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犯罪・暴力弱者化社会をひらくために  第一回 「暴力って何?」

犯罪・暴力弱者化社会をひらくために 
第一回 「暴力って何?」
2014年11月28日
18:30-21:30

ファシリテーター: 為清淑子[岡山All Right Labo]
参加者: 6名

「暴力とは、力の格差が存在する時に、力の勝っているものが、劣っているものに対して、その力を濫用して、相手の人権を脅かすこと」

暴力とは力の濫用のことである。
力は、力を付与する人がいるから行使できる。
力は濫用することなく、発揮することが可能である。

暴力の例を考えてみる。
・権力者による暴政
・権威者による抑圧
・うでっぷしの強い人がなぐる
・体格、腕力で勝る男が女をなぐる
・言語能力の高い人が言い負かす
・人の弱みにつけこむような言葉を使う


人はなぜ「暴力」をふるうのか?
・支配したい
・力をみせつけたい
・力を認めさせたい
・自分に有利なようにしたい
・邪魔くさい
・他の方法を知らない

プログラム最終案
1. 暴力についてのマインドマップ  [個人作業]

2. 暴力の5W1Hマトリクス [グループ作業]

3. 「暴力」という関係性の貧困はどこから?

4. 3つのパワーをのばすためにできること

【その他取り入れたいアクティビティ】

◎多数派・少数派体験ゲーム 力について知る
◎いじめの関係図
◎被害者・加害者・傍観者心情分析  
◎暴力の分類「物理的・精神的・経済的・社会的」など
◎暴力のWhyWhyWhy連想図
◎暴力であるもの/暴力でないもの
◎性差別/性暴力/セクハラの分類
◎後だし負けじゃんけん
◎子どもにとって(弱者にとって)密室はどこ?
◎なぜ暴力は密室で起こるのか。
◎だから暴力は美味しい。中毒から抜け出すための手だては何?
◎インターネットという密室
◎アサーション・トレーニング
◎わたしメッセージ

【参考情報】
『紛争の心理学』ミンデル
グループ・プロセスにおけるテロリズムの兆候
1.権力志向
2.絶望
3.無謀
4.忠誠
5.中毒
6.復讐の禁止
7.集団に対する非難
8.自己破壊
9.強さに対する無自覚

【ファシリテーターからのコメント】
ありがとうございました。

「おわったぁぞぉ~~」と
緊張感からの解放でした。
来てくださった方、みなさんに感謝です。
ありがとうございました。

本当に一か月の間、あ~だこ~だ、イヤイヤイヤイヤそれでは・・・。と
迷走と苦悩の一か月でした。
ここまでの自分の中でのいろいろな気持ちと向き合ったりと
苦しくてしんどい一ヶ月でしたが、
あの時間中はもちろん、その後の時間が、これまた楽しい時間になりました。
ありがとうございました。

「やったぞぉ~」って感覚ではなく、
私の中では、穏やかに「できたなぁ~」とじわっと来ています 。
それと同時に「密室」「バディ」という言葉が、心の中に居ついてしまいました。
はてさて、「バディ」を実現化するには???と。
今日も、この後学校ですが、なにか働きかけれるものにしたいと思っています。
あのような場で、いろいろ話しながら考えていけることの幸せ感も、至極のものでした。
これからも、よろしくお願いいたします。

ありがとうございました。

追伸
オタッキーさん、お忙しい中、限られた時間の中にもかかわらず、参加してくださり、ありがとうございました。

ためきよ

【バディは心の命綱】
Peace Brigades International という活動があります。平和の旅団というのでしょうか。「殺人の脅し」を受けている人に、海外から来た外国人が護衛的同行することで、その人を守ろうとするものです。盾になるわけでもありませんし、殺人予防のために介入するのでもありません。「見ているよ」ということによる抑止効果に期待した活動なのです。

大畑さんが紹介しているように、PBIだけではなく、20ほども同様の活動はあるのです。

ピース・ブリゲードについてはこちら
http://www.peacebrigades.org

その活動に参加されたことのある大畑さんへのインタビューはこちらから
http://ead2011.exblog.jp/14904676/

今回の研修でアイデアとして出したのは、学級の中で「バディ」を組み、同行する活動です。ランダムに二人組を選定し、その日一日は、互いに「護衛的に同行する」ものです。

一日の終わりにはふりかえりを行い、同じ学校、学級という環境の中にいても、受けとっているメッセージや刺激は異なっていることに気づくのではないでしょうか。

そして、この活動は「学校は密室である」「暴力は密室で起こる」という仮説に基づくもので、「人目がある」ことがいじめやハラスメントなどを防止することができるのではないかと思いました。

ポイントは、子どもを学校内で「密室化」しないということです。
by eric-blog | 2014-11-29 16:27 | □研修プログラム
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