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ERIC NEWS 357号 ともによりよい質の教育をめざして 2013年10月23日 市民性教育 第7回 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ (文責: かくた なおこ 角田尚子 http://ericweblog.exblog.jp/ twitter : kakuta09 FBも) とても充実した週末の二日間でした。 参加家族は6家族15名。スタッフ5名。青少年の家の担当者2名。なんとも豪華な布陣による研修でした。 タイトルは「森林(もり)の幼児のための環境学習」 内容的にはPLT「幼児からの環境体験」と「前向きな子育て」の保護者向けプログラムを組み合わせました。ちょっと、欲張りました。 報告はブログにアップしています。 ☆ おかげで、ニュースの発行が遅くなってしまいました。しかも今週末は主催研修。台風の来る中、参加者のみなさまの安全と安心のために、どうするべきかも考えなければならないのですが、プログラムの準備の方がどうしても中心になってしまいます。 楽しい、創造的な、研修にしたいですからね。 ■□■市民性教育第7回 市民性教育の二つの方向性■□■ これまでの回のニュース発行日も書いておきます。過去のニュースは、まぐまぐからもアクセスできますが、ブログやERICのホームページ、「新着テキスト」にも紹介しています。 1気づきから行動へ-市民性教育とワールとスタディーズの本質 130217 2価値観とビジョン-わたしたちはどこへ行くのか? 130324 3市民としての行動力を育てる-政治的リテラシー、アドボカシーへ 130428 44つの教育は一つ-共通する課題 130602 5社会科教育は、市民性教育か?130811 6倫理、道徳は、市民性教育か? 130915 7市民性教育と消費者教育や反貧困教育、労働者としての権利の教育-セーフティネットとしての教育 8市民性教育とESD-未来のための教育へ 2011年は、「消費者教育元年」とでも言うべき熱中がありましたが、地球市民教育や国際理解教育など、人類共通の課題解決のための人材育成、あるいはそのために協力する、学ぶということでは、市民性教育としてはあまり取り上げられることのない「基本的権利」にかかわる分野を整理しておきたいと思います。 ○消費者教育推進法(平成24年12月13日施行)監督官庁は消費庁、主な推進力は弁護士、担い手は国民生活センターなどのネットワーク。http://www.caa.go.jp/information/index12.html ➢方向性は二つある。一つは被害に合わないようにすること。もう一つは、「投資」としての積極的な消費について考えること。 ➢投資に関しては、社会的アドボカシー行動と定義できる。『「社会を変える」お金の使い方』http://ericweblog.exblog.jp/14468762/ ○反貧困学習 http://ericweblog.exblog.jp/14378001/ <働く>ときの完全装備 15歳から学ぶ労働者の権利 http://ericweblog.exblog.jp/14156028/ これも、二つの方向が考えられる。労働者の権利が侵害されないように、権利についての法律や制度などについて知ること。そして、もう一つが、積極的な権利擁護のための社会的提言や連帯の活動について知ること、行動する力をつけることである。 これらの傾向からわかることは、市民性教育には「基本的な市民的諸権利」についての学習と、「市民性のための教育」という二つの方向があるということです。 社会的提言やアドボカシー、問題解決のためのforという要素は、消費者教育、労働者教育のいずれにもあるということです。 基本的な権利についての学習と、そのような権利がすべての人々に対して保障されていく社会をつくるための「積極的な行動」の学習。 それは人権教育でも同様です。 ■□■ 国際理解教育インフォグラフィックス・ビジュアル化・見える化プロジェクト■□■ 7月12日に第一回、8月8日に第二回、9月19日に第三回、10月17日に第四回を行いました。 第三回 http://ericweblog.exblog.jp/18762166/ 第四回 http://ericweblog.exblog.jp/18837692/ 成果物としては、 ○ERICブックカバー ver.1 ○ゆるキャラグランプリに「コクサイ・リカりん」をアップ、さらに「コクサイ・森くん」も登場予定。http://www.yurugp.jp/ ぜひ、投票してね! ○ERICの受託研修の傾向の分析とプレゼンの方向性の検討 ○ERICの主催研修の特徴とプレゼンの方向性 など、さまざまな楽しい動きがありました。