判」にかけられ、「公職追放」された。A級戦犯は処刑されるかもしれない。どんな追求を受けるとも知れなかったし、BC級戦犯は公職にはつけていなかった。わたしの父親のような19才で志願して、戦場で終戦日を迎えたものでさえ、戦後は教員になることはできなかった。

その状況を変えたのが「東西の対立」である。反共体制に日本を組み込むために、米国がとった政策は、戦前の支配層の急速な復活と共産主義支持者拡大の阻止であった。1951年、戦後6年にして、事態は急展開したと言える。A級戦犯の岸信介すら、復帰できたのだ。サンフランシスコ条約を文字通り読んでも、第11条のどこに公職への復帰が可能だということが言われているのかわからない。米国のお目こぼし、さじ加減で戦後日本の支配層は決定されてきたのだ。

そして、日本が地政学的な位置としては米ソ対決のフロントではなく、補給基地的位置にあったことが、経済発展につながり、そして、経済大国となったことがアジア蔑視にもつながった。

一方、韓国、台湾は前衛であったがゆえに民主主義から遠ざけられていた。

なんという歴史の皮肉。

低成長を運命付けられている新自由主義体制の中では、ゼロサムゲームの奪い合いが起こる。122

親米保守が利権の恩恵にあずかり、国民の多くが収奪される体制へ。

米国からの横やりで北方領土問題も解決できない。

いまの対米従属支配層では、日本は国民のための政策へと舵を切ることはできない。

対米従属でない国など存在しない。
日本の特殊な、奇妙でゆがんだ権力のあり方が問題なのだ、と、あとがきで白井さんは原典を読んでほしいと言いつつ、問題提起する。

確かに、わたしも読んだんだけどねぇ。わからんかったあ。

問題提起はわかった。ではどうすればいいのか?

民主主義の実践あるのみか?

知りたいので、今日のインタビューが楽しみだ。
by eric-blog | 2015-12-17 14:34 | ■週5プロジェクト15

半農半Xという生き方

半農半Xという生き方
塩見直紀、ソニー・マガジンズ新書、2008
2406冊目

農業や林業など、自然の再生産から何かを取り出す産業は、基本的に「再生可能な資源」を活用するものである。それを化石燃料などで促成しようとしたり、大量生産につなげたりするのは、農林業がいまの「化石時代」から「金融時代」に入ってしまった時代の生産性に追いつこうとするためである。

それはできない相談なのだ。自然の再生産率は5%程度。森林の成長も、水産資源も、さまざまな違いはあるけれど、大きく見積もりすぎない方がいい。それでも、「成長率」はあるのだから。

そして、いまの時代、その「儲からない」農業だけで生き延びるのは、自然界へのストレスになる。もともと百姓というのは「百」の「かばね」の人だから、長らく農業生産以外の商品作物、換金作物、付加価値による現金収入の道を持ってきていた。

それを積極的なライフスタイルとして提唱しているのが、この著者だ。
http://www.towanoe.jp/xseed/
わたしみたいな言い方をしてしまうと、世界に何も新しいものはない。ま、それが年をとるということだろうねぇ。

しかし、再帰的な時代であるからこそ、魅力的な、再評価的なネーミングが、よい実践には求められる。参加型学習だって、「アクティブ・ラーニング」って呼んだ方がいいでしょう?

