理屈っぽい人が多いのか、すごい勢いでノートを取る参加者。ついついレクチャーとノートテイキングの時間と回数が増えてしまった。が、楽しかった。
「安心社会」から「信頼社会」へという移行のために、人権がキーワードになるということを伝えたかったのだが、 コミュニケーションの機能、ささやき系、論理系に、それぞれセロトニン、ドーパミンを対応させ、そこから「安心」「信頼」をコネクトしていったのがとてもよかった。 同じ研修所なのだけれど、いつもの研修室ではなかったので、ずいぶん、今回は印象が違った。 ・・・・・・・・ セッション1 共通基盤づくり 10:00〜11:45 1.参加型学習と参加のスキル[ミニレクチャー] コミュニケーションの二つの機能「ささやき系」と「論理系」 2.「なぜ、人権教育に取り組むのか」[WHY、WHY、WHYの連想図、一人作業、5分] 3.傾聴 4.話し合いの心がけ 5.ノートテイキング 6.「人間の脳」と学びをすすめる「セロトニン・ドーパミン」安心社会と信頼社会 7.後だし負けじゃんけん「頭でわかっていることが身体でできる」 8.「誇りに思うこと、残念に思うこと」ふりかえり[1分] 休み セッション2 子どもの権利とわたしたちの責任 12:45〜14:15 1.「厳しい状況にある子ども」[グループ作業、連想図]2.点検の視点「子どもの権利」 3.点検の視点「多文化主義」 4.行動化の視点「エンパワメント」 5.行動化の視点「子どもに安心を回復し、信頼を育むプロセス・デザイン」 6.行動化の視点「カフカの壁を登る伴走者」 7.全体共有「戸惑いを共有する、何が難しいのか」 セッション3 参加型学習をすすめるために 14:30〜16:55 1.参加型学習のすすめ方10のアイデア[グループ作業、15分] 2.ギャラリー方式で共有する。[5分] 3.ファシリテーターの資質と口癖[グループ作業] 4.さまざまな感情でふりかえり。[一人作業] 5.伸ばしたい価値観。トップ3。[一人作業] 5.正確に聞く傾聴[ペア作業] 6.ふりかえりのeQi[一人作業、3分] 7.全体共有 ericかくた なおこ沅 ▲
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| 2011-06-29 17:52
| □研修プログラム
![]() 週刊現代7月9日号で、ニューヨークタイムズ社東京支局長が「菅も反菅もクレイジー」と3月16日まで、 官邸がSPEEDIの存在を知らなかったこと、危機の最中に「菅おろし」があったことを指摘している。 官邸がSPEEDIの存在を知らなかったのは文科省が「問い合わせがなかったから」と。官僚に嫌われている菅首相ということらしいが、文科省と菅さんの接点はないはずだ。 民主党議員ですら、「震災後、自民党の議員たちもとても協力的だった。しかし、官邸が動かなかった」と菅おろしを理由づけている。 しかし、官僚によるサボタージュの実態がすべて明らかにされるのでなければ、政権交代にも、トップの首のすげ替えにも意味はない。 謝罪も訂正もしない官僚組織に、どうすれば人間性を取り戻せるのか。 わたしの誕生日が8月9日。山下俊一氏は長崎大学、いまの文科相大臣の高木氏は長崎選出。 20mSvの攻防戦をはった渡辺格氏の名前とともに、わたしは忘れない。それは恨みではない。 わたしが覚えていることによって、彼らに「人間性」を付与するために、わたしは記憶するのである。 官僚たちに人間性を取り戻すために。記憶する。記録する。記者する。記述する。 ericかくた なおこ ▲
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| 2011-06-29 08:42
| ●3.11地震・津波・原発
セッション1共通基盤づくり
