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やっぱり言いたい! 脱原発、候補分裂では勝てない。

雑感を綴り続けて、脱原発のためにふたたびの共闘を願うために、明言を避けてきたが、「やっぱり言いたい」という人たちがやはりいるのだなと思ったので、さらには、鎌田慧さんが、改めて、2月11日朝日新聞に投稿された内容があまりにひどいので、言っておきたい。

後から立候補を表明しておいてからに、しっかりとした話し合いもせずに、公約もぎりぎりまで明らかにしない、公示後一週間はボランティアも入る余地のないような選挙事務所で、馬渡氏が選対で、というような陣営のどこを見て、支持を決めたのかと、問いたい。そして、なぜ、そこに対する反省がないのか。

宇都宮健児さん支持のために奔走したボランティアは、本当に、12月末の段階で、まとまっていた。それに対して、「一本化を求める」と言いながら、記者会見では、「宇都宮健児さんでは勝てない」ではなくて、「宇都宮健児さんを支持できない」と明らかに明言していた人がいた。それは候補者ではなく、支持政党の所以であった。

「勝てない」という判断であれば、どうすれば「勝てるか」が議論になる。
しかし、「支持できない」のであれば、それは説得の仕方が異なる。

「支持できない」と離れた人に踊らされて「勝てる候補を」と分裂を深めた人々こそが、罪が重いと思っている。

どこにみんなが支持できる候補者がいるのか。本当に脱原発を求めているのか。問われている。

2014年2月21日 東京新聞

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■1 都知事選に~やっぱり言いたい

▼▽ 読者からのナマの声 ▽▽

台所から政治を見て行こうと思っている おばさんAです
都知事選、いろんな思いをしたけれど我慢して水に流そうと思っていたのですが、や
はり言ってしまいます。
候補者の一本化ができなかったのは大変つらかったです。ただ、脱原発候補が一本化
できなかったのは宇都宮さんが引かなかったため、というのは、順序が逆ではないで
しょうか。
最初に名乗りをあげ、脱原発で心を一つに走りだしていたところへ、あとから割りこ
んだのが細川さんです。しかも、公約も公示日まで公開されず、公示後も、「福祉は
誰がやっても同じ」と何度も公言されるいい加減さ。脱原発の看板以外には何をする
かわからないブラックボックスのような候補者でした。それなのになぜ私たち有権者
は、細川さんに投票しなければ「本気で脱原発を願っていることにはならない」など
と言われなければならなかったのでしょうか?
もし、細川さんが言葉通り「脱原発の実現だけ」を願っていらっしゃるのであれば、
立候補して票を二分するような愚は行わず、宇都宮さんを指示する旨を公表し、応援
されれば良かったのです。そうすれば、脱原発票は二分どころか、みんなが勢いを得
て、まさに夢のような大変革が起こせたかもしれません。
それをなさらなかったのは、決して口には出せない「脱原発以外の目的」があったか
らなのではないでしょうか。
原発問題の根は、貧困問題、労働問題にあります。そこを絶たずして本当に脱原発を
成り立たせることはできないのに、細川さんはそのような内容は語られず、逆に、経
済特区を取り入れるなどとおっしゃる。「原発問題は命にかかわるからすべてに優先
する」とおっしゃいましたが、ブラック企業に使い捨てにされている若者たちにとっ
て、それはまさに命の問題です。
思えば、有権者が不利益を被ることは語らずに伏せて置いて耳あたりのいいシングル
イシューで目くらましをするのは、小泉さんの得意技です。小泉改革後、私たちの生
活は、実感としてどんどん生きづらいものになってきています。好況と言われなが
ら、どうしてこんなに苦しいのだろうと思っていたところ、宇都宮さんが公開討論で
具体的に数字を挙げて説明して下さったので納得しました。企業は儲けているのに、
働いている私たちの所得はがくんと減っているのです。
思えば、脱原発以外の政策が真逆なのに、一本化ができないのは当たり前のことでし
た。原発もTPPも、根は同じです。原子力ムラとの死闘のためには細川さんでなくて
は、とも言われましたが、相手は原子力ムラだけでなないのです。
宇都宮さんは無所属で立候補された方です。原発であれ経済であれ、自分たちの命を
守ろうとするのに右だの左だの言っている場合ではないと思うのですが、違うでしょ
うか。
本当に変えたいと思うなら、党派感情や「寄らば大樹」の発想といった、既成の枠に
とらわれない発想が必要だと思っています。


とはいえ今は、不正選挙の問題を明るみに出すことが急務です。あの反響で細川さん
が勝っていないのは、どう考えてもおかしいです。
最近の安部総理の、選挙で勝ちさえすれば何をやってもいいのだととれるような発言
は、選挙では必ず勝てる仕組みを持っているからこそのものだと思います。

△△___ナマの声ここまで___△▲

※ご感想や情報提供などお待ちしています。
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朝日新聞に投稿された鎌田慧さんの記事。
http://www.asahi.com/articles/ASG2B6482G2BULPT11J.html
by eric-blog | 2014-02-21 10:13 | ◇ブログ&プロフィール
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