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「学校」をつくり直す

「学校」をつくり直す

苫野一徳、河出新書、2019

3319冊目


教育とは「自由の相互承認」のためにある。


今、学校で「スタンダード」や「ユニバーサル・デザイン」という試みが流行っているらしい。

驚愕だが、「ユニバーサル・デザイン」が誰にも適合できる均質なものを意味するらしい!

スタンダードもそれに従うべき画一的なルールのことらしいし。意味わからん。

結局、学校教育に蔓延しているのは、一人一人の尊重ではなく、思考停止的に強制される行動のこと。


教育はそもそも、未来のためにする。


この辺りは、reformative educationと同じだなあ。


そのためにどうすべきかを第三章から提案している。


まずは、「探究する力」


そのためには「探究型の学び」をカリキュラムの核にする。123


答えのある「探究型」もある。「全構成型プロジェクト」。空気の質を知るために空気銃を作る。など。129


失敗を恐れる。そもそも遊びや冒険に対する意欲が減っている。145


好奇心の去勢。


学校を変える提案の二点目は「ゆるやかな共同性に支えられた個の学び」


定期考査を廃止した麹町中学校。一斉共通進度を前提として行われる定期考査をなくす。181


競争社会を超えて、学びの共同化。

紹介されている「リーディング・ワークショップ」を翻訳したのはERICの前事務局長、吉田新一郎さんであるし、彼は数多くの良書、グッドプラクティスを紹介し続けている。

近著に、岩瀬直樹さんとの『シンプルな方法で学校は変わる』も


つまりは、ずっと教育改革の底流でささやかれ続けてきたこと、だと思う。


著者は熊本大学の教員。

「公教育の構造転換」はどうすればできる?


学校改革につながるテコ。新たな動きが始まることを期待する。


前著、『教育の力』、『公教育をイチから考えよう』『問い続ける教師』



by eric-blog | 2019-05-23 09:36 | □週5プロジェクト2019
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