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「共助」のちから 20年の活動から見えてきた幸せ社会への提案

「共助」のちから 20年の活動から見えてきた幸せ社会への提案
堀田力、実務教育出版、2014
2511冊目

共感する能力は子どものときに、他の子どもたちと遊ぶけいけんから育まれる。
それらの能力は、大人に鳴ってから育てるのは難しい。176

そして、家庭が提供する、他ならぬ機能は「ふれあい」と「一人の時間」。

利他心は利己心の延長だが、共助がそれらのつなぎとなる。

尊厳がキーワード。

そして、幸せ。

おもしろいエピソードは

「共助ということなら、日本には会社や役所という職場のコミュニティがある。こういう場における共助の意識は非情に高く、実際に助け合いが行われていますよ」と内閣府の幹部。

堀田さんの答えは「それは”擬似共助”です」19

その説明が以下。とても大事。

「日本式の「家父長型」の経営組織においては、幹部の指示どおり企業一家的な意識が社員に強く、全体の団結力も強い。しかし、そういう組織を束ねているのはボスで、ボスが支配する「ムラ」の中でのみ、そのルールに従って助け合いが行われるのです。ボスからにらまれた部下は、「助け合い」からはじき出され、自分の居場所すらありません。
まさに、これは支配される共助なのですが、日本にはまだそれを理解していない組織、幹部も少なくとりません。
上に立つ人間が認める範囲で行われるような助け合いは、共助とは言わないのです。またそんな共助が盛んになったところで「幸福感」が高まることはありません。お互いが認めあい、信頼する中で発揮されるのが真の共助であり、それによって人々は高い「幸福感」が得られるのです。」

まあ、堀田さんの言うことにはうなづくしかなかっただろうけれど、これで納得するのかなあ?
わっかるかなあ? わっかんないだろうなあ。


自助とか、自尊、尊厳ありきでの共助と、組織ありきの共助とでは、違うのだとわたしは思うけれど。

「個人よりも国」という危険な発想。  27

不幸な「自助絶対主義者」36

尊厳を保つことを支援すること。


ダウン症のタケオ君のサバールとの出会い。
https://www.youtube.com/watch?v=f5NC0ohs-_s
他のサバールの音より、これが一番だったよ。

この人の家、観てみたい! 宇津崎光代さん。住育なんて言葉があるんだねぇ。
http://jyuiku.net/workshop/

女性が泣いて喜ぶ家づくり。すごいね。
by eric-blog | 2016-05-20 12:24 | □週5プロジェクト16
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