理想の村 マリナレダ

理想の村 マリナレダ
ダン・ハンコックス、太田出版、2014
2360冊目

原題がすごい。「The Village Against the World」世界に反対する村!

フランコ独裁体制が崩壊し、スペイン憲法が制定され、初めての民主的な選挙で村長になったサンチョス・ゴルディーヨ、1979年。スペインのアンダルシア州南部に位置する。

少数の貴族が集約的に土地を所有している封建主義的制度が続いている国。
産業革命による都市化を経験していない村。プエブロ。

サンチョスの夢は、43
天然資源や労働者が生産した富を一部の人々に奪われることなく、労働者が手にできること。
平等の実現
すべての人が家を持てること
人間を投資財として見ないこと。
資源を人々が活用できるようにすること。

人口2900人。警官はおらず、失業もない。

1980年、「飢餓撲滅のためのハンガーストライキ」に村人700人が参加。求めたのは土地利用の改善。第一次産業の創設、土地の灌漑などだ。88

失業対策金の交付を受けながら、状況は改善せず、1981年にもハンガーストライキ。

インファンタド公爵の所有地は解放されなかった。

建物の選挙、ストライキ、立てこもり、デモなど。

1985年にはインファンタド公爵の土地を選挙しはじめた。

サンチョス自身、何度も投獄され、嫌がらせを受け、暗殺の試みは二回受けている。権力者も、中産階級も民主主義など支持していないという。111

1991年、彼らは1200haの土地を手に入れる。協同組合を組織し、運営する。
雇用をたくさん生み出すため、加工できる産物、オリーブ、パプリカなどを選んだ。120

その時から村は変わった。自分たちの自立をベースに、世界を変え始めたのだ。
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by eric-blog | 2015-09-17 13:37 | ■週5プロジェクト15 | Comments(0)
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