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日本型組織の病を考える 2019-2

日本型組織の病を考える

村木厚子、角川新書、2018

3294冊目


同い年! 高知県! それだけですごく親近感を感じる!

2009年に郵便不正事件で逮捕され、10年に無罪確定、復職。15年退官。

若い女性を支える「若草プロジェクト」、累犯障害者を支える「気養成社会を創る愛の基金」など、刑務所で見た社会的な課題解決のために活動を続けている。


60歳定年だと、本当に定年後が長いね。


二つ年上の姉も今年2019年の春で退官、研究室を明け渡して、非常勤講師の枠で継続。二つ下の弟は昨年2018年の春から嘱託。3人とも、そういう年ですよね。


さて、五十代なかばの最も責任が重くなって来ている時に、障害者団体の第三種郵便認可に不正があったという疑いで、検察に取り調べを受け、さらには逮捕というところまで行ったのだから、身に覚えのないことで人生時間を浪費させられた被害者である。


拘留期間をどう過ごせたのか、どう戦ったのかは別の本に詳しい。この本は、「どのようにしてそのような杜撰な立件逮捕が可能であったか」に焦点を当てたもの。


調書主義、自白主義。


最初からストーリーを描いて、そこに自白を誘導する。

話をつまみ食いして供述調書を作る。


村木さんが勝てたのは、有り余る時間を生かして丁寧に調書を読み込み、矛盾を見つけて、無罪を立証したからである。


好奇心が留置所での生活を支えてくれたとも。


そして、なんと、「いきこごちのいい町」を『失敗の科学』と並べて紹介しているのだ。

「病は市に出せ」

「人間の性と業を知る」など。120



公務員の仕事は連立方程式を解くようなものだと。バランスをとりながら、解を探る。125


01にするのがNPOの力、理論化して110にするのが学者の力、採算に乗せて1050にするのが企業の力、50100にするのが行政の力」だと、どこかの会合で聞いたと紹介している。128


パートナーとして相手を選んだ理由が食事の時の緊張のなさと歩くスピードというのも、共通点があっていいなあと思った。214


腹をくくって、「家族」という優先順位をつけつつ、厳しいと思われる仕事も引き受けていく。


いい感じ。


同世代の女性たち、応援するよ!


ところで彼女は立候補しないのかなあ?



by eric-blog | 2019-04-05 15:16 | □週5プロジェクト2019
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