【話し合いのルールづくり】 ◯話題が流れてもかまわない。流れた先で「なぜ、そこに流れたか」を分析し、必ず一つは「何か」発見してくる。 ◯「なぜ」を考える。 ◯暗くてもいい。 ◯疑問に思ったことは質問する。 ◯質問されたことにはどんどん答える。 ◯仮説としての答えをどんどん言う。「わたしはこう思う」 ◯科学とは仮説でしかない。 ◯仮説はぼこぼこにけなす。 ◯山下俊一化現象を分析するプロジェクト ◯人の靴をはいて、歩いてみる。 ◯つぶやきを聞く。つぶやきをツィートして拡散する。意味を認める。拡大する。 ◯発言者の責任にしない。拡大拡散する「自分」を引き受ける。 ◯いいアイデアは取り入れる。 セッション6 ふりかえりとまとめ・行動計画 【ファシリテーターの多すぎる指示はどこから?】 ◯伝わったかどうか、自分が不安 ◯待てない ◯参加者を見ていない ◯参加者に対して「すべき」を強要する。自分の言った通りのリアクションがないと、参加者の行動を「ことば」によって、修正しようとする。 ◯参加者の行動を見て、自分を修整しようとしていない。 手だてとしては ◯行動をリセットするのであれば、「笛で集合をかける」、など、いまやっていることをやめる、やめさせる。集合して再度、はっきりとした説明をする。 【学びを促進するもの】 ◯わくわくする。「未知」がある。 ◯手作りのツール ◯制約による「集中」 ◯「だけ」「ここからここまで」 ◯ありえないもの。 ◯見て、手触りを想像する。 【学びを阻害するもの】 ◯蚊など、環境 ◯否定する ◯あいまいな指示「好きなように見ていいよ」 ◯すばやい学び=あきる ◯設定された「期待」の欠如。期待値が不明確。 【ファシリテーターの役割】 ◯Be Simple ◯明確なチャレンジ目標を示す。 ◯枠や制約が明確であることで、「子ども自身の発想が広がり」が枠を超えやすくする。 ◯期待を超えさせる。 ◯期待を超えたら、「驚く」「感動する」「ほめる」「うわーーー、すごい」 ▲
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| 2011-06-27 12:26
| □研修プログラム
7月1日号より
■CAPグループからの情報をご紹介します。 「大自然の暮らしと原発災害」 日 時:7月26日(火)13時30分~16:00 講 師:大塚 愛さん(子ども未来・愛ネットワーク代表・大工・2児の母) 大塚尚幹さん(エコ建築家・一級建築士) 場 所:しものせき環境未来館(〒751-0847 山口県下関市古屋町1-18-1) お茶代:300円 主 催:CAP下関 090-9411-7112 http://blogs.yahoo.co.jp/momokurikaki2001 ■J-CAPTA総会記念講演会 (一般公開)のご案内 「ひとりぼっちじゃないよ~社会的養護の視点から」 日 時:7月30日(土)10時30分~午前中 講 師:坪井節子さん(弁護士/カリヨン子どもセンター理事長/J-CAPTA理事) 場 所:ハーネル仙台(仙台市青葉区本町2-12-7) [5]情報コーナー 正会員やネットワークしている他団体から提供いただいた情報をご紹介します。 ◆CAPレラ研修会 『法医学から見た児童虐待Ⅱ ~性的虐待と司法面接を中心として~』 講 師 河野 朗久さん(河野外科医院・大阪府監査医) 日 時 7月7日(木) 15時~17時(受付14時30分) 場 所 サンライフ甲西(湖南市共同福祉施設)大会議室 主 催 CAPレラ 共催 湖南・甲賀人権センター 申込み TEL・FAX 0748-63-6539 CAPレラ 小倉明美 ◆第6回援助職のための研修 スキルアップ&セルフケア 『学校における性暴力の被害と加害 ~発見・対応・問われるその後~』 日 程 7月28日(木)・・・講師 楠本 裕紀さん(産婦人科医) 29日(金)・・・講師 峯本 耕治さん(弁護士) 30日(土)・・・講師 藤岡 淳子さん(大阪大学教授) 時 間 午前10時~午後4時30分 会 場 ドーンセンター 大会議室1(大阪府立男女共同参画・青少年センター) 参加費 全コース(3日間) 20,000円 1日のみの参加 10,000円 対 象 学校教諭・養護教諭・施設職員など、子どもに関わる職種にある女性 主 催 性と身体を考えるネットワーク会議(事務局:ウイメンズセンター大阪) 申込み FAX 06-6632-7012 ◆子どもの未来セミナー 『学校が児童虐待にできること』 講 師 小林 美智子さん (子どもの虹情報研修センター長/日本子ども虐待防止学会会長) 日 時 8月5日(金) 13時30分~16時(受付13時) 場 所 学校法人生野学園 