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日向ぼっこ

306-2(1331)日向ぼっこと社会的養護
施設で育った子どもたちの居場所

NPO法人社会的養護の当事者参加推進団体日向ぼっこ、明石書店、2009

カナダ、オンタリオの当事者団体、イギリスでは35年も前から始まっている当事者参加。

社会的養護が子どもの権利ではなく、「憐れみ」や「お情け」意識で行われる限り、出てこなかった視点と言っていいのだろうか?

東洋大学社会福祉学部で出会った社会的養護当事者4人が自分たちの居場所づくりに取りかかる。最初は児童養護施設を初め、社会的養護そのものについての勉強会から。

そして新宿の自立支援センターの場を借りた「日向ぼっこサロン」の運営、そして国の支援事業として受託事業者になり、文京区に一室を構えるまでに。

参加者の感想はどれをとっても「暖かい」というものばかり。
居場所と継続的に関心を寄せてくれる人の存在が、自立を支える。14、5歳という普通より早い自立に迫られる社会的養護だが、当事者のニーズに合わせて変わりつつあるのだな。
当事者を「サービスの評価者」として、より良いものへの意志を継続すること、だね。

ericかくた なおこ・
by eric-blog | 2009-08-02 13:16 | ■週5プロジェクト09
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