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対立から学ぼう を「わたし」「あなた」「みんな」の視点から

Conflict091010kiroku
参加者: MT, TK, ON, TN, SS, ST, KK

対立から学ぼうを、わたし、あなた、そしてみんなのカリキュラムから構造化する

ねらい
◯『対立から学ぼう』の基本概念を押さえつつ、「対立」を扱うためのカリキュラムを構想する。
◯対立を扱う「わたし・あなた・みんな」のスキルアップの手だてを習熟する。
◯ERICの人材育成研修の構造を、現場に応用できるようになる。

セッション1 共通基盤づくり
11.00-12.15
1. 「対立」についての20の問いワークシートで考える
2. 気づいたこと・感じたこと・学んだことで自己紹介
3. 話し合いのルールづくり


セッション2 「対立から学ぼう」10の基本概念 「わたし」編
13.20-15.15
1.  「対立」についてのイメージ図を「広げる・深める連想図」で書いてみる。
2.  Assertive Listening 「わたし」を育てるために「You are OK.」を伝える「聞く姿勢」で傾聴する。[ペア作業、1分ずつ]
3.  「対立は悪くない。」そのことが腑に落ちるために、まず「いい面」を考えてみる。[ペア作業で「いいところ20」]
4.  全体で共有。応用力のためには「原理原則・一般化・ルール」のような抽象化が必要。5つの原則にまとめてみよう。「対立のいいところは・・・」
(ア)未来志向を育てる。
(イ)相互理解が深まる。
(ウ)自分自身や相手や関係者が広がり、深まり、成長する。
(エ)新しいパラダイムの発見があり、新たなチャンスにつながる。
(オ)経験することで、スキルが身に付き、習熟できる。
5.  「自己改造のためのステップ1.2.3」
6. 「対立は悪くない」ことが腑に落ちるためには「対立を解決できた」という経験をし、自信を持てることである。自分の長所を活かして、対立に立ち向かえたら、きっと自信につながるはず・・・。しかし、実はなかなか客観的に見れないのが自分の長所。そこで・・・「長所を活かして、対立を解決する」アクティビティをやってみよう!
(ア)8つの長所カードを一人ずつが作る。
(イ)三人から四人のグループで、カードをシャッフルする。
(ウ)一人に三枚ずつ(5枚配ってもいい)、自分のカードではないものを配る。
(エ)三つの状況で、それらの長所カードを一枚使って、対立を解決する。
①家族
②職場
③地域
(オ)使えるカードがない場合は、残りのカードからランダムにカードを引いてよい。
 対立は解決できただろうか?「対立の解決の効果と効力感」でどのような力が対立の解決のためには必要か考えてみよう。

セッション3 「対立から学ぼう」10の基本概念 「あなた」編
15.30-18.30
1. おやつの分配=対立の根底にある「分配の不平等」
2. 対立の場面の自己分析「事実/わたしの感情/相手の感情」
3. エスカレーター=対立を激化させるもの
4. 「内在化」という概念
5. 「怒りの山」と「お、いいか」で落ち着くためのタイミング
6. 共感的傾聴
7. 行動・感情・価値観の氷山、「本当に満たされたいこと」に迫る
8. わたしメッセージの練習

 ふりかえりのeQi


2009年10月11日 研修2日目
セッション4 「対立から学ぼう」10の基本概念 「みんな」編
9.00-11.00
1. からだほぐし=「わたし」「あなた」「みんな」の視点でからだほぐしのアクティビティを活用する。
2.  レバアンブラ異文化体験ゲームの代わりに「バハバハ」
  ・トランプのカードをお互いに交換して、ポーカーの「役」を作る。
  ・二つのチームはそれぞれに違うルールでゲームを行う。
「符丁のような極力短いコミュニケーションでカードの交換を求める」
「婉曲な表現で伝達し、決して直接的には言わない」
  ・まずは自分たちのチーム内で。
  ・今度は全体で。
  ・同じルールをそれぞれはキープしつつ、今度は「ペア」ができたら、得点化する。
  ・最後に、自分がやりたい方になって、やってみる。

3. 日本型コンフリクトについて
4. 調停の体験 三人で読み合わせ ここから入るプログラムもあっていい。


セッション5 「対立から学ぼう」のカリキュラムを「わたし」「あなた」「みんな」で構成する 12.00-14.00
・ 対立の扱い方のスキルを身につけて行くために必要なこと。
年間カリキュラムに位置づける。

◯補助線
・ スキルビルダー年間計画表

セッション6 指導者育成のためのプログラム・スキルアップのためのプロジェクト
14.00-16.00
1. 「識字の暴力」を読む
2. 文字は悪ではない。しかし、すべての「力」は「力の濫用」の危険を伴う。「識字の暴力」「文字化社会の暴力」を考える。

3. 近代の歴史は「識字の暴力」の歴史。近代学校教育は、その暴力から「自由」であったのか、それとも暴力の先兵であったのか。近代の人間化は教育によってしか達成できない。
4. 指導者育成の要素
  ・アドボカシー
  ・貧困を学ぶ
  ・「厳しい状況は連鎖する」
  ・感情ことば
  ・ほめことば
  ・環境対話法
  ・リビングバリュー
  ・日本における教育文化の重層性とその影響
  ・ファシリテーターとしての成長の視点
6. まとめとふりかえり「対立から学ぼう壁新聞」づくり

******「対立」についての20の問いby all*********

わたしが「対立」と聞いて、イメージすることは・・・
わたしの「対立」についてのイメージや考え方で、いちばん前向きなものは・・・
わたしの「対立」についてのイメージや考え方で、いちばん破壊的なものは・・・
わたし自身の「対立」は、わたしにとって・・・
わたし自身の「対立」がわたしを成長させるのは・・・
「対立」の場面で、わたし自身がとる行動は・・・
「対立」の場面で、わたし自身がとる行動は、わたしにとって・・・
「対立」の場面で、わたし自身がとる行動は、人にとって・・・
「対立」の場面に出会わせた時、わたしは・・・
「対立」の場面に出会わせた時、わたしが感じることは・・・
and ten more・・・
1. 対立がわたしを幸せにするために、必要なことは
2. 対立はあってもいいもの。対立の時に感じる感情を出していいんだよと伝えるために、何が必要?
3. 対立が人生のスパイスだとしたら、味わい深いスパイスとして活かすには?
4. 長年、こじれた対立の解決は・・・
5. 建設的な関係にするためには?
6. 対立を引き起こす相手は、自分にとってどんな存在だろうか?
7. その対立を放っておくと、どうなる?
8. 対立を超えたい時に、ふさわしい言葉は何ですか?
9. 対立の場面で一番大切にしたいことは?
10. 『対立から学ぼう』を学んでみて、いまもっとも心にしみたことは?
by eric-blog | 2009-10-13 17:11 | □研修プログラム
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