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国際理解教育と人権アプローチを阻むもの

国際理解教育と人権教育、そして人権アプローチを阻むもの
Rights Based Approaches

人権の原則
(国連諸機関の「共通理解」)
1. 人権についての原則
 ◇普遍性
◇非剥奪性
◇不可分性・相互依存性
2. 人権に基づく原則
◇非差別・平等
◇参加・包含
◇説明責任・法の支配

人権アプローチとは何か?  
1990年代から開発、援助において方向性があきらかになってきたこと。 問題解決において以下のような方向性を持つ。
○人間の尊厳=人権の基本となる価値観
○非差別の原則 および格差の是正につながること。(平等)
○一人ひとりの自己決定や選択が尊重されること。(自由)
○BHN基本的ニーズ・アプローチから、権利の実現するためのアプローチへ
○対象を「権利を持つ主体」としてとらえること。
○潜在的な能力を十分に発揮できるように,人権の実現へ向けたエンパワーメントの過程を推進すること
○権利の実現について履行義務を負う政府やコミュニティへの働きかけも考えられていること。
○権利の実現を可能とする社会的,経済的,政治的,文化的な変革を進めていくこと
○国民が主人公である民主主義の国では、国家による戦争によって被った犠牲者の救済が行われる。
○歴史、文化、伝統を理由に差別を正当化することがあってはならないこと。

http://d-arch.ide.go.jp/idedp/KKC/KKC020700_009.pdf
http://www.hurights.or.jp/archives/newsletter/sectiion3/2008/01/--.html
http://www.jacses.org/sdap/event/zinken050125_materials/kawamura.pdf
子どもの権利条約 第二条に明記
http://ericweblog.exblog.jp/19933948/

■人権概念の歴史的進化

1. 世界人権宣言 第二次世界大戦中の「国家による大量殺人」の事実→国家を縛る必要がある→「権利を奪う権利はない」ことの宣言
その後「市民的・経済的権利」「政治的・文化的権利」をうたう諸条約へ

2. 黒人解放運動、女性解放運動などの「解放運動」を背景に生まれた「差別撤廃条約」→歴史的社会的伝統的な差別を解消するために「積極的差別是正措置(Affirmative Action)」の手だて→「不平等な条件にあるものを平等に扱うだけでは結果は不平等」
障害者権利条約 2006年採択

3. 子どもの権利条約が明確にしたこと。「生存」「保護」「発達」「参加」の四つの権利=保護は主体性の発揮のために。保護を受けつつ参加する権利。

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『いっしょに考えて! 人権』p.62

■平和の概念と人権の概念の出会い=構造的暴力
第二次世界大戦後の国際社会は「武力による紛争解決は違法」とした。
しかし、「戦争の不在」だけでは、消極的な平和でしかない。どうすることが「積極的平和」なのか? → 人権の尊重 →国家安全保障から人間の安全保障へ

消極的平和から人権尊重の積極的平和へ

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■World Studies 3つの和解
イギリスの開発教育団体が開発し、参加型学習(学習者中心の協同学習的アプローチ)の先駆けとなった『ワールドスタディーズ』。ERICが1989年に翻訳し、セミナーで紹介しました。また、参加型学習という用語も、ERICが使い始めたものでした。
○世界を読み解くための概念を、アクティビティを通して教える。
それがワールドスタディーズの斬新さでした。

10の基本概念
•・相互依存・公平さ・似ている点・異なる点・コミュニケーション
•・協力・力の分配・対立・原因と影響・社会の変化・価値観と信念

イギリスは、ご存知の通り、「世界を分割」し、植民地支配していた旧宗主国です。
そのイギリスで開発された『ワールド・スタディーズ』には三つの和解が埋め込まれています。

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『ワールド・スタディーズ』p.129

○植民地支配の結果としての南北格差
○植民地支配ともからんで奴隷貿易の結果としての人種差別
○女性差別

歴史的文化的社会的につくられてきたこれらの格差や差別の問題を、ワールド・スタディーズはとりあげているのです。

■開発教育・平和教育・環境教育・平和教育は一つ、からESDへ

・人権教育は環境教育、開発教育などと共通する目標、方法を持っている。

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『いっしょに考えて! 人権』p.46
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『いっしょに考えて! 人権』p.48

■教育は、わたしたちの生き残りのためであり、未来のためである。
教育の目的、学習者観、指導者観の変化を伴う。

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『いっしょに考えて! 人権』p.50

■21世紀に入って、国際教育の再評価

21世紀型能力は「基礎力・思考力・実践力」
すべての教育課程において、21世紀型能力を育成、深化させる努力が必要

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「グローバル化時代に求められる資質・能力と国際教育」研究報告会より

■学びの本質 効果的な学習についての理論的進展

「構成主義」「状況に埋め込まれた」「自律的」「協同学習的」

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・学習の本質 研究の活用から実践へ
OECD教育研究革新センター、明石書店、2013

■これまでも「学習」についての報告は積み上げられてきている。
・フォール委員会ユネスコ報告書『未来の学習』ユネスコ1972
・ユネスコ国際教育勧告 1974
・21世紀教育国際委員会報告 学習:秘められた宝ユネスコ1996