この言葉どの出会いは星川淳さんの「半農半著」からだそうだ。

さらに、「半農半X」な生き方は、全人的な生き方にもつながる。なんと、川喜田二郎さんの『野性の復興』からの引用だ。

里山ねっと・あやべ
など、かかわったプロジェクト多数!
http://ayabesatoyama.net
by eric-blog | 2015-12-16 11:44 | ■週5プロジェクト15

インクルーシブ・デザイン 社会の課題を解決する参加型デザイン

インクルーシブ・デザイン 社会の課題を解決する参加型デザイン
ジュリア・カセム、平井康之他、学芸出版社、2014
2405冊目

「デザインは、人々が社会参加できる、つまり「インクルージョン(包摂)」するためのツールであって、社会参加できない、つまり、「エクスクルージョン」(排除)するものであってはならないという目標がある。」ジュリア・カセム

大量生産、大量消費、大量破壊の時代に、売れることのみを目的とすることで「この程度でいい」というデザインを生み出してきた。

脱成長の時代のなかで、デザインを社会にとって意味のあるかたちで葉点させていこうとする運動である。196

11章「地域型仮設住宅ピースハウス」を書いている桑原あきらさんは三つのデザインイノベーションを提唱している。
1. 心理的満足度を満たすデザイン
2. 生理的満足度を満たすデザイン
3. 質的満足度を満たすデザイン

加えて4番目に「Design for Process参加する満足度を満たすデザイン」!

このコンセプト、まさしく、ERICが「プロセス・ファシリテーター」と言っている実践だよねぇぇぇ。

桑原さんは、林野庁の地域材供給倍増事業、国土交通省の地域型住宅ブランド化事業でも、そのデザイン開発に地域住民参加型のコミュニティ・ワークショップ・プログラム(CWP)を導入して欲しいと提言している。193

調べる
みつげる
試す
つくる
使う

こども×くすり×デザイン

とか。

デザインプロセスの「発見」「定義」「開発」「
実現」

あざみのアートフォーラムを当事者とともに作る。「視覚障害者は歓迎されていないんじゃないかと思っている。では、welcomeメッセージを出したらどうか?」いいねぇ。

RCA ロンド・カレッジ・オブ・アーツ、IDEO
などが取り組んでいる、先進的に試みが紹介されている。

やっぱり、理念が必要だよね。

視覚障害、身体障害などの課題に応える「参加を推進する」デザインを、当事者の参加ですすめるデザイン・ワークショップ。楽しそうだなあ!

仮説生成型プロセスのインクルーシブ・デザイン
仮説検証型プロセスで7 原則によってデザインを検証するのに向いている。

うーーん、おもしろい。もっとないかな、こんな本、こんな試み!


ジュリア・カセムさんの本がおもしろいね。
http://www.kyotodeasobo.com/art/kotoba/2014/02/08.html#.Vm-YbxFa7Zs

わたしがやりたいことは、教育を通して「インクルーシブ・デザイン・オブ・マインド」を探り、作り出し、試みることかな。

このようなデザインも、そのデザインを支持する人々の存在が欠かせないんじゃないかなあ。
by eric-blog | 2015-12-15 13:34 | ■週5プロジェクト15

ニッポンの貧困 必要なのは「慈善」より「投資」

ニッポンの貧困 必要なのは「慈善」より「投資」
中川雅之、日経BP、2015
2405冊目

あとがきに言うように、著者自身が貧困対策とは慈善なのではないか、倫理や善意で取り組むものと考えていたものが、貧困対策に取り組んでいる現場を取材する中で、社会的な投資としての貧困対策という考え方に変わったのだと言う。240

しかも、貧困対策にカネは必要だが、人も必要だという。それは「関係性」の貧困もまた、貧困の大きな問題だからだ。

人は人同士の関係性の中で暮らしている。必要なのはカネと人のつながりの両方だ。

「企業の合理化によって「安定雇用」が崩れ、核家族化の拡大で「家庭内の助け合い」が薄れ、財政の窮乏で「社会保障」も揺れている。貧困の防波堤だったこれらの機能が弱体化したことで、個人は孤立し、困窮しやすくなっている。」241

