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The Open Working Group for Sustainable Development Goals

ESD-J会員のみなさま


こんにちは、事務局の村上です。
昨日に引き続きまして、ESD関連情報です。
発信のタイミングを逸してしまっていましたので
ご存知の方も多いと思われますが、あらためて共有いたします。

7月19日の朝、ニューヨークで閉幕した国連の
The Open Working Group for Sustainable Development Goals
通称OWGで、SDGsに関する合意文書が発表されました。
http://sustainabledevelopment.un.org/focussdgs.html

ESD-Jは国際協力NGOのネットワーク「ポスト2015NGOプラットフォーム」に
参加し、外務省との意見交換会でESDの明記を働きかけてきました。
OWGの議論の途中では、「教育の内容にまで口出しすべきでない」
というスタンスの国もあり、存続が危ぶまれたのですが
目標4・教育の中の4.7にeducation for sustainable development の記述が
残されています。

なお、この文書はこれで完成ではなく、これから国連加盟国間の交渉が始まり
来年9月からの国連総会で決議されるものです。

外務省のご担当のお話によると、ゴールもターゲットもまだまだ多く
スリム化する必要があると認識されており
交渉の中でESDの明記をサポートする国が増えないと、存続は危ういとのこと。
(現在は非常に少ないのが現状です)

ぜひ国際ネットワークをお持ちのNGO、研究者の皆さまには
それぞれの国に、ESDの重要性を働きかけてもらえるよう
連絡していただければと思います。



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認定NPO法人「持続可能な開発のための教育の10年」推進会議(ESD-J)
村上 千里
 〒116-0013 東京都荒川区西日暮里5-38-5日能研ビル201
 TEL:03-5834-2061  FAX:03-5834-2062
  E-mail:murakami@esd-j.org  URL:http://www.esd-j.org
     ――――――――――――――――――――――■□■

■併催イベント(11/10-12)
先週、あいち・なごやでの世界会議に合わせて開催される
併催イベントの文部科学省枠の採択案件が公表されました。

<文部科学省報道発表>
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/26/08/1351640.htm

公表情報ではまだ日時は公開されていません。
また、地元枠の採択案件はまだ公表されていないため
全貌が見えるのはまだもう少し時間がかかりそうです。

ESD-Jは無事、セミナー開催の機会を得ることができました。
団体会員、賛助会員さんも数件採択されています。
採択団体への通知によると、ESD-Jは11月12日に開催できる予定です。
皆さまと作成中の提言を核に、議論の場をつくっていく内容です。
詳しい日程や時間帯が公表されましたら、またご案内いたします。

■フォローアップ会合(11/13)
世界会議日程の翌日、11月13日(木)には「フォローアップ会合」が開催されます。
先日この企画運営が文部科学省より公募され、現在審査中で、ESD-Jも提案書を提出しています。
公募資料によると、この会合は、ESD実践者や推進機関など、多様な主体が集まり、
世界会議の成果を共有し、2015年以降のESD推進方策に関して議論を行うことを目的としています。

ESD推進には今後何が必要か、地域で実践してきた私たちだからこその意見をしっかり示し
関係者とその実現に向けた話し合いを行うチャンスです。
ESD-Jが受託する・しないにかかわらず、ぜひたくさんの方にご参加いただきたいと思っています。

あいち・なごやの日程は 11/10-11/13ですが、せめて後半、
11/12-13は全国から実践者・推進機関にお集まりいただければと思います。
もちろん10-11も関係者の併催イベントが目白押しです。

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■文科省
http://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/h27/1351647.htm
04の大臣官房国際課・国際統括官付の予算の中にESD関連予算が見られます。
他にも読み込めばあると思いますので、
「これはいいね」という予算を見つけられた方は、ぜひこのmlでも
共有いただけるとありがたいです。


■環境省
http://www.env.go.jp/guide/budget/h27/h27-gaiyo.html
Ⅱ-3.循環共生型の地域社会の構築を支える人づくりの推進
のなかに、ESDが明示的に示されている予算が二本さります。
http://www.env.go.jp/guide/budget/h27/h27-gaiyo/084.pdf
http://www.env.go.jp/guide/budget/h27/h27-gaiyo/085.pdf
また、モデル事業として以下もESDに活用できると思われます。
(3件で2億ですので、大規模ですね)
http://www.env.go.jp/guide/budget/h27/h27-gaiyo/086.pdf

あとmlでもご案内してきた
『「国連ESDの10年」後の環境教育推進方策懇談会報告書』も発表されました。
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=18601
ここでは、主な今後の推進方策として、以下の4点が明記されています。

【人材育成】
・文部科学省とも連携した教員等へのESD に関する研修の充実や、研
修の講師となりうる人材の確保。
・実践者の取組を支援するプロデューサーやコーディネーター等を、
活動の機会を設けて育成。

【教材・プログラムの整備】
・実践者が、自らのニーズや習熟度に応じた教材等を、容易に入手可
能な仕組みの構築。
・世界の優れた環境教育・学習手法や事例に関する調査及び結果の共
有を行い、教材等へも反映。

【支援体制等の整備】
・各地域の特性に応じて柔軟な支援が行える体制を全国規模で整備し、
その中で、環境省や文部科学省等、事業者やNGO/NPO などの民間団
体といった様々な主体も参加できるような全国的なネットワーク機
能の体制整備等に取り組む必要あり。

【効果的な推進方策】
・ESD の目標を様々な主体が共有し、施策の進捗や効果を評価してい
く仕組みを構築。
・ESD の良さが実感出来るよう、経済・社会等と密接に関係する取組
にも、ESD を取り込む。


これらを実現していくためにも、先程ご案内した
フォローアップ会合を良い場にしていければと思っています。


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 認定NPO法人「持続可能な開発のための教育の10年」推進会議(ESD-J)
 村上 千里
 〒116-0013 東京都荒川区西日暮里5-38-5日能研ビル201
 TEL:03-5834-2061  FAX:03-5834-2062
 E-mail:murakami@esd-j.org  URL:http://www.esd-j.org
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池田満之(岡山ユネスコ協会/岡山市京山地区ESD推進協議会)です。
毎週土曜日の17時から30分間放送しています、
FMラジオ・レディオモモの番組「ESD・未来の子供たちへ!」、
ESDを広めるための番組です。
9月6日(土)放送のゲストは、ESD-J代表理事で、
日本環境教育学会会長の阿部 治先生(立教大学教授)です。
阿部先生がアートとESDと人生を語っています。
この番組は、全国どこでも下記のインターネットラジオで聴けます。
http://www.fm790.co.jp/internet_radio.html


MLホームページ: http://www.freeml.com/memb-esdj
by eric-blog | 2014-09-06 09:15 | ☆よりよい質の教育へBQOE
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