RBA 人権尊重アプローチを阻むもの=「社会的・経済的・政治的・文化的」変革を必要とするもの

➢「遅れてきた定着民」
➢日本社会の○△□ 
➢中間団体の全体主義
➢二重差別「しがらみの糸」
➢暴力を正当化するもの
➢既得権側についての理解「無限のカテゴリー」「あなたの属性は有利?不利?」

■「遅れてきた定着民」

『いっしょにすすめよう! 人権』に収録しているこのアクティビティは、塩見鮮一郎さんの『どうすればなくなる部落差別』の「遅れてきた定着民」説から開発したものだ。
中世、まだまだ移動民が多かった時代から、封建領主たちが生産力アップのために農民を囲い込み、居住地・職業・身分の固定化をはかっていった時代に、いちばん最後にやってきた者が、不利な条件で定着していったところから、部落差別が始まったというもの。
どんなコミュニティにもあてはまることです。中間組織の全体主義にも共通する「放っておいたらなってしまう社会」のようなところもあります。

■日本社会の○△□

ホフステッドの『多文化世界』は、世界40カ国を五つの指標で調査して、相対的な文化的傾向を明らかにしています。その中で日本社会の傾向として指摘されたのが、以下のものです。
特徴なぜ「人権アプローチ」を阻むのか?
○均質さを好む・集団主義
△力の格差の感覚が大
□リスクを避ける

■中間団体の全体主義
戦後、憲法で「すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。」ことが明記され、民法も改正されました。男女平等参画については、国際条約があり、国内法「男女雇用機会均等法」が整備されました。
しかし、法のおよばないのが家庭であり、地域社会であるのです。
そのような「構造的な力関係によって人格的な隷属を引き起こしやすい社会領域(学校、職場、家族、地域社会、宗教団体、軍隊など)」を中間組織と呼んでいる。そして、そこに生まれる「全体主義」がいじめの構造だ」
「自由な社会を維持するためには、構造的な力関係によって人格的な隷属を引き起こしやすい社会領域(学校、職場、家族、地域社会、宗教団体、軍隊など)に対して、個人の自由と尊厳を確保しやすくするための制度的な介入のしくみをはりめぐらす必要がある。」p.207

■二重差別「しがらみの糸」を理解する
差別を受けている人々が、差別的な視点や価値観を自分自身の中に取り込み、自分が自分を差別すること。それは「学習された無力感」でもある。
・自尊感情が低い。
・自己主張できない。
・自信がない。
・自己決定できない。
・責任をとれない。

■暴力を正当化する論理に取り込まれる
暴力は人権侵害です。にもかかわらず、つまり、人が殴られていたり、いじめられていたり、自己決定が侵害されていたりしても、なんらかの理由があれば暴力を「正当化」する心理が働いていると言います。
・敵だから ・悪者だから ・先にやられたから ・脅威にさらされているから
・救わなくてはいけないから ・相手は狂っているから ・危険だから 
・野蛮だから ・劣っているから ・言うことを聞かないから
・汚い、不潔だから・やむを得ない犠牲だから・命令されたから

■差別のある社会で「既得権」を得ている側の無自覚

差別のある社会には、差別する側の「既得権」が存在します。痛みを与える側は、痛む側より、無自覚であることがほとんどです。あなたの属性は有利ですか?不利ですか?チェックしてみてください。
➢「無限のカテゴリー」     左側の項目が多い人は、有利に扱われる側です。
➢「あなたの属性は有利?不利?」


無限のカテゴリーの重層的なバランスシート
あなたはどのカテゴリー?
それは単なる違いか、それとも有利不利か?



男女
健常障害
定職無職
地元外様
学卒        中退               未就学
既婚未婚
子持ち子なし      不妊
日本国籍外国籍 無国籍
本籍住所一致別々    住民票無し
夫婦同姓夫婦別姓  同棲
嫡出子非嫡出子
婚内子婚外子
昇進トップ人並み  遅れ
登録婚事実婚  不倫
持ち家借家   ホームレス
世襲制の職業家族が職の保証につながらない      支援なし
縁故有り縁故無し
ホワイトカラーブルーカラー
大人未成年 子ども
両親あり片親  孤児
芸達者無芸
音楽できる音痴
スポーツ万能へた
年収高い 年収人並み 無収入
健康病気
右利き左利き


わたしたちは無数のカテゴリーで分類可能な存在です。
どのカテゴリーに「上下」を感じますか。
どのカテゴリーが固定的で、本人の努力では変えることができないものだと思いますか。
固定的で、逸脱を許さないもの、しかもそれが有利/不利につながる違いが差別です。

差別につながるカテゴリーを語ることが許されるのは「手だて」を考えようとするときだけです。

■「あなたの属性は有利?不利?」
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by eric-blog | 2014-09-14 09:07 | ☆よりよい質の教育へBQOE | Comments(0)

国連人権勧告を受け入れ、国内法の整備および改善の取り組みを!

