にぎやかな外国語の世界 地球のカタチ
黒田龍之助、白水社、2007
3373冊目
「地球のカタチ」シリーズ。
外国語が大好きで、外国語の教師になってしまった。
白水社は語学関係の出版が多いのだけれど、このシリーズは異色。
世界遺産や「美しい」、カレンダーなどの切り口で世界を読みといている。
言葉の世界は「かたち」「ひびき」「かず」「なまえ」「いろいろ」
言葉、という書かれた文字をまず観察する。何が見えるか。
そこから考える。
へえー、面白いねぇ。こんな風に違うんだ!
数の数え方。もちろん日本語は助数詞の使い方が難しいのだが、単数、複数にこだわる英語の学習も結構難しいよね。と思っていたら「両数」という二つを数える数え方が単数とも複数とも異なっている。
考えてみると、「2セント」硬貨とか、クォーターとか、日本の通貨の10進法からみると、不思議なシステムはあるものだ。
フランス語の数の数え方は、不思議。
国の名前とその国で話されている言語の名前は同じ?
ハングル文字は「韓」「字」だから、ハングルというだけでいいんだけど、韓国語を表音するのに作られた。
南米にスペイン語を話す国が多いのは植民地支配の歴史があるから。
言葉一つからでも「地球のカタチ」が見えてくる。