インフォグラフィックス、って楽しい! 特に、ERICの主催研修に来ている人たちはどんな人? というのが面白かったです。 ERICの主催研修に参加する人は、次のような人たちです。 ○新しい人 70% ○年間通して、何回か参加する人 20% ○自己点検研鑽型リピーター 10% 新しい人がほとんどだということです。本来であれば、パターン2の「年間通しての参加者」がもっとも望ましいのではありますが。 いろいろな主催研修の「使い勝手」があるのもいいですよね。 次回は11月28日(木曜日)を計画中。 今後の課題としては、 ○ERIC見える化プロジェクト、プレゼント第二案! ○ERICの研修を表現するキーワード、見える化 ○パッチワークで作る戦後日本の教育改革史の完成をめざす。 ■□■at ERIC 主催研修&ERICゼミ■□■ ◇ プレ・ゼミ「熟議塾」 国際理解教育の観点から、学びつづける場、生涯学習を支援する場を提供する試みです。学びつづけるための空間・時間・仲間を提供する「ERICゼミ」。その「プレ・ゼミ」として、「熟議塾」を開きます。 http://ericweblog.exblog.jp/17896345/ 【熟議塾カレンダー】 https://calendar.yahoo.co.jp/kakutanaoko07/aac8bd90710f9b1e4873d828649ea04a?od=131 ■□■ERIC主催・ESDファシリテーター養成講座 今年も6本の主催研修を行います。要項はERICホームページから。 http://www.eric-net.org/ 前期の三本は、テーマから迫ります。そして、後期はスキル育てです。 3. テーマ「人権」 平成25年2013年9月28日29日 http://ericweblog.exblog.jp/18703175 4. スキル「対立」 平成25年2013年10月26日27日 5. スキル「市民性」 平成26年2014年2月22日23日 6. スキル「教育力向上講座」平成26年3月末予定 ■□■ERIC25周年に向けたご寄付のお願い ■□■ 1989年誕生の参加型学習老舗のERIC国際理解教育センター。 これまで続けて来られたのも、企画委員、運営委員、理事、テキスト購入者、ファシリテーター育成事業参加者など、みなさまのおかげです。感謝です。 これからもよりよい「指導者育成のための実践」推進のための情報提供、研修プログラムの提供などに努力していきたいと思います。 日常活動に加えて、25周年に向けて、事務所のリニューアル、フューチャーサーチ走向未来ワークショップの開催など、企画しています。 特別活動支援のために、テキスト活用、研修参加などのご支援に加えて、ぜひ、ご寄付をお寄せください。よろしくお願いいたします。 ご寄付先 金融機関 ゆうちょ銀行口座: 10020-3288381 名義:トクヒ国際理解教育センター(ゆうちょ銀行同士) ◯◯八(ゼロゼロハチ)店008-0328838 名義:トクヒ国際理解教育センター(他の金融機関から) ********************************************************** (特定非営利活動法人)国際理解教育センター ERIC:International Education Resource & Innovation Center 〒 114-0023 東京都北区滝野川1-93-5 コスモ西巣鴨105 tel: 03-5907-6054(研修系) 03-5907-6064(PLT・テキスト系) fax: 03-5907-6095 ホームページ http://www.eric-net.org/ Eメール eric@eric-net.org blog 「 ESD ファシリテーター学び舎ニュース http://ericweblog.exblog.jp/ blog 「PLT 幼児期からの環境体験」 http://pltec.exblog.jp/ blog 「リスク・コミュニケーションを対話と共考の場づくりに活かす」 http://focusrisk.exblog.jp/ blog アクティブな教育を実現する対話と共考-ESD的教育力向上を目指して http://ead2011.exblog.jp/ blog 平和の文化への道を拓く平和教育 翻訳プロジェクト http://pepathway.exblog.jp/
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| 2014-02-21 13:28
| ERICニュース
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