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by eric-blog | 2014-09-13 10:52 | ◇ブログ&プロフィール | Comments(0)

フード・マイレージ教材の開発

すでに、ホームページなどが入れ替わっているようです。
以下をご参照ください。
「フードマイレージ資料室」http://members3.jcom.home.ne.jp/foodmileage/fmtop.index.html

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フード・マイレージ教材の開発

ERICでは御紹介のFFC以外に、『地球のみかた』でも扱っていますし、PLT PreK-8ガイドのIndex5テーマ別関連アクティビティを見ると「#12侵入種、#13わたしたちはみんな木が必要だ、#15わたしのお気に入りのもの、#16植物をとって下さいな、#17森で働く人々、#49熱帯のトリーハウス、#92ライフスタイルを見直そう」などが挙げられています。
レッスンバンク「食べ物を通して考える」Food for Thoughtsは、ZPGが開発した『地球のみかた』の補足アクティビティで、パメラ・ワッサマンさんが研修で使ったものを訳しました。食糧や資源の配分の南北格差を学ぶアクティビティです。
最近ではフード・マイレージやエコロジカル・フットプリントなど、自分たちのライフスタイルを見直す方向での新たな取り組みが広がっています。南北格差に焦点を当てただけの1990年代の学びが発展してきたのだと思います。
最近の食育、食農教育の流行との関連を期待してレッスンバンク「食べ物を通して考える」を活用してみたら、それらの観点がまったく入っていなかったと指摘を受けました。
新たなアクティビティやプログラム開発のアイデアは、そのような御指摘から生まれます。
現在、次のような「フード・マイレージ」のアクティビティ化を考えています。今後のレッスンバンクに御期待ください! そしてまた、さまざまなアイデアや御指摘を今後もお寄せいただけるとうれしいです。

「わたしの「食」を見直そう!」
1. 週間マイレージ表に、自分自身のフードマイレージFM、エコロジカルフットプリントEFPを記入する。
・フードマイレージFM、エコロジカルフットプリントEFPはインターネットでチェック出来る
2. FM+EFPが大きいものは何だろうか。それらをBQOL, better quality of lifeの方向へと転換するためにできることは何だろうか? [二次元軸で考える]

■発展課題
・地域特産はどこまで地域特産か
・歴史的にFM+EFPは大きく、格差はでかくなっている。これからどうなってほしい?
・距離と加工度、廃棄物、など変数を整理して簡単計算表を作ろう。
・国内や海外でFM+EFPが小さいところを探して表賞しよう。その地域やライフスタイルのいいところはどこだろう。わたしたちにその原理原則から学ぶことはできるだろうか。

■参考文献
『地球買い物白書』
『エコロジカル・フットプリント』
食べ方で地球が変わる:フードマイレージと食・農・環境』

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by eric-blog | 2014-09-12 18:25 | ☆アクティビティ・アイデア | Comments(0)

ERIC NEWS 403号 民主主義の学校 第9行 参加型民主主義の手法

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ERIC NEWS 403号 ともによりよい質の教育をめざして  2014年9月14日

 民主主義の学校 第9行 参加型民主主義の手法
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(文責: かくた なおこ 角田尚子
http://ericweblog.exblog.jp/
twitter : kakuta09  FBもやってます。)

9.11は、2001年のニューヨーク世界貿易センタービルなどに対する自爆攻撃をふりかえる日であり、3.11の東日本大震災から何年半であるかをふりかえる日となりました。

国際教育ネットワーク団体の一つであるNIEDが、あえて設立記念日として選んだ日でもあるそうです。11周年、おめでとうございます。

そして、その前日、米国オバマ大統領は「イスラム国」に対する空爆強化を国民に対して演説しました。激しい挑発、そして共和党からの攻撃にもかかわらず、地上戦にまで踏み込めないのは、イラク・アフガン戦争での手痛い体験の記憶が新しい国民からの抵抗があるためです。
http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2014/09/1113_1.php

オバマ大統領は、近隣諸国に協力を呼びかけていますが、反応は懐疑的です。シリアへの介入で穏健派反政府勢力を支援した武器すら、ISIS「イスラム国」などの過激派に渡っているのではないかという指摘もあるのです。
http://jp.wsj.com/news/articles/SB10001424052970204707704580141251443843646

NATO諸国からの協力も限定的です。
http://newsbusters.org/blogs/kyle-drennen/2014/09/08/only-9-nations-join-us-fight-against-isis-nbc-touts-obama-goal-avoid

しかし、「テロ」とは、実行している人々からすれば「怒り」の表現であるはずです。そのことをまったく認めようとせずに、「紛争解決」はあり得るのでしょうか? 

http://ericweblog.exblog.jp/20188208/

イスラエルとパレスチナ
イスラム原理主義過激派イスラム国と米国

対話も交渉も不可能な対立軸は増大こそすれ、解決にはほど遠いいま。集団的自衛権の行使が実現できる体制が整えば、日本もこの対立軸の一方の側の実戦に立つことになります。

国際教育の役割は、未来への希望、相互理解と民間交流の推進、交渉と和解の方法論の習熟と信頼など、さまざまなアクションへの誘いと実践にあるのではないでしょうか?

