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[4918]あなたを閉じこめる「ずるい言葉」  10代から知っておきたい

[4918]あなたを閉じこめる「ずるい言葉」  10代から知っておきたい

森山至貴、WAVE出版、2020


参考文献

パオロ・マッツァリーノ『「昔はよかった」病』 面白そうだ。


29の「ずるい言葉」に効くかもしれない処方箋


第1章 “上から目線”がカクレた言葉

「あなたのためを思って言っているんだよ」

「そんな言い方じゃ聞き入れてもらえないよ」

「どちらの側にも問題があるんじゃないの?」

「はっきり言わないあなたが悪い」

「言われた本人が傷ついていないんだからいいんじゃない?」

「いい意味でらしくない」


第2章 “自分の都合”がカクレた言葉

「もっと早く言ってくれればよかったのに」

「別に知りたくないから黙っていてくれればよかったのに」

「そういうことはそういう人たちだけでやってくれ」

「あれもこれも言えないとなるとなにも言えなくなる」


第3章 “わかってる”がカンチガイな言葉

「友達にいるからわかるよ」

「身近にいないからわからない」

「一方的に批判ばかりするからわかってもらえないんじゃない?」


第4章 “決めつけ”がカンチガイな言葉

「やってみればそのよさがわかるよ」

「そのうち気が変わるんじゃない?」

「傷ついたのもいい経験だったんじゃない?」


第5章 “思い込み”がカンチガイな言葉

「自分で言うのは良くて、人に言われるのはダメって変でしょ」

「自分がされていやなことを人にしなければいいんでしょ?」

「いちいち取り合ってたらそいつと同じレベルになっちゃうよ」

「ひどいとは思うけど、そこまで傷つくことかな?」


第6章 “偏見”がカクレた言葉

「私には偏見ないんで」

「悪気はないんだから許してあげなよ」

「心の中で思ってるだけならいいんでしょ?」


第7章 “時代のせい”がカンチガイな言葉

「昔はそれが普通だったのに」

「いまはそういう時代じゃないからね」

「最近は普通の人間が生きづらくなった」


第8章 “差別意識”がカクレた言葉

「差別なんて絶対になくならない」

「差別があると言っているうちは差別はなくならない」

「これは差別ではなく区別」


心の中で思っているだけの人は、その内容を実は正しくないとは思っていない。   156


感情的でもあり、未熟でもあり、欲求につき動かされもする私たち個人の本音などより、互いの権利を侵害せず節度を守ってやり取りするために人々が作り上げた建前のほうがよほど大事。   158


昔のやり方がよかったと言うことですか? としっかり確認することで昔の「普通」に戻ることを予防する。   164


より苦労している人を、苦労していない、あるいは苦労が少ない人のほうが支える。   177


差別がなくならないことは、なくそうとする努力が無駄であることを意味しない。   185



by eric-blog | 2023-02-09 12:26 | □週5プロジェクト22
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