いじめと探偵

いじめと探偵

阿部泰尚、幻冬舎新書、2013

3127冊目


2004年、探偵会社を立ち上げて一年ほど経っていた著者のところに一つの依頼があった。「子供のことで相談したい」と。


以来、10年、250件の「受託」。相談件数の1/10である。


相談は無料、実際に調査員を派遣した場合は、30万円程度の実費をもらう。


依頼してくるのは母親・父親、本人と様々だ。しかし、学校現場は探偵の介入を「証拠が必要だからだろ」といなす。


探偵が見つめてきた「いじめ」の実態は多様だ。

物壊し型

援交強要

集団強姦

カツアゲ型


探偵の出番が必要になるのは1/10程度。その時著者がやるのは二つ。当事者録音の指導と探偵による証拠集めだ。前者は無料だ。


学校関係者すら「証拠がなければ」ということに著者は言う。「教育者としてできることがあるだろう」と。


確かに。


とはいえ、学校が動いたことで解決するケースが6割はあると言うのだから、「証拠」をつきつけることが無駄というわけでもないのか。


探偵業というものが専門性が低いことに憤って自ら始めた。探偵のあるべき姿を示す本でもある。

[PR]
by eric-blog | 2018-06-21 18:58 | □週5プロジェクト2018 | Comments(0)
<< ワークショップ成功の秘訣  17 やさしい日本語 >>