328-3(1421) ライバルのいない世界 ブッダの実践方法
スマナサーラ長老の悩みをなくす7つの玉手箱、国書刊行会、2008
日本テーラワーダ仏教協会の長老の説話集。
とてもわかりやすい語り口調の本。
ライバルは悪いものではなく、「競って互いに伸びあう」ならば無限の成長が人間にありえる。
しかし、比較したり、勝とうとしたりすると「勝つ」ための足の引っ張り合いが生まれ成長の妨げになる。
これで最高、これで終わりと思うのも成長を妨げる。日本社会は「ぜいたくぼけ」の不成長に陥っているのではないか?と。
比較しないために、そして日々の成長を感じるには、自分自身でいること。いまを生きること。
お釈迦様はそのための3つの方法を教えてくれているという。
〇スローモーションで動く。
〇動いている自分を声に出し、ことばにして実況中継する。
〇感じる。
じゃがいもの一つ一つの違いを観察し、違いの感じを感じながら、皮むきしている自分を感じる。
身体性にこそ、個性があるということとつながる話だね。
何が、わたしがいまここに生きることを妨げるのだろうか?
ericかくた なおこ(-.-)zzZ