TOKYO 0円ハウス0円生活
坂口恭平、大和書房、2007
3146冊目
2004年、『0円ハウス』を出版。自分自身が作った0円ハウスを紹介。
そのルーツに当たる活動の記録がこちらの本。
隅田川沿いの「0円ハウス」の詳細や学生時代に多摩川沿いの0円ハウスを調査(訪問?)した体験。
自分で作る「撤去可能な」移動式家屋は、とても工夫に満ちていたという。
たった三畳ほどの木造家屋に凝らされた工夫。いや、その生活そのものに凝らされた工夫の凄さ。そしてねそのような生活がつなぐ人間関係がまたすごい。
ホームレスの人が作った「ホーム」。人間の暮らしがそこにある。
のだが、国交省とのせめぎ合いでもある。
すごいなあ。今もあるのかなあ。
同じ著者による『独立国家のつくりかた』はもっとすごい。
https://ericweblog.exblog.jp/17635520/