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ごみ収集という仕事 清掃車に乗って考えた地方自治

ごみ収集という仕事 清掃車に乗って考えた地方自治

藤井誠一郎、コモンズ、2018

3281冊目


いい仕事である。


現場主義。


いま、行政サービスは民間委託がすすんでいる。しかし、この研究報告を見ても、「単純作業だ」というような思い込みで委託することの安易さはわかる。


ごみ収集に関わる様々なノウハウ、知識、技術を持っている現場を誰が引き継ぐのか。


捨て方の問題もある。

著者が同行したのは新宿区であり、素人が聞いても「大変だろうなあ」と想像がつく場所柄である。


最大の歓楽街。雑居ビルのボヤ騒動がいつも報道される密度。

一日の昇降客数が最大の駅。


無法地帯、違法地帯、脱法地帯なのではないかと思うのに、確かに言われてみれば、ゴミは片付けられている!


その背景には、現場の努力があったんだなあ。脱帽。



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■ごみ収集とまちづくり 清掃の現場から考える地方自治
朝日新聞出版、2021
東京都北区の清掃事業に2020年11月から2021年3月まで。


by eric-blog | 2019-02-06 16:14 | ■週5プロジェクト18
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