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内側から見たテレビ    やらせ・捏造・情報操作の構造

内側から見たテレビ    やらせ・捏造・情報操作の構造
水島宏明、朝日新書、2014
2396冊目

プロデューサー、記者、レポーターとさまざまな立場でテレビ番組に関わって来た著者が、テレビの内幕を書いたもの。基本的に視聴率やスクープなどの「内向き」の論理と、視聴者に対してどう見せるか、その問題にどう向き合っているかの「外向き」の二重性があるのだという。どんなに悲惨な事故や事件であっても、それが視聴率につながっていれば、祝ってしまう、喜んでしまうのが、番組制作の側なのだ。

そして、移ろいやすい。どんなに持ち上げても、追いかけても、時が過ぎれば振り向きもしなくなる。

メディアスクラムというのは、メディアがスクランブルをかけるようにとりあげることだ。例えば、2012年4月にはじまった「生活保護バッシング」は、2013年8月の生活保護基準の引き下げにまでつながった。社会を動かしたのだ。190

児童施設やシングルマザーの取材などを積み上げて来た人ならではの視点が、当事者によりそうメディアのあり方を示している。

メディアの役割はなんだろうか? 

権力の見張り番? 

最近のNHKはひどいね。

そうそう、埼玉県小川町で「土と平和のコンサート」という名前で、音楽会を開催しようと申し込んだら、「平和」というのは政治的に聞こえるというので変更を求められたそうだ。

ふむむむむ。
by eric-blog | 2015-01-10 20:57 | ■週5プロジェクト14
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