教科書がやり玉にあがった時、わたしは何もしなかった。
漫画がやり玉に上がった時、わたしは何もしなかった。 新聞がやり玉にあがった時、わたしは何もしなかった。 副読本がやり玉に上がった時、わたしは何もしなかった。 辞書がやり玉にあがったとき、わたしは何もしなかった。 国語の教科書に乗せられた小説がやり玉に上がった時、わたしは何もしなかった。 新聞社が襲撃にあった時、わたしは何もしなかった。 外国にルーツのある子どもたちのための学校が攻撃された時、わたしは何もしなかった。 在日の外国籍の人々を愚弄するデモがあったとき、わたしは何もしなかった。 新聞記者が脅迫された時、わたしは何もしなかった。 そして、わたしたちは何も言えなくなった。 彼らは何を得るのだろうか? ================ マルティン・ニーメラー牧師の詩 http://ericweblog.exblog.jp/19250843/ =================== 追記 2015年5月25日 「慰安婦」問題に関する日本の歴史学会・歴史教育者団体の声明 http://rekiken.jp/appeals/appeal20150525.html ========2014年10月18日記=============== 2014年10月17日の衆議院文科委員会で、 義家弘介議員が、国語の教科書に載っている池澤直樹さんの「桃太郎」、学校宇で使われている副読本、および辞書に載っている「慰安婦」の説明文に異議申し立てをしていた。 こちらから、視聴可能です。 http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=44207&media_type=fp ==================== 問題にされたのは教員組合作成の副読本ということでしたが、参考までに、日中韓の合同で作られた副読本を紹介しておきます。 「未来をひらく歴史」 http://ericweblog.exblog.jp/11547064/ どうやら、日本国内では、「統一された歴史観」一色で染めたいようですね。 それで、「彼ら」は何を得るというのでしょうか? =================== 慰安婦、慰安所は存在していた。 むりやり連れてこられたという証言はある。 日本政府は実態調査をしていない。 日本政府は、日本皇軍側の関係者の聞き取りをしていない。 一兵卒から士官級まで。 中曽根元首相は、語っている。 野中広務さんも、語っている。 体験した人々は、知っているのだ。 敗戦時、撤退する時に、資料を焼却し、戦後、実態調査も実施しなかった 「無作為の責任」は、大きい。 そのことを問題にしないで、「慰安婦」についての記述だけをあげつらうことなど、 恥ずかしくて、できるはずもない。 被害の訴えがあった時に、加害者をつかまえず、事情聴取もせず、ものごとをすすめる姿勢にこそ、 戦後日本の問題が含まれているのだ。 1992年、慰安婦問題が起きた時、わたしは父親に確かめなかった。かすかに彼は慰安所には行かなかった、と。しかし、彼はその存在は知っていた。中国のチンタオで。 わたしは、その時、どれほどの皇軍経験者が生きているだろうかと思い、概算してみた。 21才以上の徴兵に応じた人の概算だけで、200万人ほどにも上った。これらの人々の「無言」が怖い、と思った。ないのであれば、もっと声が、その時に、大きかったはずではなかったか。 彼らは、どこか、引け目を感じていたのだ。 そして、団塊の世代ジュニアには、どこか感覚が欠けている。 彼らは、「おじいちゃんはそんなことはなかった」と言っているという。「名誉を取り戻したい」のだという。 どの一人の事例も、拡大解釈して全体にあてはめることはできない。一人ひとりの物語によって、ていねいに、「あの頃」を知って行こう。 =============転載です。=========== ◆◆ 北星学園大学を応援しよう ◆◆ 負けるな北星!の会(略称マケルナ会)呼びかけ人一同 北海道札幌市の北星学園大学に「非常勤講師の植村隆をやめさせなければ爆破す る。学生を痛い目に遭わせる」という脅迫状が複数届き、電話やメールの攻撃も続い ています。 元朝日新聞記者の植村さんは 1991 年、韓国の元日本軍慰安婦のつらい体験の告白 を記事にし、一部から批判されています。議論は言論の自由ですが、脅迫や業務妨害 は犯罪です。 植村さんの高校生の長女は氏名、写真をネットでさらされ「自殺に追い込む」と脅 されています。長男の高校の同窓生は人違いされ、ネットに写真と実名入りで「売国 奴のガキ」「自殺しろ」と書かれました。ひどい人権侵害です。 植村さんの講座は留学生対象の「国際交流」で、慰安婦問題ではありません。学生 が何を学ぶか、大学が誰を講師にし、何を教えるかは、学問の自由、大学の自治で す。神戸と大阪の二つの大学でも同様の問題が起きました。これは自由と民主主義に 対するテロです。 北星学園大学を応援するため、思想信条、立場を越え、「自由と民主主義を守る」 というこの一点で協力し、共に行動しましょう。 2014年10月6日 ★賛同してくださる方へ 1 大学のHP(お問い合わせ入力フォーム)から、応援の声を届けましょう。 仲間にも呼びかけましょう。 http://www.hokusei.ac.jp/site_information/contact/form.html 2 当会の賛同人となってくださる方は、①~⑤をご連絡ください。 名簿をもって大学を訪問する予定です。 ①お名前 ②肩書き・所属 ③住所(都府県、道内は市町村) ④公表(①②)の可否 ⑤メールアドレス 連絡先 メール: makerunakai@yahoo.co.jp または FAX: 011-351-2777 ※いただいた情報は厳重に管理し、会の目的以外に使用しません。 3 活動支援のカンパ(1 口 500 円・何口でも)をお願いします。 送金先:ゆうちょ銀行振替口座 記号02720-4 番号70218 名称:マケルナ会 <呼びかけ人> 池澤夏樹(作家)伊藤誠一(元日弁連副会長)内田樹(神戸女学院大学名誉教授)内海 愛子(市民文化フォーラム共同代表)太田原高昭(北海道大学名誉教授)岡本仁宏(関 西学院大学教授)荻野富士夫(小樽商科大学教授)小野有五(北海道大学名誉教授)海 渡雄一(元日弁連事務総長)桂敬一(元東京大学教授)加藤多一(絵本作家)神沼公三 郎(北海道大学名誉教授)香山リカ(立教大学教授)姜尚中(聖学院大学学長)神原勝 (北海道大学名誉教授)古賀清敬(北星学園大学教授)後藤乾一(早稲田大学名誉教 授)小林節(慶応大学名誉教授)小原隆治(早稲田大学教授)小森陽一(東京大学大学 院教授)斎藤耕(弁護士)佐藤博明(静岡大学元学長)新西孝司(元高校教師)鈴木賢 (北海道大学教授)高橋哲哉(東京大学大学院教授)田中伸尚(ノンフィクション作 家)田中宏(一橋大学名誉教授)千葉真(国際基督教大学教授)津田大介(ジャーナリ スト)中島岳志(北海道大学准教授)中野晃一(上智大学教授)西谷修(立教大学特任 教授)西谷敏(大阪市立大学名誉教授)原寿雄(元共同通信編集主幹)秀嶋ゆかり(弁 護士)福地保馬(北海道大学名誉教授)藤田文知(元BPO放送倫理番組向上機構)藤 原宏志(元宮崎大学学長)真壁仁(北海道大学教授)松田正久(前愛知教育大学学長) 水越伸(東京大学教授)森村誠一(作家)山口二郎(法政大学教授)結城洋一郎(小樽商 科大学名誉教授)渡辺達生(弁護士)和田春樹(東京大学名誉教授)
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