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下流社会第2章 なぜ男は女に"負けた"のか

下流社会第2章 なぜ男は女に"負けた"のか

三浦展、光文社新書316、2007

3386冊目


三浦さんのその後の出版物。

https://ericweblog.exblog.jp/23701742/


下流社会(2005)で三浦さん自身が使った二次元軸による4類型。


上昇志向/現状維持

仕事志向/趣味志向


上昇志向で仕事志向=ヤングエクゼクティブ系

現状志向で仕事志向=SPA系、マイホームで育って平凡な男性

上昇志向で趣味志向=ロハス系、比較的高学歴で高所得だが、現状以上の上昇は望まない。

現状志向で趣味志向=フリーター系、自分らしく働きたい


一方で「若い下流ほど心身に不調がある」131


体力に自信がない、気が滅入りやすい、よく体調を崩す、などだ。


この本が出た2007年7月、参議院選挙で民主党が圧勝。20-39歳が支持に回っていた。

その後の展開は、民主党政権、そして第二次安倍内閣が戦後最長を記録更新中。


「女に負けた」というのはいくつかある。

・男性の非正社員が増えた理由が女性の社会進出にある、そういう意味で「蹴落とされた」25 なんて間違った解釈だ! 社会制度の問題を女性と男性の対立軸のように言う。

・女性が結婚相手の男性に求める年収は、600万以上。

・年収の高い男性ほど妻に求める年収が高い。結果、夫婦合計年収の格差が開く。29


会社にすがれないから女性にすがりたい。それだけでは「女に負けた」にはならないよね。


コラムだから関係ないが、この本が出版された頃なのか、スチュワーデスがキャビンアテンダントに変わったのが? スチュワーデスの方がいいよね、と著者はのたまっているのだ。39


意識とは、変われば変わるものだ。










by eric-blog | 2019-09-05 16:34 | □週5プロジェクト2019
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