[4339]見えなくなったら、希望が見えた 盲目の音楽家が教える!「逆転」のための授業28
穴澤雄介、KADOKAWA,中経出版、2014
4339冊目
条件を制限するとアイデアは育つ 31
これは全くその通り。野外教育でも、ちょっとした競争をさせる時でも、「じゃあ、左手だけで」などと制限すると、途端に面白くな。不思議だなあ。
つまりは、とこの「逆転」の伝道師はいう。もし、あなたに何か不利な助剣があるとすれば、それはアイデアの宝庫なのだと。33
不利な人生が勇気をくれた。
「もう一度歩んでもいい」おいたち。53
1975年生まれ。心臓と目に障がいがあった。小学校5年生で心臓手術。視力の低下。
大学を受験する頃には父親の会社が倒産。ヴァイオリンだけを抱えて、借金取りたちから逃げ出さざるを得ない始末。困り果てて、市役所に行くも、「あなたのような人を助ける仕組みはないんだよ」と窓口の50代と思しき男性に冷笑される始末。79
身体のことも、親の倒産のことも、支援を受けられなかったことも、「恨まない」。「恨み」のエネルギーで自分の可能性を潰さない。
なかなか仕事もこない中、「ボランティアで演奏」。そこで学んだこと。
日常生活にもヒントは潜んでいる。「無音を鍛える」
学歴、演奏歴がなければ、「ただ働き」「コンクール」で増やす。
病院や施設での「ただ働き」
人は見た目が9割。コスチュームにこだわる。ジーンズを舞台衣装にするために、今のカウボーイスタイルに。
楽譜が読めないなら、楽譜を作る側になろう。
など。いいよね。
この人も、「過去は変えられる」という。過去の経験をバネに今を築いてきた自分であれば、その過去があったからこその自分になれていたら。過去は違った風に捉えることが可能なのだ。今の自分にとっては。