テンジン 異文化の出会い方
異文化が出会う時、どちらに「政治的な力」が強いかと、実際の人口構成がどうであるかによって、出会いの問題が異なる。
多数派|少数派人口的多数人口少数
人口的多数アフリカ系アメリカ人
(政治的多数派との人口的拮抗関係)アボリジニ
(圧倒的多数による少数民族支配)
人口的少数植民地
(少数の支配者層による多数派の支配)テンジン
(少数の白人が、登山という限られた機会において、限られた少数者と接触する)
アボリジニは、植民地という構造の中の、人口的少数派の先住民問題である。
当初は、「分離」という政策がとられたが、次に「保護」によって親子分離が行われ、白人化が目指される。そこからさらに「権利の再確認」が起こるのだが、そこでも、常に、「植民地」であることのパワーバランスは働いている。
■LB13-29 ワークショップ・ワークショップ テンジン
エベレスト登頂から50年。非ヨーロッパ人の側から語られるものは何か。異文化との接触の分析から、多文化主義という概念に取り込まれている自分たちに気づいたワークショップ報告。