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プライベート・バンカー カネ守りと新富裕層

プライベート・バンカー カネ守りと新富裕層

清武英利、講談社、2016

3312冊目


富裕層は財産を次の世代に残したくなる。そのためにヨーロッパの階級社会では伝統的にスイスの銀行を使って蓄財してきた。タックス・ヘイブン(租税回避地)は金融資産運用のためにはいいが、「オフショア(課税優遇地)」と呼ばれるシンガポールのような国の方がOECDのタックスヘイブン基準から外れており、「安全」「クリーン」「硬い秘密保持」を看板に安心だ。30


2009年の法改正を受けて、日本人の富裕層も流れ込んだ。

不動産、IT、投資などで資産を築いた人たちだ。


プラベートバンカーたちは資産一億円以上の人たちしか相手にしない。そして、資産20億以上の超富裕層。


シンガポールには、日本の国税庁からの相続税を逃れるために、5年以上、年間180日以上をシンガポールで暮らす人たちもいる。彼らはビジネスを起こすにも英語力がなかったり、資産運用で儲かる金額の方が多いためにやる気が起きなかったりと、暇を持て余す。


そういう風にしている家族で幸せそうなケースを見たことがないという。

貧乏性だよね、日本人は。ヨーロッパの富裕層は、きっと違うと思うなあ。

チャリティなども当たり前なのではないだろうか?日本ももっと富裕層が市民活動などに資金提供すればいいのにね。貧乏くさい国だ。


客の取り合い、詐欺など、裏事情も明かされる。


うーん、こんな人たちが日本でも増えているんだなあ。2014年から、国税庁が海外資産も調査するようになったというのも宜なるかな。


「在日」コリアンは、シンガポールでは「日系」コリアンと呼ばれるのか。多いらしい。


by eric-blog | 2019-05-15 13:07 | □週5プロジェクト2019
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