厚労省が公表している相対的貧困率は16.1%、年122万円に満たない人の割合である。1985年の12%から一貫して増加。23

2000万人。
にもかかわらず、目視調査によるホームレスの数は2015年、調査開始以来最小、全国で6541人である。「見えにくくなった貧困」がそこにある。23

貧困に陥る原因を著者は7つあげる。

1. 老後の資金不足
2. 非正規雇用
3. 精神疾患
4. 一人親
5. 親の介護
6. 教育費膨張
7. 事故、病気、倒産、リストラ

これらのリスクが自分だけではなく、親兄弟、配偶者、子供につきまとう。32

生活保護費は過去最高。161万8196世帯、4兆円近くにのぼる。

2009年に3兆円を突破したばかりなのに。1977年には1兆円。2000年に2兆円。1990年以来の増加率はうなぎ上り。

貧困者の頼る先が、NPOなどが運営する無料低額宿泊所、刑務所、貧困ビジネスなどだ。それらの取材を通して著者は貧困の背景に構造的な社会的課題があるのではないかと、取材をすすめることになった。

「教育ゲーム」と著者が呼ぶ貧困の原因へと。

教育投資が報われない。

日本はOECD加盟諸国28カ国中4番目に教育費の家計負担が高い。30%超である。親の所得が学歴を決める。東大生の親の7割が年収750万円以上。大学格差も所得格差と直結だ。54

奨学金を受ける学生も増えている。そして、結果自己破産になる例も。56

大学在籍者285万人。

ものづくりの工場や介護などの現場は人手不足。前者は日本人が来なくなったこと、後者は低賃金。国内の人材の生産性が低下している。66

そして、貧困を生み出すものの二つ目が女性と家族のあり方だ。
女性に対する企業社会の受け皿葉小さい。そのためにシングルマザーなどが貧困化しやすい。出産、子育てというエネルギーをかけることも求められる。地方から出てきた場合には親の協力も得られにくい。しかし、職は都会にしかない。

四章五章は改革編。
ドヤ街での取り組み、そして貧困への投資。「働きやすい職場」への取り組みなど。

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行政は、負けている?

簡単な答えはない問題だが、冒頭に言った「人とカネ」の両方の車輪がなければ、前に進まないね。
by eric-blog | 2015-12-15 12:16 | ■週5プロジェクト15

最高のスピーチ 「チャプリンの独裁者」

最高のスピーチ 「チャプリンの独裁者」

http://ameblo.jp/yayat28/entry-11086551854.html

【オリジナル】チャプリンのスピーチ
https://www.youtube.com/watch?v=WibmcsEGLKo
【日本語字幕】
https://www.youtube.com/watch?v=RzTmkoR6mMQ

どうしても気になるところだけ、変えました。でも、字幕のつくり方の勉強になりました!


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by eric-blog | 2015-12-13 15:40 | ◇ブログ&プロフィール

This Changes Everything上映会に向けて

This Changes Everything上映会に向けて

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http://www.theguardian.com/business/video/2015/mar/06/this-changes-everything-naomi-klein-oil-video

http://thischangeseverything.org/book/

上映会の案内

http://kokucheese.com/event/index/360961/?fb_action_ids=1068484023182720&fb_action_types=og.likes


ナオミ・クラインは『ノー・ロゴ!』で国際デビューしたジャーナリストだ。

有名商品がどのように売り込まれていくか。
ロゴなんか要らない。
http://ericweblog.exblog.jp/3291838/
それは商品だけのことではない。政治家だって「ブランド戦略」だ。
わたしたちは「売り込まれる」時代にいる。消費の時代。
消費するためのお金のために働く時代。

ナオミ・クラインの告発第二弾は衝撃的だった。
そして、3.11によって、わたしたちも惨事便乗型資本主義の正体を見た。
いや、いまも続く、わたしたちが目撃しているものは「惨事便乗型政治改革」である。緊急事態の名の下に個人情報が把握され、官僚の裁量が拡大し、安全保障関連法が整備され、民主的意思決定の手続きが無視される。
いま、わたしたちは惨事便乗型復興推進と経済政策と政治改革のトリプルで目撃している。

