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司法におけるジェンダー・バイアス

かくたです。
                         2003年12月17日配信
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29-3(118) 司法におけるジェンダー・バイアス
第二東京弁護士会司法改革推進二弁本部ジェンダー部会
明石書店、2003

これは11月に出たばかり。『司法における性差別』(同じく明石書店から)を買いに出
かけたのだが、売り切れ。で最新刊のこちらを購入。
Q&Aのシリーズでも何冊か出ていると思う。

この本のいいところは「事例で学ぶ」とタイトルにもあるように、教材として典型例
を出しているところです。来年度から始まるロースクールでの講義を担当するという
市毛さんがおっしゃっていたように、「大人の学習者は共感が必要」というところま
で、これらの教材が力があるかどうかはわかりませんが、「知識だけ」よりは一歩進
んでいるなと感じます。ただ、利口な方々だけに、あらたな判例の動向としてだけ学
んでしまう人がいるのは避けられないだろうな。と、教材の作り方を見て思います。
後は指導者の力量ですね。

環境問題でもそうでしたが、教えている側が解決の道があることを信じていなければ、伝わるのはあきらめ、ですからね。
by eric-blog | 2004-08-17 12:13 | ■週5プロジェクト03
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