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あらかい健康キャンプ村 日本初、化学物質・電磁波過敏症 避難施設の誕生

あらかい健康キャンプ村 日本初、化学物質・電磁波過敏症 避難施設の誕生

古庄弘枝、新水社、2012

3318冊目


2008年からの取材のまとめ。そもそも取材のはじめは自分自身の電磁波被害体験から。

池谷純仁さん。


キャンプ村は解毒と体力づくりが二本の柱である。南会津、荒海山の麓の恵まれた環境。山までの散歩は滞在者の日課でもあり、楽しみでもある。


著者は新しく『香害』を上梓した。


2011311の影響がどこにも描かれていないのが、とても気になった。南会津の「うつくしまロハスセンター」開業の時期と重なったが、幸いに線量は低く、影響はなかった、と。135


滞在者に共通するのは「原因不明」で病院をたらい回しにされる。逃げ回るために経済的負担が大きくなる。周りの無理解にも阻まれる。などだ。


あらかい村での治療方針で、一ヶ月で回復して元の生活に戻った人もいる!


彼らは化学物質過敏症、電磁波過敏症を「環境病」と呼ぶ。


東京都M市にあるというエコハウスで保育室を開設した石川七海さん。158

自分自身も8つの対策をしている。

1.自宅でサウナ  一年で500回以上も、発症自覚初年はしていた。

2. 早朝にジョギング サウナと同じく、化学物質を体外に排出するためだ

3. 筋肉トレーニング 脂肪を燃やして脂肪に溜まった化学物質を排出

4. 「自律訓練法」 ドイツで1932年、シュルツによって考案された

5. 毎日野菜を食べる

6. 「化学物質過敏症日記」を書く

7. 「回復対策表」を作る

8. 「コウ・カウンセリング」をする。時間を平等に分けて互いにカウンセリングする。


対策のポイントは三つ「早期発見・早期治療(対策)」「周りの協力」「情報収集と自己努力」164


自身の発症をきっかけに「シックスクール」問題に取り組んだ人もいる。


とまあ、この本一冊で、現在化学物質過敏症について活動している当事者の主たるメンバーと出会うことができる。


2009年、化学物質過敏症が病名登録される。


ここに出てくる人たちの多くがその診断を北里大学病院に頼っている。病院が化学物質過敏症について外来受診を停止し、これから先、そよかぜクリニックなどごく限られた個人医院に頼ることになるのだろうか?


次回作『香害』に、その辺りのレポートを期待したいね。

『見えない汚染「電磁波」から身を守る』も。


■登場人物&団体

  • λあらかい健康キャンプ村
  • λグロ・ハーレム・ブルントラント(1939年生まれ)2002年発症
  • λパー・セガベック(1956年生まれ)、『電磁波と人類の未来』1999
  • λスウェーデン電磁波協会FEB
  • λnext-up.org
  • λ久田樹里さん 仮名、1986
  • λ橋本知子さん 仮名、1974
  • λ古村美樹さん 1967
  • λ伊藤玲子さん、千鶴さん、 1952年、1979年 現在スタッフ
  • λ川野緑さん 仮名、1950
  • λ大岩悟さん 仮名、1987年 一ヶ月の滞在で復帰
  • λナオルヨ2006
  • λNPO化学物質過敏症支援センター
  • λ湯田芳博さん 南会津町町長
  • λ村田智章さん 1974年生まれ、化学物質過敏症 知ってねウォーク、2008
  • λ岡村健さん、淳子さん
  • λ南会津町オーガニック推進協議会
  • λうつくしまロハスセンター
  • λドリーム・アース・ネットワーク DEN
  • λ猿渡温美さん 1946年、「和の会」
  • λ石川七海さん
  • λ阿部優子さん「シックスクール対策連絡会」
  • λ山城百合子さん 仮名、1963
  • λ化学物質過敏症・ゆるゆる仲間 高知県
  • λ岩丸正男さん 1952年、NPO法人ヒューコップ、2006年設立
  • λ地球環境と免疫系疾患の改善総合研究会
  • λ県民のいのちとくらしを守る共同行動委員会 INOKURA
  • λ上田沢子さん 仮名、1952年、引っ越して福島に移住
  • λ
  • λ





by eric-blog | 2019-05-22 16:52 | □週5プロジェクト2019
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