いじめの直し方
内藤朝雄・荻上チキ、朝日新聞出版、2010
3201冊目
中間組織の全体主義を読み解いた内藤さんがこんな本を荻上チキさんと出していたなんて。レイアウトもわかりやすいHow To本。でありながら、哲学しっかり。
「治す」というのは人に問題があるとき、「直す」というのは仕組みに問題がある時だという。だから、いじめは直すのだ! これって、「障害」にも使えないか?
中間組織という「自分たちのオキテが通じる小さな世界」だと思って力を振るっている人たちに対して、「広い世界のルールを持ち込むこと」それがいじめの直し方だという。そりゃ、想像ついていたね。
いじめという「ニセ満足」
いじめをすることに信念やこだわりなんてない
人間関係が下手でも、事故が起こらないような環境づくりをする。
そうだ、そうだ、子供は完全じゃなくていいんだ!
いじめの言い訳がイイワケなかろ?
遊びだとか、いじめられる方にも原因があるとか。そんな理屈に惑わされない!
仲良くしなくていい。距離を置くことも大切。
いいね。