生野学園中学校・高等学校 (兵庫県朝来市生野町栃原字西桝渕28-2) 参加費 無料 主 催 学校法人生野学園 日本子どもの未来研究所 問合せ・申込み先 学校法人生野学園・日本子どもの未来研究所 TEL 079-679-3451 FAX079-679-2894 URL http://www.ikuno.ed.jp(ホームページより申込もできます。) ◆朝日新聞厚生文化事業団「子どもへの暴力防止プロジェクト助成」事業 『REAL Voice ~「子どもへの暴力」生の声を聞く~』 日 時 8月20日(土) 10時受付開始 ※生きている図書館という手法で実施。 場 所 ドーンセンター (大阪府立男女共同参画・青少年センター) 主 催 NPO法人暴力防止情報スペース・APIS(アピス) 後 援 大阪府・大阪市・大阪市教育委員会・大阪市社会福祉協議会 朝日新聞厚生文化事業団・朝日新聞社・ 社団法人子ども情報研究センター 特定非営利活動法人 児童虐待防止協会・NPO法人CAPセンター・JAPAN 協 力 立命館大学文学部 廣井ゼミ 詳細は URL http://www.apis-npo.org/でご覧ください。 ------------------ クロワッサン 7/10, 2011 『いのちと放射能』の著者である柳澤桂子さんのインタビュー。「放射線に安全値はない」http://ericweblog.exblog.jp/12592504 そして、小出裕章さん、飯田哲也さん、今中哲二さん、鎌田實さん。 クロワッサン、お前もか。です。うれしいですね。こういう情報を共有している人が増えること。 ▲
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| 2011-06-27 09:08
| △研修その他案内
地宝論 地球を救う地域の知恵
田中優、子どもの未来社、2011 N新聞社も共催した田中さんの講演会の記録。にもかかわらず、第二章および第三章に難ありということで、出版に上層部からストップがかかったという。 『どうして郵貯がいけないの?』以来、田中さんの視点は、ぐいぐい地域と地球の関係に迫っている。もともとチェルノブイリと熱帯林の問題に関心のある地域グループの活動から入っていた? ひょっとして「三里塚ワンパック」もやっていた? 本人が言うように「活動家」として、リアルな問題解決を地域の人とともに考えるという姿勢。そんな人が増えるといいね。元々は公務員なのだから、これほどまでに公共の利益に貢献しているのであれば、公務員すべてが「活動家」になって欲しいぐらいだ。 田中さん自身がかかわっている運動。 ◎未来バンク ◎天然住宅 ◎おひさま発電 そして、融資の仕組みづくりなどでかかわっている運動はどれほどあるのだろうか?それらの実践が紹介されている。未来バンクの融資で元気になった発想がたくさんあるはずだ。 ポイントは、「有機的につながっている」という点。 ・NPOチェルノブイリ救援・中部 ・銀座のはちみつ ・愛工房 超低温乾燥炉 ・皮むき間伐 ・山地酪農 ・えこふぁーむ ブタで耕作放棄地を再生する ・竹粉を活用して「ぬか」や土壌改良に。 宮崎県 ・魚付き林を守る 宮古市重茂漁協 ・ap bank お金を稼ぐ、貯める、使う。 この三つの流れについて、「タテ・ヨコ・ナナメ」の仕組みづくりをと、「活動家」は提案する。 市民の力は無力なのではない。微力なのだ。地域には知恵がある。 震災、震災で、大きなお金がのたくっている。大きなお金にむらがる人々がいる。実際、被災地に届いているのは、わずかなのだ。途上国支援と同じ仕組みと論理が、「支援」を活気づかせている。 地域を元気にする仕組みづくりが、いま、これからの再生のあり方に、求められているのだろうなあ。 小学生の子どもが言う。「それは東電の人たちが、福島の人たちに、道路をよくしたり、補助金を出したりして、たよらせるようにしむけたのだと、ぼくは思います。(京都府・小6)」 「学校の掲示板に、原発はクリーンなエネルギーで、安全で不可欠なものだというポスターがはってありました。そうしたポスターや作文の募集もありました。それをしたのは、東京電力と国です。そんな教育をうけた私たちが、原発はあぶない! つくらないほうがいい! という意見をもつことができたでしょうか。