人気ブログランキング | 話題のタグを見る

つながりを取り戻すためにあなたができること Coming Back to Life

アクティブ・ホープ
ジョアンナ・メーシー+クリス・ジョンストン、春秋社、2015
2380冊目

2015年10月18日
出版記念パーティの時に行われたミニワークショップの様子はこちらから。
http://ericweblog.exblog.jp/21753752/

2014年11月24日
Active Hope at HUB Tokyo in 目黒の報告はこちらから
http://ericweblog.exblog.jp/20427497
その時の配布資料はこちらから
https://drive.google.com/open?id=0B3BtpOgiqhyraUJTN3RaM2ZCbm8

Work That Reconnect「つながりを取り戻すためにあなたができることネットワーク」はこちらから。
http://workthatreconnects.org

ジョアンナ・メイシーとモリー・ブラウンの最新作についてはこちらから。
http://www.newsociety.com/var/storage/blurbs/9780865717756_excerpt.pdf
1998年に出版された「Coming Back to Life」のリニューアル版。とても表紙がきれい。スタディ・ガイドは無料でダウンロードできる。
http://workthatreconnects.org/wp-content/uploads/2015/07/Study-Guide-Coming-Back-to-Life.pdf

Active Hopeのkindle版はこちらから
http://www.amazon.co.jp/Active-Hope-Without-Going-Crazy/dp/1577319729/ref=pd_sim_14_1?ie=UTF8&refRID=07FB0JGKKSA7N78AMAGZ


Study Guide for Coming Back to Life
By Molly Brown and Joanna Macy

リフレクション(熟顧)、ジャーナル(行誌)、グループでの探査/explorationのための問いを紹介します。これらの問いが「Work That Reconnects」についての理解を深めることを期待しています。そして、WTRの背景にある世界観やパラダイムについても。まずは、問いすべてに目を通してみて、あなたに話しかけてくる問いに目を止めてみてください。すべての問いにすべての人が反応することは期待していません。(試験でもありません!)

第13章「大転換(the Great Turning)のためのメディテーション(瞑想)」については、問いの代わりに、グループでメディテーションをリードするためのガイドラインを示しています。


第一章: いのちを選ぶ
1.あなたは「産業成長社会」をどう理解していますか。実際に、世界のどのような動きになっているでしょうか。
2.苦しみ/sufferingをもたらす3つの毒(仏教の教えにありますが)は、どのように産業成長社会に制度化されているでしょうか。(貪・瞋・癡(とん・じん・ち)無知、愛・貪欲、怒り・憎しみ)
3.あなた自身の人生で産業成長社会の影響をどのように感じてきましたか。あなたの共同体や地域に対してはどうでしょうか。
4.いのちが持続する社会/Life Sustaining Societyについてのあなたのビジョンはどのようなものですか。
5.「3つの物語」はあなたの人生ではどんな風にあらわれていますか。地域ではどうですか。あなたのまわりの世界ではどうですか。
6.大転換the Great Turningのために「待ったをかける行動holdiing actions」リストのどれをやったことがありますか。あるいはなんらかの支援をしたものはどれですか。このリストに付け加えたいものはなんですか。
7.待ったをかける行動の目標リストpp.7-8を読んでいて、あなたにわき起こる感情はなんですか。付け加えたいものはなんですか。
8.大転換の第二第三次元のもので、あなたがやったことのあるもの、あるいは支援したものはどれですか。これらのリストに付け加えたいものはなんですか。

第二章 最大の危機:  感情と心が死んで逝く
1.世界に痛みを感じたことがありますか?また、見たことがありますか。
2.「これまで通りのビジネス」がわたしたちの感情と心を死に至らせている。How?どのようにしてでしょうか。
3.過去において、あるいはいまもなお、あなた自身があなたの感情と心を死に至らしめていることがありますか。How? どうやって?
4.この死に至りつつあることが、あなたの周りの人々に与えた影響はなんでしょうか。その影響に対抗するためにあなたが試みたことはなんですか。

第三章 そこにある奇跡: わたしたちの本然と力

1.過去において、p.38でベイトソンが描き出している世界観を共有していましたか。その世界観を変えるのに役立ったものはなんですか。この世界観を他の人に見いだしたことがありますか?
2.システム思考のレンズを通すことで、世界やいのちを違うように見直すことができますか。この視点はあなたをわくわくさせますか? How?
3.さらに深める問いを、あなた自身が問いたいと思っているものは何ですか。ガイア理論、ディープエコロジー、人間中心主義、あるいはエコロジカルな自己というような概念は、その問いを刺激しますか。
4.本で紹介されたスピリチュアルな伝統の中で、どれがあなたをかきたて、深めますか。How?
5.あなたが何ものであるのかを理解することを助けてくれた人生における選択はありましたか。
6.あなた自身の「積極的崩壊/positive disintegration」は何でしたか。その経験から生まれたことは何ですか。
7.54-55ページに描かれているような、集合的選択を体験したことがありますか? どんな感じでしたか?
8.あなたの人生で「やりこめられた/power over」の経験はありますか。力の側で?あるいは力で支配される側で? それはどのように破壊的でしたか。なんらかの役に立ちましたか。
9.「力を分かち合う/power with」を経験したことはありますか。何がそれを引き起こしましたか。あなたにとってはどんな感じ?
10.組織や社会システムに対するフィードバックを受けとめましたか。それは挑戦でしたか、エンパワメントでしたか。How?
11.あなたの人生と仕事でシナジーを感じたことは? 世界では?

