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ザ・ギバー

335-3(1452) ザ・ギバー

ロイス・ローリー、講談社、1995

12歳になった時、ジョーナスは、他の同年齢の子どもたち50人が、それぞれ、養育係、レクレーション係、老人介護係などに「職業任命」されていく中、「記憶を受け継ぐ者」に選ばれる。これまでのボランティア時間でも、学校でも家庭でも社会でも聞いたことも見たこともない職業だ。

一人ひとりに手渡される職業に関わる心構えや知識を納めたフォルダーには8つの事が書かれているだけだ。
明日から訓練を受ける場所、時間に加えて、
3、無作法をとりしまる規則順守から免除される。いかなる市民についていかなる質問をすることも許され、回答が約束される。
4、訓練の内容について話してはならない。
5、夢告白を禁じる。
6、薬の使用を禁じる。
7、リリースの申請を禁じる。
8、嘘をつくことを許可する。

翌日、学校が終わってからジョーナスは「記憶を与える者」ザ・ギバーの元に通う。記憶を与えてもらい「記憶を伝える者」になるために。
完璧で幸せなコミュニティが失った記憶とは何だったのか?「いずこ」にあるという現実とは?

人生の意味を考えるためのYOUTH SELECTION
ericかくた なおこ(;_;)
by eric-blog | 2010-02-05 11:29 | ■週5プロジェクト09
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