これからみんなで話し合って、大人が何を間違えたのか、を考えていく必要があると思います。(神奈川県鎌倉市・小5)」 http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/news/20110623k0000e040017000c.html?toprank=oneday 子どもたちは「考えたがっている」「知りたがっている」。 田中さんの行動を見ていると、「原発反対」「原発とめろ」の行動にエネルギーを使いすぎるのではなく、オルタナティブを作り出す活動にこそ、いまのエネルギーを吸収していきたいと、思うよね。そういう意味では、都会からのボランティアは、役に立たない? 週末のPLT研修でとてもおもしろかったこと、三つ。 ◎「話し合いのルール」 わからないことは質問する。質問に対してとりあえず、仮説で答える。仮説に対してぼこぼこに反論する。 ◎省察 「なぜそうしたのか?」をふりかえる。代替は無限にある。その中から選ぶ自由。 ◎学びを促進するもの=制約。学びを阻害するもの=無制限。ファシリテーターの役割「シンプルで、厳しい縛りのある問い」をたてること。 ➢「生息地としての木」の場合。「ない色を探そう」「競争しているものを探そう」「流行っているレストラン」「いちばん立派な家」 おっと、これは別途、ご案内した方が、よさそうだ! 楽しいぞ! PLT ▲
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| 2011-06-27 08:30
| ■週5プロジェクト11
北区滝野川小学校での、日本科学技術振興財団の出前授業など、「科学的リテラシー」を育てる授業が増えてきた。授業の質を劣化させないのは、市民の目だ。
![]() ESD-Jの仙台全国ミーティングの様子はこちらから http://www.ustream.tv/channel/recorder311 今日も引き続きある予定。 震災支援以上の「これからの教育」を提言するものが出てくるか? ▲
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| 2011-06-26 09:33
| ○子ども支援・教育の課題
PLT幼児期からの環境体験 第一日目のふりかえりから見えて来た「12時間ファシリテーター」の課題。
【12時間ファシリテーターに求められるもの】 ◯単なるアクティビティの羅列ではなく、「PLT」や「PLTの教授法」などの情報や理論を伝えることができる。 ◯PLTの教授法の原理・原則を押さえた上で、アレンジOK、応用の背景の「なぜ」を説明できる。 ◯時間管理ができる。 ◯研修プログラム全体のねらいや構成をおさえている。 ◯PLTの教授法、抽象化・言語化と、現実への応用の両方を橋渡しすることができる。W型実践者。(川喜田二郎の定義による) ◯テキストの内容を伝えられる。 ◯経験から一般化した原理原則をテキストの内容とつなげて、整理・定着化することができる。 ◯人と人をつなぐことができる。 ◯人に自信をもたせる。見通しをもてる。体力がある。 ◯空気が読める。ニーズを汲み取る。 【気づきから行動へ、経験学習の応用力は「ふりかえり」の力】 --「ふりかえり」の引き出しをしっかりと持つ。---- ![]() ▲
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| 2011-06-26 08:08
| ▲ファシリテーターの課題
昨日の準備会合は、久々に、おもしろい会合になりました。「マナ板の鯉」にされてしまったコーディネーター、ファシリテーターの方々、たたき台をありがとうございました。
