ひきこもりの国 なぜ日本は「失われた世代」を生んだのか

ひきこもりの国 なぜ日本は「失われた世代」を生んだのか
マイケル・ジーレンジガー、光文社、2007
2346冊目

Shutting Out the Sun How Japan Created Its Own Lost Generation, 2006

序で取り上げているのは「雅子妃」の事例だ。
第一章から第五章までは30代にもなっている「ひきこもり」の人々とその支援にあたる専門家たち。
第六章から第8章は、日本社会の特徴。
第9章が、結婚しない女たち、
第10章が結婚できない男たち。
第11章は、命綱から転落する中高年。
そして、韓国との比較へと。

韓国の例としてはキリスト教コミュニティが市民社会モデルとして改革のモメンタムとなったのではないかと。わたしもそう思う。

政官財の鉄の三角形がバブル以降の日本の失敗の原因だったのではないか。
そして、いまだに「慰安婦」問題をどう扱えばいいのかわからないでいる。
結果、日本の市民社会全体が「上からの抑圧」で衰弱している。179

たこつぼ社会の中で、下の者は上の者に対してのみ責任をおい、より広い社会に対する責任という意識はない。

過去の失敗から学ばない。失敗の責任をとることもない。

従順で、集団主義的で、階級主義的という日本社会に対して市民社会は無力だ。195

ブランドに頼る見せかけの自己。234

日本人は「社会的にひきこもっている」のだと。齋藤。
宮本政於は「働き過ぎは、抵抗や反乱を未然に防ぐために、日本社会に意図的に組み込まれたシステムである。」という。296

バブル以降、日本は・・・・

いやあ、ひどいことになっているなあ。反知性主義、反発達主義、反向上主義。
伝統回帰しか、見えない。

そして、この本が出てからだけでも、10年だよ。そして、事態はますます悪化している。
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by eric-blog | 2015-07-28 17:26 | ■週5プロジェクト15 | Comments(0)
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