◆◇◆1. 教育によって共に生きることを学ぶ。◆◇◆

1980年代に開発された『ワールド・スタディーズ』には、三つの和解が国際教育の前提として提示されています。「南北格差」「人種差別」「女性差別」です。テキストでは、これらの課題がアクティビティに取り入れられているのです。植民地支配をしてきた旧宗主国であるUKが、「ワーロッパ諸国による世界の分割」を認め、「南北格差」の現状、「人種差別」の背景を知ろうと呼びかけているのです。

そして、「女性差別」。アクティビティ「誰が何をする?」によって、女男の性別役割の見直しを行っています。

歴史的社会的文化的な背景を伴う「差別」の問題に、真っ向から取り組んで、これからの未来を共に創ろうと呼びかける姿勢がそこにあったと思っています。

国際協力は、「戦争の不在」「国家安全保障」という消極的平和に対して、「人権尊重・人間の安全保障」という積極的平和のための国際社会の取り組みでした。

「DAC(開発援助委員会)諸国によるODAの実施状況を純額ベースでみると、長らくアメリカが世界の1位であったが、冷戦の終結を背景に、1989年に日本がアメリカを追い抜き、その後も1990年を除き、2000年までの10年間、世界最大の援助国となった。しかし、2001年には再びアメリカが首位に立ち、2006年にはイギリスが第2位となり、2007年には、ドイツが第3位、フランスが第4位となり、日本は2009年まで第5位の位置にある。この間、日本はODAの予算を削減し続けたが、欧米諸国は「貧困がテロの温床になっている」との認識に基づき、ODAの予算を増額させてきている。」
http://ja.wikipedia.org/wiki/政府開発援助

軍備費を拡大させることは、人権尊重・人間の安全保障に積極的に貢献するものではありません。それは単なる「力のバランス」のためにするだけのものであり、結果的には世界の不安定化に貢献するだけなのです。

「武器輸出三原則」の撤廃は、国際平和に貢献するものではありません。
いま、改めて、「貧困」と「格差」が世界の不安定化につながっていること、そのことを知ることで、一人ひとりの行動変容が起こることが、希望なのです。

トルコも「イスラム化」がどんどんすすんでいるなあという感慨を、今回の訪問でも持ちました。女性の服装、そしてどんどん建設がすすむジャーミー、拡声器で流されるコーランの朗誦などです。ラマダンも派手になってきていますよね。

形あるものが商業主義によって拡大し、派手になる一方、「見えないもの」を伝え続けることが、ますます難しくなってきているのではないでしょうか。

あらためて、『ワールドスタディーズ』の「わたしたちのクラスも世界の一部」、「貿易の不公平 海外からの食べ物」などのアクティビティに取り組んでみませんか? 

わたし自身も、「人権研修」で「教室の中の世界とのつながり」を取り入れるようにしています。そこにわたしたちがなぜ「世界の人権」を考えなければならないかへの答えがあるからです。わたしたちの世界はつながっている。つながりのおかげで豊かな生活をしているわたしたちにこそ、行動する責任があるのです。

http://ericweblog.exblog.jp/20170383

人権が侵害されていることへの「怒り」が、攻撃となっていることを忘れてはならないのです。

【推奨アクティビティ】
■食べ物とエネルギー
http://ericweblog.exblog.jp/18224822/
■食べ物の神話と事実
http://ericweblog.exblog.jp/18224849/
■分け前はどれくらい?
http://ericweblog.exblog.jp/20188778/
■国際理解教育で伝えたいこと2013
http://ericweblog.exblog.jp/19173859/



◆◇◆2.  民主主義の学校 第9行 参加型民主主義の手法◆◇◆

民主主義の学校の連載も9回目になりました。

今回の「民主主義の学校」では、「参加型民主主義の手法」についてご紹介したいと思います。ERICの学びの第3期に、学んだ手法もたくさんあります。

いま、なんだか、日本全体が「イライラ」しているように思えます。

それは、いま、大きな「対立」があるからだと思います。そこから来る「イライラ」や「怒り」に気持ちがとても翻弄されている。同時に、慣習的に「お上」になびいて生きるモンスーン型のせいで、「お上」が、あるいは権威がどこにいるのかにアンテナを張っているために、疲れているのではないでしょうか。

そんなことを『怒りの作法』などなどを読んで考えています。
http://ericweblog.exblog.jp/20188208/

いま、日本では、すべての政治的言説が「権力闘争」につながる。

誰かの意見に賛成することは「承認」することになる。「承認」はパワーになる。神なき社会、絶対の承認のない社会で、人間的「承認」は権力につながってしまうからです。

誰かの意見に賛成することもできない。自分の意見を持てるほど、知識がすべてについてあるわけでもない。

どうでもいいや、と投げ出すか、あるいは「強い」側について楽をするか。
『対立から学ぼう』の第一原則「対立は悪くない」。意見の対立があることを前提に、「わたし」を生きること。意見を表明する練習、意見を表明する場づくりが求められているのではないでしょうか。

民主主義を学ぶ。意見の対立があることに慣れること。あきらめずに「トランスフォーマティブな合意点」を探す力を身につけること。民主主義

ヨーロッパ開発銀行や世界銀行が、『参加』のハンドブックを出しています。

http://ericweblog.exblog.jp/20185633/

「民主主義の理想のひとつは、人々の合意や同意に基づいて政治を運営することにある。」


フィシュキンは、民主体制の四大原則について論じています。民主主義は「多数決」だけでは不十分なのです。
「政治的平等」「政治参加」「熟議」「非専制」

http://ericweblog.exblog.jp/17649896/

民主党政権下では、鈴木寛文部科学省副大臣のもと、「熟議」がすすめられました。選挙で25%ほどの得票で政権についた自民党政権は、どうやら熟議をすすめるつもりなど、さらさらなさそうです。これは民主主義ではなく、少数者による「専制」です。

