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誇りを持って未来へ  ~ろうあ者の権利保障と手話の言語的認知を求めて60年~

誇りを持って未来へ  ~ろうあ者の権利保障と手話の言語的認知を求めて60~

財団法人全日本ろうあ連盟、2007、第32012

3374冊目



戦後、ろう者の権利を求めて戦ってきた運動の成果として以下のものがある。

・民法11条改正 1979年、準禁治産者という明治の旧民法改正

・道路交通法88条 1973年通達、2002年法改正、2008年運転免許「聴覚障害者」マークとワイドミラーで可能になる。

・情報保障

・差別撤廃、2001年障害者を特定した絶対的欠格条項の撤廃。

・職域の拡大へ


2006年の学校教育法の一部改正で「特別支援教育」へ。ろう学校の毛歴史に幕か? p.19-20


サラマンカ宣言による統合教育の推進。しかし、聴覚障害児者のコミュニケーションの特性を考えたとき、統合教育がベストなのだろうか?


ろう学校で手話を認めるようになったとは言え、手話による教育はまだまだ研究の端緒についたばかりなのだ。


いま、手話通訳者養成講座を受講している仲間に、娘さんがろう者であるという方がいる。その方の手話は、殊更に「てにをは」を強調されていて、娘さんに対して日本語の文法に慣れ親しめるように配慮されているのだなあとバイリンガルを育てることの難しさを感じている。


つまり、日本手話で育つと日本語がおかしくなり、日本語対応手話にこだわると日本手話がおかしくなる。言語の習得は個人個人による能力の違いも大きい。『にぎやかな外国語の世界』の著者のように、好きで学び続けられる人もいれば、言語やコミュニケーションそのものが苦手という人もいるだろう。


在日韓国人のアイデンティティの揺れと同じような問題も起こるのだろうな。


500円。お値打ちの本ではないだろうか?



by eric-blog | 2019-08-20 16:01 | □週5プロジェクト2019
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