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アメリカのろう者の歴史 写真でみる<ろうコミュニティ>の200年

アメリカのろう者の歴史 写真でみる<ろうコミュニティ>200

ダグラス・C. ベイントン、ジャック・R. ギャノン、ジーン・リンドキスト・バーギー、明石書店、2014

3326冊目



2001年に開催された展覧会「ろう者の目から」という歴史についての展示から多くのアイデアをとって、この本は編まれている。


グラハム・ベルと言えば、電話の発明者として有名だが、彼の母親もまたろう者であった。しかし、彼は「口話教育」の推進者として、ろう者自信が手話で会話すること、ろう者のためのクラブや社交の場を独立して作り、交わることを徹底的に批判した。それは、南北戦争後のアメリカという社会の一体感のために、独自の文化によって隔たりが生まれることを嫌う風潮とも重なっていた。


1960年代になって初めて「手話」が独自の言語であることが表明されるようになり、その独自の言語の習得を妨げられたろうの子供の発達は遅れることも証明されるようになった。


その後、ろう者のための大学、ギャローデッド大学の学長に「ろう」の学長が生まれるのは、1988年にもなってからのことである。124年の歴史の中で、6人の学長全員が健聴者であった。


またしても理事会は聴者の学長を選んだが、運動の力で第8代学長にI. キング・ジョーダンが選ばれた。


1990年、アメリカ障害者法、1991年全米ろう協会の声明(2000年に再度)139

子どもの言語能力の発達を保証すること。と。


まだまだ歴史が浅いのが聴覚障害者の言語能力保証なんだなあ。



by eric-blog | 2019-06-05 16:37 | □週5プロジェクト2019
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