国際紛争について、ミンデルは『紛争の心理学』で「ワールド・ワーク」の取り組みを紹介しています。

「政治的・経済的力に欠け、周縁化されている階級や集団は、そのことを
強く主張しなければ、つねに無視される。政治的・社会的主流派が「上品」で理性的なコミュニケーションの様式を要求するなら、それは無視したいという意思表示のメッセージになる。24」
「抑圧者からも犠牲者からも解放された社会、「深層民主主義」」

いまのわたしたちは「深層民主主義」の実践とは何かを、求めて行く必要があるようです。

「宇宙とはわたしたちである。」

そんな認識が可能になったいま、新しい何かに取り組みだしましょう。

◆◇◆これまでの「民主主義の学校」で学んできたこと。◆◇◆
■民主主義の学校、第一行「法律の制定と民主主義」
http://ericweblog.exblog.jp/19244804
■民主主義の学校 第二行 パブコメを書こう
http://ericweblog.exblog.jp/19249118
■ 民主主義の学校 第三行 政治運動をしよう
http://ericweblog.exblog.jp/19331921/
■民主主義の学校 第四行 一次資料を読む
http://ericweblog.exblog.jp/19548564
■民主主義の学校 第五行 司法への参加
http://ericweblog.exblog.jp/19711126
■民主主義の学校 第六行 改めて人権第一を再確認する
http://ericweblog.exblog.jp/19858947
■民主主義の学校 第七行 アクション・リサーチに取り組もう!
http://ericweblog.exblog.jp/19974206
■民主主義の学校 第8行  民主主義の教育
http://ericweblog.exblog.jp/20087091


◆◇◆3. ERIC経験学習指導の四段階◆◇◆

ERICという略称が、経験学習の段階を説明するのにぴったり使えることに気づいたこの夏。

Experience  体験する
Reflect    ふりかえる
Interpret  解釈する・一般化する
Connect to Challenge and change 行動変容につなげる
前回のニュースで「Challenge and Change」と紹介しましたが、「Connect」の方がいいかなあ、と思っています。
「ESDを通して平和の価値観を育てる」という論文を、Peace As Global Languageグローバルな言語としての平和研究会の紀要に出しました。その中で、価値観を育てる経験学習の方法論としてERICを紹介しました。

http://ericweblog.exblog.jp/20158780

そのとき、「E=体験」の部分が環境・外界との接点であり、「R=ふりかえり」「I=解釈する」が話し合いや抽象的思考など、川喜田二郎さんのいわゆる「書斎」の作業であり、「C」が考えたことを再び実践や外界、川喜田さん的に言うと「フィールド」にフィードバックする段階であることを考えると、「Connect」というのが、どのようにつながるかを本人が選択し意思決定できる余地を残していていいなあと思いました。もちろん、行動変容を願う教育的な目標を持つことを否定しているわけではありません。
前回のニュースで紹介した4As’の考え方もこのCの段階に含まれます。

Experience: hands-on activities which draw real experience, stories, things, existence, feelings, data and knowledge. 
Reflect: Real experiences help every learners to concentrate, but some learners are weak in abstract thinking. So the facilitators need tips for helping them concentrate. Discovery does not come if you are not concentrated. ERIC has 7 tips foe concentration-analysis-discovery; ask questions rather than telling and talking, show how to analyze using frameworks of analysis , limit the time, use numbers, stimulate one sense or skills at a time, share the common rules to do things, set the goals and evaluate, celebrate achievement.
Interpret: From the analysis and discovery, you can draw you interpretation of the world. How it is connected to you, without realizing or without conscious choice or decision-making. Knowing your place in the world, you can make the changes.
Connect: Connections are in 4A’s; awareness, attitudes, actions and advocacy. You can think of change in these 4A’s consciously, and then the learning is “from awareness to actions”.

◆◇◆4. at ERIC主催研修ESDファシリテーターズ・カレッジ2014年度
の日程が決まりました。◇◆

■2014年(平成26年)9月27日28日人権

今月末が主催研修 テーマ「人権」です。ぜひ、ご参加ください。

アクティビティに活用したいので、「人権トリビア」を募集いたします。人権問題についてぜひ知ってほしい豆知識、あなたなら何を選びますか?
それはどんな視点から選びましたか?