**************************************** PLT12 ファシリテーター 点検の視点 1.PLT12時間研修に含まれるべき要素 PLT米国の基準 •Welcome & お互いを知り合う •アクティビティ体験 •プログラムの流れ「ストーリーライン」 •PLTの学習論 5本の柱 •PLTについて •アクティビティ実践 •PLTネットワークの持っているリソースと今後のすすめ方 2.「共通基盤づくり」ERICの視点 •「わたし」「あなた」「みんな」の参加のスキル、3つの要素 ①自分を見つめる、表現する 自己紹介 ②コミュニケーションのスキル・トレーニング ③話し合いのルール、場のオーナーシップ •概念やテーマを共有する •研修の目標 •参加者の期待 •アクティビティ評価の視点 ①集中の原則 ②セロトニン・ドーパミン ③有機的なつながりによるテーマへの訴求力 •自己紹介のアクティビティのアイデア ①ERICに対するイメージといま感じていること ②幼児期の環境体験とわたしの環境体験 •「幼児期からの環境体験」というのは、PLTが生涯学習としての環境教育をプロデュースしたいと、ねがいの現れであり、共有したい目標。 3.「流れのあるプログラム体験」 •PLTの既存のストーリーラインを活用する。 ①Appendixのストーリーラインは「目標」である。 •起承転結の流れづくり 参加者の意識の流れ •気づきから行動へ の流れ •経験学習の4段階 を踏襲する。 ①経験学習の「入れ子状態」 アクティビティでも、プログラムでも、研修全体でも、カリキュラムでも、年間計画でも。 •ここでの「流れのあるプログラム」の目標は、「人間は様々な感覚を使って環境を体験する」ことに気づくこと。では、そこから、何を「応用して欲しいか」が起承転結の結であり、経験学習の応用であり、気づきから行動への流れであるはず。 •「ふりかえり」のアクティビティのアイデア ①どんな環境だったら、環境体験が深まり、広がるか? ②同じ環境でも、もっと体験するためには? ③体験を豊かにするためにできること 10か条づくり ④いま、ここにいることを、maximizeする 3原則 ⑤Mindfulな一日 ⑥環境体験を日常化するためにできること。一日一回○○を! ⑦環境体験「人」「社会」「いきもの」編 4.「セッション3 参加型学習の特徴とすすめ方」のすすめ方 •技術的・実践的・見通し的・批判的省察 How, Why, For What •ORID objective, reflective, interpretive, decision-making •流れのあるプログラムの体験をふりかえる「縦軸」と「横軸」 ①横軸=それぞれのアクティビティに焦点をあて、それがどのような構成になっていたかをふりかえる。 ②縦軸=アクティビティの中で、「一人作業」「ペア作業」「グループ作業」「全体作業」などの作業形態がどのように活用されていたか、ファシリテーターの発言量など、切り口を定めて、分析する。 •「さまざまな感情」を使ったふりかえり ①行動・感情・価値観を結びつける ②価値観の意識化、ESDは価値観の教育である。価値観をゆさぶる ③感情が行動の根源である。行動化を促す。 ④何が学びにつながるかを自省する。学びへの集中が何によってもたらされたかをふりかえる。 ⑤学びを促進するもの、阻害するものを考え、「ファシリテーターの役割」と参加型学習の「何」が大切なのかを確認する。 •講義型と参加型の対比表づくり •「本トのインタビュー」によって「先行知見」と自らの経験学習的ふりかえりと原則化によってまとめたものを、言語化一般化する。 ▲
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| 2011-06-24 05:44
| ▲ファシリテーターの課題
なぜ、ツィッターで、つぶやくと、日本が変わるのか
上杉隆、晋遊社、2010 3.11をきっかけに始めたツィッターとFB。最初は、ツィッターでのガセ情報の話があり、ちょっと警戒。でも、連れを「ハブ」に情報共有・収集ができるようになって、考えが変わった。 http://www.facebook.com/note.php?note_id=218858101478654 この本は上杉さんによるインタビュー。 ◎水道橋博士 ◎原口一博 政治家 癒しと祝福 ◎山本一太 政治家 有権者とつながる、回天ストラップを回収させた ◎世耕弘成 政治家 ネット選挙 ◎逢坂誠二 政治家 ◎岩上安身 ジャーナリスト IWJ ◎亀松太郎 ジャーナリスト J-CAST, ニコニコ動画 ◎畠山理仁 ジャーナリスト ユーストリームとツィッターの両刀で切り込む この段階ではユーザーが政治家とジャーナリストだったということ。