ショック・ドクトリン 惨事便乗型資本主義の正体を暴く
ナオミ・クライン、岩波書店、2011
http://ericweblog.exblog.jp/18813065/

気候変動だけではない。「原発は安全です」「プルトニウムは飲んでも大丈夫」などと科学者から刷り込まれてきた日本に生きるわたしたちは、いやというほど知っている。科学はクソだと言う人々も、これが科学だという人も、言うことを丸呑みにしてはいけないことを。

御用科学とブランド戦略が出会うところ、それが原子力ムラだ。

いまの化石燃料文明に警鐘をならすのは、当然の帰結だと言える。

わたしが尊敬する三人の女性独学研究者。

スーザン・ジョージ、ヴァンダナ・シヴァ、ヘーゼル・ヘンダーソン

スーザン・ジョージは『なぜ世界の判断が飢えるのか』で南北の経済関係を疑い、ヴァンダナ・シヴァは『生きる歓び』で近代科学を批判、そしてヘーゼル・ヘンダーソンは『地球市民の条件』でいまの社会がなりたっているベースにある自然資本の限界を指摘する。

そうなのだ・1990年代、地球サミットが開かれた頃には、わたしたちは定常経済に移行していく必要に合意していたのではないか。その合意が覆されたのが際限なく広がる「金融」世界の発見だったと思う。

まるで「新大陸発見」のように、パイオニアたちは無軌道である。

この映画は、先住民に対する同情からではなく、わたしたちの足下をゆるがすものとしての「地球温暖化」に警告を発している。

大切なのは科学する心を育てる教育である。そして科学的議論ができる力を身につけること。

**************
世界を騙し続ける科学者たち
ナオミ・オレスケス、エリック・M・コンウェイ、楽工社、2011

■地球上で破滅したのは石油文明だけではない。

『森と文明』は、人間がいかに森林を過剰に開発し、そのために文明の拠点を移動せざるを得なかったかを描き出している。
http://ericweblog.exblog.jp/1569261/

森の文明の栄枯盛衰といまの石油文明の栄枯盛衰が異なるのは、石油文明は、確かにその恩恵を享受するのは一地方だが、その結果を引き受けるのは地球全体というところだろうか。

■上映会視聴後プログラム

1. 自己紹介 A3にじっくり感想を描く
2. カクテルパーティ(人数による)
3. 深めるポイントの洗い出し(白板)「知っていること・知りたいこと」
4. 分析の枠組みを決定してグループ作業
5. 共有
6. ノートテイキング

◇必要なもの
➢プロジェクター&スクリーン (事務所備品)
➢TCEスクリプト (人数分) 40ページほどになる
➢白板 (事務所備品チェック)
by eric-blog | 2015-12-12 15:23 | ◇ブログ&プロフィール

暴力の芽 児童養護施設の取り組み

暴力の芽

『対立から学ぼう』のテキストでも、「対立は芽のときに気づくこと」が大事だと言う。

『対立から学ぼう』(p.53)に「対立における怒りの扱い方」が紹介されています。
少し、まとめ方を変えてみました。

1. 怒りの徴候をキャッチする。
2. 気持ちを落ち着かせる。
3. 何が怒りの引き金になったか、ふりかえる。
4. そこからわかったこと、学んだこと、次に役立てたいことは何か、考える。

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『対立から学ぼう』のテキストの補足としてつくった『対立は悪くない』に、著者を招いて行ったグローバル・セミナーで紹介された「怒りの感情が激化する」図を収録しています。

この図を使って説明されたことは、「刺激」すなわち「怒りの引き金」から身体反応が現れるまで「5秒」あるということでした。

その5秒の間に、さきほどの「怒りの扱い方1,2」を実践するということです。


【怒りの徴候を感じたら、「落ち着け」を思い出そう!】
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・怒りがからだに「起こり」出すまでに5秒あります。
・何があなたの「怒り」の火付け役ですか。
・落ち着くのに有効な方法は、あなたにとってはどれですか?
➢数を数えたり、他のことに意識を向ける。
➢ゆっくり深呼吸。
➢「大丈夫だよ」と自分に語りかける。