トリビアだと思っていることから、一人ひとりの人権を考えたいと思います。

■2014年(平成26年)6月28日29日 国際理解(終了しました。)http://ericweblog.exblog.jp/19968319
■2014年(平成26年)7月26日27日 PLT木と学ぼう・環境(終了しました。)
http://ericweblog.exblog.jp/20045012
■2014年(平成26年)9月27日28日人権
■2014年(平成26年)10月25日26日スキル対立から学ぼう
■2015年(平成27年)2月22日23日スキル未来を学ぼう
■2015年3月(平成27年)予定TEST教育力向上講座


◆◇◆5. 多くを知ることから始めよう! ご案内 ◆◇◆

いろいろな催しがあるのが、秋。まずは知ることから。知らずに考えることはできません。
多くを知るために、ぜひ、お出かけください。

■「異議あり! 8.17 政府広報」 研究者らが緊急会見・シンポジウム 。9 月 15 日(休日)13:30~上智大12 号館203 教室。参加無料。「放射線についての正しい知識を」と題した政府広報(復興庁)には多くの誤りがあります。


■
開発教育ファシリテータースキルアップ講座「実践をふりかえる」2014年9月23日(火・祝)13:30~16:30
富坂キリスト教センター1号館会議室 東京都文京区小石川 2-9-4(地図)
地下鉄「後楽園」または「春日」駅下車徒歩7分
http://www.dear.or.jp/getinvolved/e140923.html

■「性奴隷」とは何か
2014年10月26日(日)14:00~17:30(開場13:30) 
参加費:1,000円(学生、非正規500円)
在日本韓国YMCA9階ホール
(JR「水道橋」東口徒歩5分)http://www.ymcajapan.org/ayc/jp/
pic.twitter.com/iI8NXpsGbo


◆◇◆6. ご寄付のお願い ◇◆
 1989年誕生の参加型学習老舗のERIC国際理解教育センター。
 これまで続けて来られたのも、企画委員、運営委員、理事、テキスト購入者、ファシリテーター育成事業参加者など、みなさまのおかげです。感謝です。
これからもよりよい「指導者育成のための実践」推進のための情報提供、研修プログラムの提供などに努力していきたいと思います。
どこにもない価値を創造し、提供していくNPOとしての活動をぜひ支えて下さい。

◆◇◆ 以下のような活動に「25周年記念」として取り組みました。◆◇◆

■アクティブな教育を実現する対話と共考-ESD的教育力向上を目指して
インタビュー10 本、ブログ http://ead2011.exblog.jp/
■リスク・コミュニケーションを対話と共考の場づくりに活かす
日立環境財団からの助成金プロジェクトおよびテキストの翻訳
 http://focusrisk.exblog.jp/
■PLT Focus on Forest 一部翻訳 「森の健康診断」
ForestHealthCheck.pdf ERICホームページにアップ予定
■PLT大学生ショートプログラム
http://www.eric-net.org/news/PLTForestNova2014.pdf
■Learning to Care
http://ericweblog.exblog.jp/18988618/
PDFはERICホームページ「新着テキスト」より

■平和の文化への道を拓く平和教育 翻訳プロジェクト
http://pepathway.exblog.jp
最終的なネットでの提供は2014.3.18http://www.eric-net.org

■インフォグラフィックス研究会(ERIC主催)

■ゆるキャラ「リカリン」! 

■PLT 『世界の森林』 Forest of the World
これは現在も継続中プロジェクトです。近々、ホームページで提供開始。
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ご寄付先 金融機関
ゆうちょ銀行口座: 
10020-3288381 名義:トクヒ国際理解教育センター(ゆうちょ銀行同士)
◯◯八(ゼロゼロハチ)店008-0328838 名義:トクヒ国際理解教育センター(他の金融機関から)

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  (特定非営利活動法人)国際理解教育センター
ERIC:International Education Resource & Innovation Center

〒 114-0023 東京都北区滝野川1-93-5 コスモ西巣鴨105
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  Eメール   eric@eric-net.org
  blog 「 ESD ファシリテーター学び舎ニュース http://ericweblog.exblog.jp/
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  blog 「リスク・コミュニケーションを対話と共考の場づくりに活かす」
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  blog アクティブな教育を実現する対話と共考-ESD的教育力向上を目指して
http://ead2011.exblog.jp/
  blog 平和の文化への道を拓く平和教育 翻訳プロジェクト
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by eric-blog | 2014-09-12 18:17 | ERICニュース | Comments(0)

国際交流インストラクター キックオフ講演会

NIA140809
国際交流インストラクター キックオフ講演会

国際理解「いのちの旅の仲間たち」

1.国際理解 in 1 minute 「We areいのちの旅の仲間たち」[PPTプレゼンテーション&
http://www.globalcommunity.org/flash/wombat.shtml]
2.
ここまでを事務局で御願いいたします。合計2分程度です。
以下は、参加型で行ないますので、プロジェクターなどの片付け(必要であれば)御願いいたします。

2. 教室の中の世界探検[ペア作業、メモ用紙]
3. 公正さとしての正義[ミニレクチャー]
4. 人権尊重アプローチのコミュニティづくり[4人一組みのグループ作業、メモ用紙、マジック?]
5. 難民の受け入れ
6. 国際交流インストラクターにできること

【資料】
■国際理解 in 1 minute.pptx
■配布資料「人権アプローチを阻むもの」

記録

14:00
1分間プレゼンテーション
教室の中の世界とのつながり探し [ペア]
責任と貢献
四人一組みで理想のコミュニティづくり
一人が「難民」に
一人レポーターを残して、グループをシャッフルして「ふりかえり」
難民受入れ三原則を考える
ノートテイキング
じゃんけんゲーム「頭でわかっていることが、からだでできるようになるまで」
15:00 終了
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by eric-blog | 2014-09-12 18:05 | □研修プログラム | Comments(0)

