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病院ビジネスの闇 過剰医療、不正請求、生活保護制度の悪用

病院ビジネスの闇 過剰医療、不正請求、生活保護制度の悪用
NHK取材班、宝島社新書、2012
2630冊目

別件だけど、本の最後に出版社の案内があるよね? ってなんかSNSの投稿のような口調になっていたりして。
そこに『「橋下維新」は三年で終わる』 という本が出ている。もう終わったんかなあ?  終わってるの? いま2016年だけど。


2009年11月2日 クローズアップ現代「貧困狙う”闇の病院”」
http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/2810/index.html
素晴らしいなあ。番組のことがトレースできたのはクローズアップ現代だけだよ。

『逸脱する“病院ビジネス”』NHK取材班
こちらの番組については、本の紹介だからなあ。
http://www.enjinkai.com/blog/detail/011173.php
奈良の山本病院の事件など、驚きをもって医療関係者が紹介しています。

で、さらにこの本では、「寝たきり高齢者専用アパート」という介護報酬と医療報酬の両ドリによって、差額を搾取している実態も加えられています。現代の姥捨山。
そして、病院乗っ取りと転院ネットワーク化の問題。

診療報酬請求書(レセプト)審査機関にも見破ることができない転院、転病のからくり。
そして、医療Gメンという地方厚生局の県事務所所属の指導医療官の無力さ。
などが「第7章 医療崩壊に処方箋はあるのか」に書かれている。

「そして最後にレセプト病名などの問題が書かれていました。
ただ、そこに書かれていたことは、これまでも言われている問題点の羅列であり、一部の業者の問題を医療全体の問題とごちゃ混ぜに書いてあるので、文章の全体がぼやける感じがしてここの章は余計だった感じでした。
全体的にはとても面白く、こんな事が日本で起こっているのか、この様な事に対してはもっともっと怒った方が良いと感じた本でした。」

と指摘された点は改善されているのかな?

四年で医療崩壊は改善されたのか?

技能研修生制度といい、制度を劣化させるものが激しいのはなぜだろう?
by eric-blog | 2016-10-28 11:28 | □週5プロジェクト16
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