第4章 つながりを取り戻すためにあなたができることって何?
1.「できることの目標」を読み進めながら、これまで参加したワークショッブで体験したそれぞれの目標についてリフレクトしてみましょう。
2.この「できること」の背景にある6つの想定をあなた自身の言葉で表現するとすれば?
3.同様に、「スパイラル」をあなた自身の言葉で表現するとすれば?
4.シャンバラの予言を現在の世界にあてはめるとすれば?
5.WTRのワークショップを企業に持ち込もうとした場合、あなたが直面した困難はなんでしたか。

第5章 つながりを取り戻すためにあなたができることをガイドする
1.ワークショップの参加者としてのあなた自身の体験をふりかえって、そのグループで見いだした価値観は何ですか。
(ア)Reflecting on your own experience as a participant in workshops, what value how you found in working in groups?
2.ファシリテーターとしての任務、スキル、資質について読みながら、あなたが有能だと感じるものは何か、書き出してください。もっと自信のないところについてはどうすればさらに大きな自信が得られるでしょうか。
3.ワークショップに参加するのに直面した問題は何ですか。役立ったことは何です。
4.グループの中の「強い感情」を扱おうとする時に課題だったのは何ですか。P.79-81の提言は役立ちますか。強い感情と向き合うために、あなたの能力を拡大するためにできることは何でしょうか。
5.儀式的に行われることについてのあなたの体験や儀式を取り仕切った体験を考えてみます。参加者あるいはリーダーとして役立ったことは何です。居心地がわるかったのはどの方法ですか。
6.ワークショップのために物理的に理想的な状況を描いてください。どのような物理的な特徴を避けたいですか。実現したい環境はどんなものですか。
7.ワークショップやグループをリードする時に、資金についてどう考えるを探ってみます。
8.ワークショップでのあなたの体験をふりかえって、あなたがオープニングとエンディングの時に、自分自身のワークショッブで取り入れたいことはなんですか。
9.これらのオープンセンテンスの問いに応えてください。
(ア)わたしのWTRをファシリテートするアイデアは、完全に行かれています、なぜならば。。。。。
(イ)WTRのファシリテーターとして、わたしが活動するというのは、世界でもっとも自然なことです。なぜならば・・・・
10.WTRを異なる対象や状況に当てはめようと思ったのはどんなことですか。

第6章 感謝から生まれてくるもの
1.WTRのスパイラルはなぜ感謝から始まるのでしょうか。感謝の感情や感覚を持つことは、どのような利益があるでしょうか。
2.感謝について、あなた自身のオープンクエスチョンを完成させましょう。本にあげられた問いの中であなたが使いたいのはどれですか。Why?

第7章 わたしたちの世界に対する痛みを敬する
1.世界の痛みや破壊に対するわたしたちの内面の反応として「おもてに出てくるもの/allowed to surface」(p.106)をあなたはどのように理解していますか。
2.わたしたちの痛みを敬うという考え方は「否定的な考え方」だという人がいたら、どう答えますか。
3.ワークショッブで体験したのはどれですか。これらの実践はあなたにどのような影響を与えましたか。感情的、認知的、精神的な面それぞれで?
4.これらのエクササイズを導くときに自信をもって行うために必要なことは何ですか。
5.Truth MandalaやDespair Ritualの最中にふざけているように見える人にどう対応しますか。

第8章 新しい目で観る
1.わたしたちが世界に対して感じる痛みを敬する時、新しい目で観ることへシフトすることをあなたはどう経験しましたか? どう理解することができましたか? あなたが理解したことをもっともよく映し出してくれるメタファーは何ですか?
2.産業成長社会が与えた夢が、実際には生物的、生態系的、文化的な諸システムを破壊する結果になったことについて、あなたが思い浮かべる事例はなんですか。(例えば、際限ない経済成長、利潤の最大化、コストの外部化など)
3.わたしたちがいのちを持続させる社会や経済を創造するためにできることにとりかかるために、どのようなものの見方のシフトが役立つでしょうか。現実の中では実際にどのようなことがあるか例をあげてみましょう。
4.この、世界を観るための新しい方法を伝える努力をしてみて、経験したことは何ですか。
5.あなたは、ワークショッブで、新しい見方のどれを体験しましたか。これらの実践があなたに与えた影響はなんですか。感情的、認知的、精神的に。

第9章 深い時 過去と未来の世代の人々とつながり治す

1.産業成長社会では、わたしたちは「現在に孤立している」とはどういうことを意味しているのでしょう。その影響は何ですか。
2.WTRは、あなたが「時をふたたび生き治す」ことに役立ちましたか。How?
3.深い時の実践のどれがいちばん役立ちましたか。Why?

