オカルト化する日本の教育 江戸しぐさと親学に潜むナショナリズム

オカルト化する日本の教育 江戸しぐさと親学に潜むナショナリズム

原田実、ちくま新書、2018

3181冊目


「江戸しぐさ」が実は近年の創作物であることは、広く知られたことになってきた。しかし、その前に、江戸しぐさを学ぶことがマナー教育として学校教育でも取り入れられ事態が起こった。


親学も同様だ。親学自体は高橋史朗という人の考えた教えであるが、その名称が一般的であるので、その言葉を使っている人々が、そのように理解しているとは限らない。「伝統的な」という触れ込みだが、「褒めて育てる」など開明的な内容も含まれていると、著者は指摘する。080


推進議員連盟などもできたり、政治的な動きで広がった親学や江戸しぐさ。


なぜそんなことになるのか? 推進している人たちはどのような人かを書いているのがこの本である。


共通するのは「陰謀論が好き」、「歴史の謎解きが好き」

そして、伝統や先住民文化の尊重は、呪術との親和性が高く、オカルトへの道を開く。そして、また、どういうわけか「右傾化する」。民族主義の宿命か。194


最近なくなった津川雅彦さん。彼も、右寄りの発言を繰り返した人だ。196


伝統がオカルト的なナショナリズムに繋がることは、警戒が必要だよね。



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by eric-blog | 2018-09-11 11:57 | □週5プロジェクト2018 | Comments(0)
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