惨事便乗とは、「恐怖」による支配である。 わたしたちの課題は、自分の内からなる恐怖に向き合うことである。 惨事便乗型権力的予算拡大国家公務員中心国家 惨事便乗型省益増進予算獲得行為 なぜ、権力は惨事にかくもやすやすと便乗することができるのか?
などなど、多くの要因が考えられる。「恐怖による支配」 惨事に便乗した事例を考えてみる。
戦後の事例としては、米国の9.11後は「惨事便乗型自衛戦争拡大」でしかない。 惨事便乗とは、戦争状態、戒厳令のようなものなのだ。
■東北ショック・ドクトリン http://ericweblog.exblog.jp/22035590/ 「ハゲタカファンドのような投資家たちが「創造的復興」に便乗して、投資という名の金儲けに励んでいるのがいまの東北の復興の姿だ」 弱者とは、研究に参加するかしないかの自由意思が尊重されない人38 やってもらったのだから、いやなことでも、受け入れてしまう。日本型正義。 ■惨事便乗型資本主義 ショック・ドクトリン 惨事便乗型資本主義の正体を暴く ナオミ・クライン、岩波書店、2011 The Shock Doctrine The Rise of Disaster Capitalism http://ericweblog.exblog.jp/18813065/ 軍隊と政治と経済が結託して、惨事の後のショック状態につけ込んで、国を牛耳るというのがショック・ドクトリンである。 破壊することで、新しいことを受け入れさせる。 「惨事」による判断停止は、これらの個人に起こることと同じことが社会的にも起こり、そしてそこにつけ込むことで、社会をコントロールすることができるということなのだ。 ■戦争の現場で考えた 空爆、占領、難民 カンボジア、ベトナムからイラクまで 熊岡路矢、渓流社、2014 http://ericweblog.exblog.jp/20305253/ JVCはイラク戦争を始めさせないことで動いたが、成功しなかった。42 戦争はすべて不条理なものであるが、イラク戦争は、とりわけ不条理で汚いと感じた。イラン・イラク戦争および湾岸戦争でぼろぼろになったイラクは、湾岸戦争後の10年、1. 徹底的な経済制裁、2.米英軍による基地空爆、3.国連による武器査察、を受けてきていて、2002-03年、とても戦争ができる体制ではなかった。」42 そこを攻撃した。 復興支援よりも、戦争そのものを止める方がはるかに筋が通っている。失われた命はもどらない。53 ■20世紀の知性はどこへ行ったのか? 図解 公共事業のしくみ いっきにわかる「日本病」の本質と問題点 http://ericweblog.exblog.jp/19222837/ ■そして、日本的な体質 絶望の裁判所 http://ericweblog.exblog.jp/19672453/ 「裁判所当局は、司法制度改革の動きを無効化するのみならず、それを逆手にとって悪用し、その結果、裁判所と裁判官集団は、今世紀に入ってから、徐々に、しかし目に見えて悪くなって行った。ことに、平均的な裁判官、中間層のあり方がなし崩しに変化、悪化していったことは、私にとって大きなショックだった。・・・つまり、職人タイプの裁判官が日本の裁判の質を支えていたわけである。しかし、上層部の劣化、腐敗に伴い、そのような中間層も、疲労し、やる気を失い、あからさまな事大主義、事なかれ主義に陥っていったのである。・・・言葉を換えれば、多数派、中間層の官僚化・役人化傾向が著しい。」38-39 「内に対しては理念なき絶対的統制、外に対しては可能な範囲での迎合、さらに、情実人事によって脇を固め、地家裁裁判長の人事や新任判事補の採用についてまでその意向を貫徹するという、醜悪なシステム。」118 ■家事労働ハラスメント http://ericweblog.exblog.jp/19174658/ 家事労働ハラスメントとは、わたしたちのまっとうに生きる権利の侵害のことなのだ。 ついでに言うと、死刑制度も国家による恐怖による支配の一つなのだ。「あなたは、こんな凶悪な人が社会にいると嫌でしょう?だから国家がそう言う人を排除してやると」と。それに合意している私たちはバカだ。 国家を増長させることは、近代国民国家の超克という近代の人間化を退行させるものなのだ。 人間という複雑で、時には禍々しい存在に、「国家権力」という禍々しさを増長させてはならない。人間が信用ならぬのであれば、それは国家もそうなのである。国家に特別な力を付与するときはどのようなときであるのか、しっかりと考え選択すること。 ■戦争のはじめかた ■戦争のつくりかた https://www.youtube.com/watch?v=cUGu73hnjdY
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