日本の教育 第61集
日教組第61次教育研究全国集会(富山)報告、2012
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日本の教育改革はどこへ行くんだろうか。
相変わらず「偏向教育」という非難合戦は続いているようだし、日教組批判も苛烈だ。
日教組の組織率も減っている。
免許更新講習制度も始まったが、講習自体はあいかわらずの「知識伝達型」が中心だ。あまりにも内容が多いからだ。
さきほど紹介した「ゲートキーパー」としての教員力を磨くためには、カリキュラムを作る力をつけること。
研究集会というのは、まさしく「研究」そのものである。
全国集会に集まった人々は1万人。
分科会の数は25。レポート提出者数800名。この研究力を評価せずに、ゲートキーパーを育てることはできないだろう。
今年の全国集会も、無事終わったようだ。
2015年2月8日 東京新聞