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兵器の歴史 ストラテジー選書1

兵器の歴史 ストラテジー選書1
加藤朗、芙蓉書房出版、
2419冊目

兵器は、実際の肉体で戦う時に使う機能の延長。と著者は説明する。
筋力系の破壊体、発射体、運搬体と知力系の運用体。

外延化、拡張化、外部化がいまの兵器である。

破壊体の究極の形が核兵器で、それ以上は開発しても仕方のないところまで「いっちゃった」のだという。

以下のインタビューで加藤さんは、日本が武器輸出三原則を撤廃しても、儲けられるようにはならないと指摘している。部品程度は商えるかもしれないが、兵器は無理だという。実戦経験がないからだ。

2015/01/24 衝突する米国発のグローバリゼーションとイスラム世界 「近代国民国家」から「グローバル・リヴァイアサン」へ ~岩上安身による桜美林大学教授・加藤朗氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/227242

敗戦時、マッカーサーは、日本は12歳の子どものようなものだと言ったという。武器については、その後の経験値はほとんど皆無だ。

いまから、平和主義とそのユニークな立ち位置をかなぐりすてて、経験値を積み上げ、まさかその実戦経験の積み上げにおいて、他国の兵隊さんばかりということもないだろう。
by eric-blog | 2015-02-03 19:18 | ■週5プロジェクト14
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