- 世界を変えた15のたべもの
テレサ・ベネイテス、フラビア・ソリーリャ絵、大月書店、2020、原著2016
3784冊目
アメリカ大陸へわたった食べもの
アメリカ大陸からやってきた食べもの
の二つ。新世界が世界にもたらしたもの。新世界にはなかったもの。
ま、だいたいわかるか。
コムギ
オリープ
イネ
ブドウ
コーヒー
サトウキビ
バナナ
コショウ
トウモロコシ
トウガラシ
ジャガイモ
カカオ
トマト
バニラ
インゲンマメ
さあ、どっちのグループがどっちだ?
どっちも、さすが「世界を変えた」食べものとして選ばれるだけのことはある。なかった時代が想像できない。
「むかしエチオピアに、カルディという名のヤギ飼いがしました。ある日カルディは、ヤギたちがしげみで赤い実を食べているのを見つけました。その実を食べたヤギたちはそわそわし始め、夜になっても一向に落ちつきません。」
なるほど、それで、あの店はカルディなのか!?
そして、砂糖もバナナも、アメリカ大陸にわたってから、世界に広まることになった食べものだ。
そしてインカの人々は16世紀には150種類ものジャガイモを作っていたらしい。
素晴らしき新世界! 豊かさをもたらしてくれる交流によって苦しむ人がいませんように。
そして、「気候変動」は、コムギ、コショウ、トウガラシ、カカオ、バニラの栽培に影響を与えているのです。