今回の事態では「運動」にかなり使われていると思う。 FBのノートにも書いたし、原口さんも指摘しているが、「いいコミュニケーション」を心がけている人が多い。そうすると乱暴な表現や根拠のない話は淘汰されていくように思う。 西村賢太さんの『暗渠の宿』『小銭をかぞえる』を読んでいて、そして、西村さんの本が他の受賞者に比してよく売れているというのを新聞で読んで、図書館で借りて読んだので、ここまで徹底して「自己中心的」なものなのだなあ、人は、と我が身をふりかえり、ひやっとする。が、どうふりかえってみても、わたしはここまでひどくない。ここまでひどく自己中になれるほど、「自分を賭ける」ものがない。「自分がないのだ」と言うほどに、「賭ける」ものに対してストイックでなければ、それすら、何者でもなくなってしまうという恐怖がない。 ひょっとして「男性脳」というのは大なり小なり、こんな感じなのか? とても深い淵を覗き込んだ気分だ。そばに来るなっっ、て感じ。人に「裏切られてろ」って感じ。だって、とっても勝手な論理と妄想の押しつけ、「おれだけを大切にしろ」なんて迫って、「裏切られる」。そんなの、当たり前だろ! 徹底的におかしい。破綻している。怖い。 なんといっても、ののしり方がすごい。けんかっぱやさがすごい。怒っているのに、人にものを頼んでいるときは、それを殺しつつ、そんな交渉が通るはずもないから、断られると即座に、抑えた分だけ、逆切れする、その切れ方がすごい。 実は、ツィッターの世界でも、もっと「吐き捨てたい」人はいて、最近のお行儀よくなったツィットを読んで、ひっくりかえしたいとむずむずしているのではないか、そんな底意地悪い、感覚をもってしまいました。同時並行して読んだものが悪かったなあ。 教育と教育学を取り囲む不条理を、ツィットでなんとかできないか。教育関係者はFBには多いけれど、ツィッターには少ない。ESD関係者もFBは知っているが、ツィッターもしているようなんだけれど、出会わない。果たして、メーリングリストでもおなじみの「イベント案内」以上のことができているのかどうか。イベント案内と癒しと祝福だけでは、日本は変わらなかったと思う。 いっとき、流行のカフェ、なんていうのも、「教育カフェ」というテーマ型のものがあったみたいだ。結局は「癒し」と認め合いと、スキル系情報交換だけで終わったのだろうか? 何が違えば、よかったのだろう? ▲
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| 2011-06-23 08:36
| ■週5プロジェクト11
鎌田慧の記録3 少数派の声
鎌田慧、岩波書店、1991 1000万人署名の呼びかけ人。 http://www.ustream.tv/recorded/15389743 1960-70年代の労働者問題の告発者。いま、渾身の力で、原発を告発しようと立ち上がったのかと思うと、小出裕章さんの思い同様、切ない。 連帯を求めて孤立を恐れず この記録に収録されているのが、以下だ。 ◯三池 ◯三菱重工、第三組合 8万人中24名。 ◯日本主義労働運動の牙城・石川島播磨重工 ◯東邦亜鉛カドミ中毒工場 ◯日産追浜暗黒工場 ◯南大阪・労働運動再生の砦 ◯日本国有鉄道最期の日 ◯柏崎原発反対闘争の陣型 ◯福島原発周辺のミステリー ◯成田空港建設12年の暗黒 重厚長大な産業の推進は、国策である。その権力を背景に、警察も取り締まらないストつぶし、殴り込みが、労働運動を弾圧する。金の力だけではない。物理的な暴力の歴史なのだ。 その中で ・ 「生活を守るため」の組織としての労働組合が、企業内におしこめられた結果、生活基盤とての「企業を守る」ことをなによりも先行し、・・外では・・住民運動に敵対する。(東邦カドミ)85 ・ 人間としていちばんがんばらなければならないときに、”雇用”だけで折れてしまった、民主主義社会を守れるかどうか、不安です。199日本国有鉄道最期の日 ・ 政策を批判して行政処分されるのでは、言論の自由や組合活動の自由はない。217「民主主義の地盤沈下と強権の暴走を黙って見送ったことの悔いは、やがて何年かしてあらわれるだろう。」 ・ かなり確度の高い情報をつかむ。それを追いかける。関係者は否定する。データはむこうにある。取材者に調査権はない。「うわさ」だけが残って、さまよい歩く。(福島原発周辺のミステリー、281) ・ さいきんでは、原発ではたらいているというだけで、結婚話が破談になる例も出てきている。(福島原発周辺のミステリー、283) ・ 貧しくとも、他人を犠牲にせず、他国の人民を踏みにじらず、労働者に徹し、快活に生きよう。72(日本主義労働運動の牙城・石川島播磨重工) 最近の反原発デモを見て、新旧混合とか、この時代の労働運動のなごりと新世代が入り交じってと、評される。 http://twitpic.com/5e1880 石原伸晃さんなどは「「革◯」「中核」などが参加している」と講演会で公安情報として暴露。公安さんは、まだそんなところに張り付いて仕事にしているのね、と、嘆息する。 ことほどさように、1960年代70年代は遠い。そして、予算のついているところほど、過去に引きずられている。公安のように。いまが見えない。 時代は重層的にしかすすまないものだけれど、わたしが成人した1970年代のテーマは「環境」「女性問題」。労働問題や赤軍派などは、過去のもの。大学で「歎異抄研究会」に入ったら、オルグされたので、驚いた。とんでもハップンな隠れ蓑だ。資本論のどこが歎異抄なんだ! 深すぎる。 教育の現場から時代を見ていた『遠い「山びこ」』は、農山村から次男坊三男坊を押し出し、産業構造を変え、学歴主義を透徹した「時代の重戦車」を描き出した。 時代の重戦車 があまりに長大重厚であったので、わたしたち「恐竜のシッポ」と言われた世代は、注目されないまま、「新人類」議論へと、時代評論は流れていった。そして、その新人類をおそった未曾有の就職好景気と氷河期。どちらも、1979年大卒のわたしの世代には無関係。かわいそうに、わたしたちの世代は子育て期を迎えた時に「バブル」を迎え、毎年毎年、高騰するマンションのたっかいローンを組まされただけだ。 時代の重戦車 の呪縛から解き放されること。そして、「いま、目の前で起きていること」の次世代に対して持つ「意味」に想像力をこらすこと。 それがいま、教育的アクティビズムをすすめる上で、求められることだと思う。 月曜日、ごとに、インタビューが入るのだが、ちょっと楽しい。人を信じようと思う。そのことを伝えることで、信頼回復のプロセスとしての「対話と共考」を続けたい。 いま、わたしたちが明確に表明しなければならないことは、「社会は人ありきである。」「日本社会を保つために協力するのは、その日本社会が企業のため、利潤のためではなく、人のための社会であるからだ。」「人のため、いのちのための社会をしっかり作ろう」ということ。 江戸時代なんて、大八車さえ、規制されていたんだぜ! 人に危ないからってさ。ホンマか? 伝統、伝統、日本の伝統とか言う資格は、少なくとも原発推進派にはないね。わたしは、そもそも「伝統論」は言いたくもないけれど。 ▲
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| 2011-06-22 12:23
| ■週5プロジェクト11
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2018年度ERIC主催研修
ESDファシリテーターズ・カレッジ □テーマ編 ■「国際理解」2018 年(平成 30年)6月 23-24 日 ■「環境」 2018年(平成 30 年)7 月 28-29 日 ■「人権」 2018 年(平成 30 年)9 月 29-30 日 □スキル編 ■「わたし」2018 年(平成 30 年)10 月 27-28 日 ■「あなた」 2018 年(平成 30 年)11 月 17-18 日 ■「みんな」 2019 年(平成 31 年)1 月 26-27 日 □ TEST教育力向上講座 ■ 2019年(平成31年)3月下旬予定 ==問い合わせ== eric@eric-net.org メルマガ登録 http://www.mag2.com/m/0000004947.html 検索
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