GPWU第8回
■できていること。 ➢グループ討議への参加 ➢自分で課題を決めてレポートを提出 ➢決められた課題について ■オバマ大統領の広島訪問についての分布図 ■今後のすすめ方 サービス学習とは?連想図、対比表 ERICのチラシ配布 ■ペドロの開発 参加者2名 1. オバマ大統領の広島訪問に対する意見分布図を作ろう。「満足vs不満/賛成vs反対」「必要vs不要/賛成vs反対」の軸で四類型に当てはまる人々について考えた。二次元軸を二種類。 【広島訪問について満足vs不満/賛成vs反対】 ○満足で賛成歴史的な訪問である。謝罪と受けとめられることを懸念してこれまでの大統領は広島訪問してこなかった。誰しもが共有すべき展望。 ○不満で賛成世界で唯一原爆を使った国として謝罪がない。政治的意図なのではないか。 ○満足で反対[ブランク?] ○不満で反対核犯罪者は米国だ。日本は被害者面するな。自分が謝罪せよ。 【原爆投下は戦争終結のために必要vs不要/賛成vs反対】 ○必要で賛成 アメリカ軍で殉死者続出していた。 ○不要で賛成戦争を終わらせるのに原爆投下は必要なかった。しかし、米国の威信、ソ連を牽制する、ドイツとの核開発競争などの政治的意思。 ○必要で反対 確かに原爆ショックで戦争が終わった。しかし、原爆には反対。 ○不要で反対 被害を受けた人々。 二次元軸で考えると「あり得ない」組み合わせだと思っていた象限が「気づき」につながることを発見した。 例えば、「あなたは信じる?信じない?」のアクティビティでは、「信じてやる」「信じないからやらない」という二象限だけという考え方もあるが、しかし、現実には人は「信じていないけれどやっている」ことや「信じているのにやれないこと」にまみれている。よね? オバマ大統領の広島訪問については、サーベイモンキーなどを使って、自分たちでもネット調査する可能性も含めて、継続して考えたい。 2. これまでこの授業でできるようになったこと 自分で課題を設定して調べる。 授業でその結果について話し合う。自分の意見を言う。 主体性、積極性、能動性、自主性が、身に付き、行動に繋がっている。 コミュニケーションや格差社会について授業で共有した「無自覚の価値観」などを使って点検している自分がいる。 「根無し草化」というキーワードもよく思う。「里山ベーシックインカム論」。社会に参加するためには原資が必要。それが昔は「自然資源へのアクセス権の保証」であり、貨幣経済のいまでは「お金」ということになる。 キーワードの活用 レポートを書く→授業で相互評価する→新しい視点、自分の持っていた課題意識が具体的になる。 3. これからの授業でやりたいこと これまで「地球社会と共生」ということで、海外の課題と自分たちのつながりを考えてきた。「ペドロの開発」をした後、地域社会のことを考えていきたい。 一つは大学の環境調査であり、もう一つはサービス学習だ。 ○サービス学習とは、地域や地球に対する貢献を通して、何かを身につけたり、学んでいくこと。 グループ討議で「いいサービス学習vs危険なサービス学習」を考えた。 ○「危険な」というキーワードは、ミシェル・フーコーの言葉で、「現在の社会政治状況はすべて悪である。しかし、すべてが悪であると言ったところで、行動にはつながらない。大切なことは何がより危険であるかと問うことだ。危険なことは何かを考えることで、行動につながる」。(原典に当たれていないトホホ) ■いいサービス学習 ➢環境調査→改善提案など ➢生徒主導であること ➢コミュニティと共に取り組むこと ➢学習支援をする。学習塾など。対価があるとしても、大学生としてできるサービスだし、そこに学びがある。対価型サーピス学習もありだ。 ➢エコキャップの活動。途上国の子どもたちにワクチンを、PETボトルのキャップの回収で行う。 ➢その他、ユニセフ、赤い羽根などの募金。街頭募金など。 ■危険なサービス学習 ➢やらせ、末端手足だけボランティア ➢受け身、言われてやる、学びがない。 ➢対価型=就活に有利、単位になる、など。 ➢サークルの歴史。阪神淡路大震災の時の体験から。「君たちが帰った後、どうなる?」 ➢継続性、持続性の課題。 ➢やっただけ、体験消費型ボランティア ➢子どもに銃を自衛のために持たせる。→事故の多発。 ➢人の生死に関わるようなことにつながる活動を子どもにさせること。 4. 「ラクの物語」 段落交代読み。 看護婦や医者に「指導」されてラクはどう思っただろうか。 この物語と「識字の暴力」はどうつながるだろうか? 5. ふりかえり
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| 2016-06-06 18:38
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