万引き依存症
斎藤章佳、イースト・プレス、2018
3237冊目
万引き依存症は、自分が家族がいつかなるかもしれない、そんな現代病である。
万引きをやめられない。
やってはいけない時にやってしまう。
被害者が見えない、処分が軽い、再犯率の高い犯罪。
節約しなきゃから始まり、家庭のストレス発散、家庭を顧みない家人に対する復讐として、依存。
より巧妙に、より強い刺激を求めてエスカレート。
たいしたことではないのに、人生狂わされたと被害者意識を強める認知の歪み。
孤独な高齢者、摂食障害の患者など、特定のカテゴリーの人々も。
必要なのは、 200
通院治療
再発防止
自助グループへの参加
東京新聞 2018年12月2日
12月4日認知の歪みに挑戦する「MCC法ワークシート」は「反証事例」を上げて行く「神話ワークシート」タイプ。
自分で認知の修正をする方法まで考える。
万引きに限らず、著者は「行為・プロセス依存」が高まると考えている。28
既に著者は前年に『男が痴漢になる理由』を出している。
- λ強迫性
- λ衝動性
- λ反復性
- λ貪欲性
- λ有害性
- λ自我親和性
- λ行為のエスカレーション
WHOによる依存症の定義。
喪失感は依存症の入り口。
一人にさせない。