優生思想と不妊手術 授業実践 by 松波めぐみさん at 市大
知能テストの結果によって、本人には知らせずに不妊手術をする。
そんなことが日本でも行われている。
当事者をゲストに迎えた授業実践が素晴らしかったので、参考文献とドキュメンタリー映画の情報だけでも共有しておく。
■参考文献
『私は女』岸田美智子さん、金満里さん、長征社、1984年、新版1995
http://www.arsvi.com/b1900/8401km.htm
■ドキュメンタリー&インタビュー動画
カナダ・アルバータ州における強制不妊手術のサバイバーの女性・レイラニさんが裁判を起こすドキュメンタリー
https://en.wikipedia.org/wiki/The_Sterilization_of_Leilani_Muir
日本語吹き替え版を、ウイングス京都で借りることができます。
https://www.youtube.com/watch?v=F5Lp9Ga3HY4
虫垂(Appendix)を取ると言われた。14歳半で。
結婚し、子どもが欲しかったので病院で検査して、虫垂は除去されていないことが判明。検査をして、子宮と一方の卵巣が取られていることがわかった。
1981年に子宮が除去されているという事実をやっと受け入れることができた。
その後、知り合いの若い女の子の新生児を養子縁組しようとして、数十万円もかけてベビー用品を買い整えて準備していた。しかし、不妊手術を受けていた過去から「母親不適格」という判断を下され、養子縁組はできなかった。離婚。
全てを失い、自殺を考えるまでに追い詰められた。
■2017年12月4日 東京新聞