大事なことは「わたし」を意識化すること。自分が何によって「怒り」の刺激・引き金になるかを知りましょう。

■クワイエット・タイム

大人もそうですが、「激しい感情」は扱いにくいものです。「芽」の段階で気づくこと、そして、その感情を大切にすることができることは、感じなくなることではありません。

激しい感情は「悪」ではありません。そのことは、間違えないようにしなければ、感情を否定するかのようなメッセージになってしまいます。

「激しい感情」にまでなってしまったら、こんな方法があると、『前向き子育て』は教えてくれます。

◎子どもの発達を促すための10の技術と問題行動に対処する7つの技術。
問題行動は無視する、焦点を当てない。クワイエットタイム、タイムアウトなど、反省の時間をとるなど。

http://ericweblog.exblog.jp/15143658/

・ポジティブ・ディシプリンとしても、紹介されています。基本はいずれも同じですね。
http://ericweblog.exblog.jp/17800069/
■自分を、他者をCareすることを学ぶ
人への共感は、仏教のいうところの「慈悲心」なのだと、仏教学者であるジョアンナ・メイシーさんが気づかせてくれました。

環境教育者のジョン・フィエン氏も、いま大切なのは「careすること」を学ぶことだという論文を書いています。

http://ericweblog.exblog.jp/18988625/

■東京新聞 2015年12月9日、10日、11日の連載「暴力の芽」
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by eric-blog | 2015-12-11 12:47 | ☆アクティビティ・アイデア

ルポ居所不明児童 消えた子どもたち

ルポ居所不明児童 消えた子どもたち
石川結貴、ちくま新書、2015 
2404冊目

学校からも行政支援からもこぼれ落ちる子どもたち。

1961年の調査開始から2014年までの54年間の累計で24000人の居所不明児童がいたと、文科省の学校基本調査をあたった著者は言う。年では2-300人から1400人とさまざまだが、2009年から激増している。048

個人のライターでしかない著者ができる調査には限界がある。と著者は言うが、学校や行政ができる追跡調査にも限界がある。

マイナンバー制度は、このような子どもを救うことにつながるのだろうか。

国民総背番号のように実施をあせらず、まずは学校児童から始めれば良かったのに、とすら思う。ま、そんなことのために制度をつくるとは思えないけれど。しかも、そのために使うとも思えないけれど。

学校の忙しさもまた、トレイサビリティの難しさに拍車をかける。

居所不明になるような子どもは、家庭が複雑だ。学校に行っていても「問題児」扱いでしかない。どの担任も、そんな子どもは抱えたくないのだ。

児相もかかえているケースで手一杯となると、誰が責任を持つのかとなる。

子どもの四つの権利、生存、保護、発達、参加というのは、家族という前提でなりたっているのだということを思い知らされるね。
by eric-blog | 2015-12-11 10:06 | ■週5プロジェクト15

キレない子ども 集中力のある子どもに育つ 脳をきたえる「じゃれつき遊び」

キレない子ども 集中力のある子どもに育つ 脳をきたえる「じゃれつき遊び」
正木健雄他、小学館、2004
2405冊目

「抱きしめ」と「こちょこちょ」

子どもの脳の発達順は、幼児期の「そわそわ型」、小学校低学年の「興奮型」、高学年から中学生の「活発型」へ。

そのような前頭葉の発達に遅れが見られるようになった。P.16
そわそわ型が減っていかない。
興奮型が出て来るのが遅くなっている。

興奮の強さが育つのが遅くなっている。小学校の「荒れ」に。

それを解決するのが「じゃれつき遊び」
前頭葉の動きを活発にするのです。

さつき幼児園での実践。
by eric-blog | 2015-12-09 17:52 | ■週5プロジェクト15