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TEST18atERIC 教育力向上講座

TEST18atERIC

2018324-25日 開催 参加者 6


PDF版はこちらから

http://www.eric-net.org/news/TEST18kiroku.pdf


教育力向上講座も2000年の開催から18回になりました。

いろいろと面白いことがありました。

セッションの構造は、もうこれで決まりかな。鉄板?


セッション1 共通基盤づくり

セッション2 アクティビティとプログラム体験

セッション3 ふりかえりと参加型学習についての学び

セッション4 アクティビティ・プログラム開発

セッション5 アクティビティ実践

セッション6 ふりかえりとまとめ


今回は、それぞれのセッションの最初に「含まれるべき要素」を板書し、進めて行った。


セッション1 共通基盤づくりに含まれる要素

・自己紹介

・話し合いの心がけ

・ジャーナルづくり

・傾聴


It's New1It's OK not to share」の29の原則を、話し合いのルールづくりの補助線にした。


セッション2 アクティビティをプログラムに

1. CSすごろくの体験

2. ふりかえり

3. ESDを点検の視点に

4. 共有


■すごろくはこちらから

https://ericweblog.exblog.jp/238622614/



It's New2 「化学物質過敏症すごろく」を体験した後の展開をファシリテーターが提示・進行するのではなく、「ESDの点検の視点」から展開するようにしたこと。これは北九州市の研修で取り組んだときに、参加者が自ら、アクティビティから次への展開の工夫を喜んだことから、TESTでも取り入れた。これは今後の定番になると思う。


セッション3 ふりかえりと参加型学習についてのまとめ

まず、含まれる要素の共有から。

  • ジャーナルづくり
  • 問う心
  • ファシリテーター・ハンドブックの確認


It's New3 『問う心』を研修中に読んだことはこれまでなかった。今回、「学習の本質チェックリスト」を作ろうと思っていたが、内容が絞りきれず、あるいはあまりにも膨大になるため断念していた。しかし、代わりに『問う心』を読んで見たところ、かなり「学習の本質チェックリスト」の意図したところとオーバーラップがあった。これも、ファシリテーター育成のための定番になりそうだ。

It's New4 ESDの点検の視点からプログラムを再確認するためのマトリクスを共有することができた。このフォームも今後の定番になりそうだ。

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セッション4 プログラムづくり

  1. 1.昨日のふりかえりとこ今日の課題
  2. 2.ジレンマ・カード とすごろくのアクティビティの相互乗り入れを考える
  3. 3.四つのテーマを昨日のふりかえりおよび今日の課題から考える
    1. ()スクールカースト
    2. ()わたしたちは自由か?
    3. ()接点を見つける
    4. ()ウソを実現するファシリテーター育成
    5. 4.テーマについて「一言」
    6. 5.「一言」で起承転結の流れを作る。
    7. 6.四行文章で作りたいプログラムの起承転結
    8. 7.ペアで共有
    9. 8.プログラムづくりの仲間づくり


It's New5 取り組みたいテーマを決定した後、参加者にそのテーマについて「一言」、もし、ファシリテーターとしてそのテーマを与えられたらみんなで考えたいことや伝えたいことなどを「一言」で考えてもらい、それを「起承転結の流れづくり」に活用する方法をとった。「起承転結のフローチャート」(という名前にしようかなあ)は、これまでは参加者に「自分が伝えたいこと」を短い文章で書いてもらい、伝えたいことが共通している人々で「仲間探し」をしてもらい、四人一組でプログラムの「起承転結のフローチャート」を作成してもらう方法をとっていた。しかし、逆に「テーマ」についてそれぞれが伝えたいことを持ち寄って、流れを考える方が有効であることは確実だ。人数が今回は四人だったのが幸いしたわけだが、人数が多くなった時には、どう工夫することができるかが課題だなあ。

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セッション5 プログラム実践

  • プログラムの評価の視点
  • 実践
  • ふりかえり


残念 やはり、一人ひとりがプログラムを発表する時、模造紙に流れを書いて共有することは必須だと思った。ただ、チームファシリテーションであれば、分担して書くことも可能だが、「一人ファシリテーター」の場合には、別途時間を確保する必要があるだろう。およそ30分プラスランチが「プログラムづくり」にかける通常の時間であるが、人数によっても違うことが確認できた。


セッション6 二日間をふりかえる

  • ジャーナル
  • 個人的行動計画
  • プログラム改善
  • ふりかえりの共有
  • 修了証


なんと今回は30分も早い時間に終わったので、ゆったりとふりかえりやテキストの確認ができた。プログラム立案や個人的行動計画について、「マゴリスウィール」の代わりにペアワークをしたのだが、「考える」「話す」は、自分自身の考えを深めるための必須である。


あっという間の二日間だった。参加してくださった皆様、ありがとうございました。

飛鳥山の夜桜も感動でした。



記録はDropboxで共有しています。


https://www.dropbox.com/home/TEST18atERIC

■It's Newふりかえりミーティング

3/27 Oさん、Tさん、かくたの三人で


It's New0 「セッションに含まれる要素の板書」特になし(残念)

It's New1 「「It's OK」を話し合いのルールづくりの補助線に」Good! とても自由な雰囲気になった。初参加の人からの意見も引き出せたと思う。これをやっていいですかというような確認をされた時に、「あなたは自由だ」を何度も何度もファシリテーターが口にしていた。

It's New2「アクティビティ体験の後の展開をESDの点検の視点から考える」ESDの目標リストをしっかり読み解くことにつながった。

It's New3「『問う心』を参加型学習の点検の視点として読む」Good! 正方形の形、多すぎない言葉がザッピングを可能にする。2分間個人作業でザッピング、2分間ペアで話し合う、その後5分間indulgeする。没入する。あの10分間がよかった。

It's New4 ESDの価値観と能力をプログラムの起承転結の「転」に活かす」Good! しかし、あのマトリクスを最初から出すのではなく、点検の視点を共有してから行うこと。

It's New5「テーマについて一言から四展開フローチャート」Good! テーマについて問われて、それぞれが考えたことを持ち寄って、一つのプログラムの流れの起承転結に当てはめていくことで、誰もが参加した感がある。その時、それぞれが課題だと思ったホットな臨場感。起承転結のながれの作り方は無数にあること。一つ一つの展開にアクティビティを当てはめていくと、プログラムになること。



by eric-blog | 2018-03-26 10:53 | □研修プログラム
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