食べ物を通して考える

■フード・ファースト・カリキュラムより

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■分配の不公平について

もっとも簡便な方法で行われたアクティビティは、参加者から筆記用具であるペンや鉛筆を徴収します。
それを不公平に分配してから、「さあ、いまからテストをします。」と伝えます。

問題は食べ物、エネルギー、お金の配分だけではありません。

「不公平」な状況に対して「怒り」を人は感じるのです。
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by eric-blog | 2014-09-12 13:11 | ☆アクティビティ・アイデア | Comments(0)

8.17 政府広報に抗議するシンポジウム 9.15

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「異議あり! 8.17 政府広報」 研究者らが緊急会見・シンポジウム 。9 月 15 日(休日)13:30~上智大12 号館203 教室。参加無料。「放射線についての正しい知識を」と題した政府広報(復興庁)には多くの誤りがあります。

pic.twitter.com/iI8NXpsGbo

○政府は被ばく被害を過小評価せず被ばく回避に努めよ
   ―― 2014年8月17日付「政府広報」に対する批判
〇期日:2014年9月15日(月・休日)午後1:30から
〇会場:上智大学 12 号館 203 教室
(正門から入り、会場は北門の横です(休日なので北門は閉鎖)
(参加費無料。会場費・資料代カンパ歓迎)


 岡山 博、小柴信子、沢田昭二、島薗 進、田代真人、津田敏秀、
 生井兵治、 西尾正道、松崎道幸、矢ヶ崎克馬、山田耕作


・賛同人:石塚 健、岩佐 茂、牛山元美、大西 広、加藤利三、小林 隆、
 小林立雄、崎山比早子、佐々木陸爾、新船海三郎、曽根のぶひと、高岡 滋、
 玉田文子、中村梧郎、満田夏花、望田幸男、梁取洋夫、吉田傑俊
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by eric-blog | 2014-09-12 12:09 | ●3.11地震・津波・原発 | Comments(0)

怒りの作法 抗議と対話をめぐる哲学

怒りの作法 抗議と対話をめぐる哲学
小川仁志、大和書房、2012
2294冊目

女性に対して「怒り」の効用を説いたのが、以下の本である。

女性・怒りが開く未来
メアリー・ヴァレンティス、アン・ディヴェイン
現代書館、1996
http://ericweblog.exblog.jp/976472/

女性の問題は「Personal is Political」という言葉が示すように、個人的に生起している問題のように見えていて実は女性に共通する問題、しかも社会的政治的な課題であるのだという認識が、広く共有されてきている。

小川さんの本は、公憤私憤を分けながらも、表明され、問題解決に向かおうとする怒りの効用を説く。「歴史を変え、世界を動かしてきた最大の原動力」が怒りなのだと。

すばらしいのは、引用されている本の著者の似顔絵が見開きページ最後の脚注に乗せられていることだ。なんだかとても親しみがある。人の歴史としてこの著作があるのだなあと思えるのだ。

ともあれ、まず本は日本人が「怒り」べたということの分析から入ります。和辻哲郎さんの風土論、そして、「農村的なるもの」のエートス。モンスーン気候の「自然に対して忍従的」な気性と、共同体の連帯。自発性や自主性の抑制。コミュニケーションをとる相手は安全圏内。教室は農村そのもの。27

島国根性の寒々しさ。承認要求には敏感なくせに、他者を承認しない。30

ヘーゲルは「自分以外の他者を認めることで始めて、自分の存在も認められる」という。31

カントは「理性の公的使用とは、自由に考えること」「私的使用とは、一定の制約に服しながら考える」こと。市民として義務を果たすとき、職業上理性を使うときは、私的使用。74

岡本太郎「孤独ということは絶対に社会的だ」178

そして、怒りの哲学的態度からの作法の発露の例題として10のテーマについて公的怒りの理由と問題解決が述べられている。

「討議は自分の意見も変わりうるという前提にこそ意味がある。」236

原発  危険を放置する国家への怒り、国民の生命レベルを脅かしつつ、経済レベルに焦点をあてていることへの怒り。
環境問題 環境問題は存在しないという似非学者への怒り。
東京都青少年健全育成条例(ポルノ規制) パターナリズム
タバコの増税 少数者いじめ
ベーシックインカム 人間の本質は工作する点にある
靖国問題  追悼施設をいまだに作っていない国家への怒り。
日中関係 対中強硬派への怒り。
移民問題 人はモノではない。
国境を越えた正義 自国のことしか考えない人達への怒り 「各々の共同体における共通の体験こそが、普遍的な価値の共有を可能にする。」サンデル241
教育問題 役に立たない知識偏重型教育へのシフトを行っている国家への怒り。
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by eric-blog | 2014-09-12 08:27 | ■週5プロジェクト14 | Comments(0)

これからどうする 未来のつくり方

これからどうする 未来のつくり方
岩波書店編集部編、岩波書店、2013
2293冊目

228人の提案をまとめた653ページに上る大著。


■坂本義和 7-

1. 近代日本は植民地化の深い傷を知らず
2. 中韓における二つの内戦に比べて小規模の内戦(戊辰戦争)ですみ
3. アジアで唯一の、欧米中心型の最後の帝国主義国として、朝鮮、中国、アジア各地への侵略戦争を強行し
4. 敗戦という他力によって民主化を開始した。

