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グリーンセーバー 植物と自然の基礎をまなぶ

171-8(813)グリーンセーバー 植物と自然の基礎をまなぶ
岩槻邦男監修、樹木・環境ネットワーク協会、研成社、2002

いい本である。グリーンセーバーが場のことなのか、組織なのか、資格のことなのか、検定のことなのか、自然環境や地球環境のために行動する人一般のことを言うのか、よくわからないが、「グリーンセーバーに集う人たちの試験勉強のために作られたテキスト」である。よくまとまっている。図解も豊富。2500円、208ページ。

平凡社大百科事典「根」の著者からよくここまで行きついた。実は、ユネスコ国内委員会の委員でもある方だ。

植物
生態系
栽培管理
植物の文化・めぐみ

の四章から構成されている。構成がまた良い。目次が見やすい。

とはいえ、昨日「イラン」の本を読みながら、料理のところばかり読んだようなわたしは、第四章がいちばん好きだ。とてもシンプルにまとめられた本なので、要約などはできないが、ちょっとだけ。

里山の構成要素
(i)アカマツ林、(ii)落葉広葉樹林、(iii)スギ・ヒノキ林、(iv)竹林、(v)湿田とため池、(vi)水田と畦、(vii)茅場、(viii)集落、(ix)鎮守の森
それぞれについて、四行ほどでとても簡潔にその機能を説明しているのだ。194-197

鎮守の森が「極相林」として、極相種のシェルターであった、というのは里山がいかに多様な相をもった場であったを示してもいる。

専門用語を覚えるのは苦手だし、いやだけど、勉強してみたーーーい!
昨日はパン屋でアルバイトしてみたーーーい、と叫んでいたのですが、どうやら、Something Newが必要になってきているということですね。

どっちにしよう?
by eric-blog | 2007-03-02 09:57 | ■週5プロジェクト06
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