第10章 前に進む
1.192-3ページに列挙されている「発見」のどれがあなたの生活をトランスフォームするものですか。How?
2.わたしたちが世界について感じている気がかりconcernを他の人と共有するのが難しいのはなぜでしょうか。よくある困難さ(p.195)の中で、あなたが直面しているのはどれですか。その次に紹介されているガイドラインのリストに付け加えたいことはありますか。
3.前に進む実践のどれをワークショッブで体験しましたか。これらの実践があなたに与えた影響は何ですか。感情的、認知的、精神的に。
4.スタディ・アクション・グループに参加したことはありますか。もしあるなら、うまく行ったことはなんですか、難しかったことはなんですか。
5.p214の五つの誓いにはどのように応えましたか。それらの誓いを自分のものにしたとして、どのようにあなたの役に立ちましたか。

第11章 子どもやティーンエイジャーとつながり治すためにあなたができること
1.子どもの無邪気さと前向きな外見を守りたいという思いと、世界でわたしたちみんなが直面している大きな挑戦があることのジレンマと、どのように向き合ってきましたか。
2.子どもの頃、あなたは大人が大切な挑戦的な状況について沈黙することについてどう感じていましたか。家族、地域、あるいはもっと大きな世界の状況について。これらの問題について、なんらかの役に立つ方法で大人はコミュニケーションしてくれましたか。How?
3.子どもたちと、世界が今日いのちがおびやかされる脅威にあるということを伝えましたか。How? 役立つのはどんなことですか。事態を悪化させるのは何でしたか。
4.WTRを子どもたちと行うことのメリットは何ですか。どんな体験がありますか。
5.子どもたちと実践したのはどれですか。どんな結果になりましたか。

第12章 有色の地域での学び
1.主流派の文化における人種、民族的偏見は、あなた自身の人生にどのような制約を加えましたか。あるいはどのような影響がありましたか。
2.どのような力、スキル、体験がWTRを有色の共同体で行う時に必要でしたか。
3.抑圧を受けて来た共同体からGreat Turningのために贈ることができるものは何ですか。
4.共同体の境界を越えて見いだしたい体験とは何ですか。
5.あなたは他の人の体験を聞くという居心地の悪さを共有する気がありますか。
6.もし、あなたがアメリカ人であるなら、あなたにも影響を与えている国の歴史をどう思いますか。侵略、奴隷制、女性蔑視などの歴史です。
7.WTRは、わたしたち自身の中にある人種差別と内面化された抑圧についての明晰さ、卑下、正直さを発見するのをどのように助けてくれるでしょうか。
8.先住民、非アメリカ人の伝統で、あなたがGTにもたらしたいものはどれですか。
9.p.253-4に紹介されているPT奴隷症候群が今日まで影響している大衆的監獄状況というものは現実にどのようなものがありますか。

第13章 GTにおけるメディテーション・瞑想
 メディテーションをリードする時にやるべきこと、やってはならないこと

リラックスして集中することを伝えるところから始めましょう。呼吸を整えるのに2-3分過ごすのもいいでしょう。
自然な、あたりまえの声で、夢見ごこちや特別なトーンなどなしで、すすめます。人が聞きやすいようにはっきりと十分な声量で話します。
「わたしはあなたに見てほしいのですが・・・」というような表現に見られるような、あなた自身が現れる表現は避けましょう。
一文ごとにくぎりを入れて、それぞれの人がその意味について想像を膨らませることができるようにする。しかし、心がどこかにいってしまったり、眠り込んでしまったりするほど長くはないように。プロンプトからかき立てられたあなた自身の想像で時間をはかってもよいでしょう。
最大でも10分でセッションを終了します。とくに、人が座っていたり、寝転んでいる場合は。例外的には、からだの動きを伴う方法で行う場合です。例えば「Harvesting the gift of the Ancestor’s」あるいはMillingのような。動きは人々を寝させないし、集中を保ちます。
最後に、人々が「帰ってくる」ための時間を取るようにし、目をゆっくりと開けてもらいます。ペアあるいは三人組で共有する前に、ジャーナルを書いたり、絵にしたりする作業を入れるとよいでしょう。

早くComing Back to Lifeの本、こないかなあ! Kindle版も買うか?
by eric-blog | 2015-10-22 18:23 | ☆アクティビティ・アイデア
<< 地球市民の人権教育 15歳から... 台湾・韓国・沖縄で日本語は何を... >>