自己の歴史的な責任認識を、まず他者の人権を侵した日本が示さない限り、責任の所在を明確にした上での共生は不可能である。他者への責任意識をもつことによって、自分自身が人間としての尊厳の主体となりうるのだ。こうした知者と自己との尊厳の確立によって、はじめて「人権」が自他共有の普遍性を獲得するのだ。

慰安婦が「性奴隷」という普遍的人権の侵害であることは、国際的常識。


■上野千鶴子 24-

国際統計による女性の地位は、いちじるしく低い。
2009年、国連女性差別撤廃委員会(CEDAW)から五項目19条にわたる勧告を受けた。
これをベースに「ジェンダー平等政策」全政党アンケートを2012年に実施。不戦と非核はジェンダー平等の前提として付け加えた。

結果はこちらから
http://gifu.kenmin.net/akenminh/kou-2/seitou/121fpa3.pdf


■山折哲雄 日本列島の風土を忘れてはならない 72-

三層構造によって形成されている。
深層には海洋に囲まれた森林、山岳社会
中層に農耕定住のムラ共同体社会。そして表層には無機的な都市民たちが生きるコンクリートの近代社会。
日本人の意識もまたこの三層から規定されている。
縄文・弥生・近代。

■新井紀子「関数」を学ぶには理由がある 386-

「学校」というシステムには二つの機能。基礎的能力を有する労働者の再生産。
社会を構成する主体的な市民の育成。

近代社会は「関数的な物事の理解」ができることを前提としている。

■栗原彬

「私益を以て公益を害すべからず」 後の足利町長、長祐之、1890年
足尾銅山が銅の輸出によって一国の公益を助けるにしても、それは私益のあまりであて、「間接的な公益」にすぎない。それに対して、漁師のもたらすものは、人々の生存にとって、より「直接的な公益」である。652

精銅という「間接的な公益」が「進歩」の開発主体への自発的服従のハビトゥス(慣習行動)、お上への服従の習い性と関わる。
「直接的な公益」は、自立的な「生存」と「コンビビアル共歓的」なハビトゥスを踏まえている。
「成長」と「進歩」への自発的服従のハビトゥスが倒錯的な支配を続けている。
足尾・谷中村、水俣、福島。「進歩」の詐術。特権集団の利益のためにいのちを切り捨てる構造は同じ。653

生存と共生のハビトゥスを自らの身体に拓く。
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by eric-blog | 2014-09-11 17:23 | ■週5プロジェクト14 | Comments(0)

★シンポジウム 女性・平和・安全保障~市民の力で政策実現を!

★シンポジウム 女性・平和・安全保障~市民の力で政策実現を!
http://ajwrc.org/jp/modules/bulletin2/index.php?page=article&storyid=244

★キャンペーンページ:安保理決議1325号を実行しよう!「女性・平和・安全保
障」日本版行動計画(NAP)
http://ajwrc.org/jp/modules/bulletin3/index.php?page=article&storyid=66


(転送歓迎)
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   シンポジウム 女性・平和・安全保障
   市民の力で政策実現を!
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2000年に国連安保理で採択された決議1325号「女性・平和・安全保障」は、軍事
・男性中心だった安全保障にジェンダーの視点と女性の参加をうながす画期的な
内容でした。この1325号決議を日本が実施するための行動計画案(NAP)は、市民
社会・学識経験者・政府間の協議にもとづいて起草され、9月上旬にはパブリッ
クコメントに付される予定です。
一方で政府はいっそうの軍事化を進めており、行動計画が真に1325号決議の理念
を実現するものとなるためには、市民の力が不可欠です。そのために何ができる
か、議論しましょう。平和とジェンダー平等に関心をもつ多くの方々のご参加を
お待ちしています。

◆日時  2014年9月12日(金)18:30~21:00(開場 18:00)
◆会場  文京学院大学 本郷キャンパス B館8階「ウィングホール」
(東京メトロ南北線「東大前」2番出口上)

◆プログラム
・安保理1325号決議と国別行動計画の意義
・日本NAPの策定プロセスと市民連絡会の活動報告
・NAP外務省案の解説
・パネルディスカッション「日本NAPを市民社会の力でどう活かすか?」

◆安保理決議1325号とは
①安全保障や紛争予防・解決に関わるあらゆるレベルの意思決定に、女性の平等
な参加を保障すること
②ジェンダーに基づく暴力から女性・女児を保護し、加害者を処罰すること
③平和維持・構築活動にジェンダー視点を導入すること
等を決議しました。日本を含む各国は、国別行動計画(NAP)を策定して、決議
の内容を実行するよう求められています。

◆参加費:500円
◆主催:1325NAP市民連絡会/共催:全国フェミニスト議員連盟
◆お申込み:不要
お問い合わせ:アジア女性資料センター
TEL 03-3780-5245   E-mail:ajwrc@ajwrc.org

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アジア女性資料センター
〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町14-10-211
Tel: 03-3780-5245/ Fax: 03-3463-9752
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『女たちの21世紀』最新号No.78
差別・煽動と女性 ヘイト・スピーチを考える
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by eric-blog | 2014-09-11 15:50 | Comments(0)