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UMY選挙事務所おっちょこちょい雑感7

UMY選挙事務所おっちょこちょい雑感7

2014年1月17日 金曜日

朝7時、S駅前。
今日は、国と地方のねじれによって、国の「国益」を掲げての暴走にバランスと歯止めをかけようという趣旨で話そうと思った。

しかし、話し始めたら、国際協力のあり方の話になった。自分の中にあった悔しさに気づいた瞬間だった。涙が出た。

わたしは、「箱根会議」という国際交流のネットワークによる会議に、毎年出ていたことがある。向鎌治郎さんが呼びかけた会議だ。1988年-97年の10年間、実施された。

わたしは、そのころすでにグリーンピースで活動を始めていたので、「国際交流」なんて、ぬるいと思っていた。国際協力ですらぬるい。地球益のための共同行動こそが答えだと思っていたからだ。

しかし、1970年代が「国際交流」元年であるには理由があったのだ。1968年まで、日本は世界銀行からの借り入れを返していた国だった。日本は、世界に支えられて、ここまで来たのだ。

その借金を返し終わり、1968年を境に、日本は海外に「資金提供」する国になったのだ。それを受けて、さまざまな国際交流、そして国際協力が始まったのだ。

多くの国際交流団体が設立され、そして、現在にも続いている。

軍隊、外交は国の専権事項であるが、民にもできることがある。それは平和のための相互交流だ。それが国際交流が始まった契機であった。「知り合いのいる国を攻撃することは難しいはず」。民間国際交流は、平和のために民ができることの模索の結果として始まったのだ。

しかし、この間の「特定秘密保護法」に反対する国際協力団体による合同記者会見で、わたし自身も初めて知った「ODA」の変質。ODAによる「顔認証システム」への資金提供があったというのだ。

民生のインフラが整っていない途上国に対して、「顔認証システム」への援助を先行させることは、雁首できない。ODAが平和のためでないならば、なぜ国際交流団体がODAに協力する必要があるだろうか。

ODAの変質について言及したとたん、涙があふれた。悔しい。悔しい。悔しい。

「顔認証システム」は犯罪防止のためだと言うかもしれない。しかし、BHNsが満たされていない、安全安心がまだ担保できない段階で、犯罪者の特定だけを優先したところで、もぐらたたきにしかならない。そんな高価なシステムにお金を使うより、民生が安定するためにお金を使う方がいい。

それを ODAに売り込んだ人もいるはずなのだ。それに乗った官僚もいるということ。

さらに、顔認証システムは、容易に「無人殺人装置」のためのターゲット特定のツールに転換するのだ。

無人戦闘機は、有人戦闘機よりも安価に開発できる。高度の高い大気中に酸素を運ぶ必要がないからだ。アメリカ大陸から、アフガニスタンに、イラクに、無人飛行機を飛ばして、爆撃するのだ。

無人飛行機が何台あるのか、それは「秘密」ですが、それによって亡くなった人のことはわかっています。

2004年7月17日、ネック・ムハンマド、武装勢力の指揮官。まわりの人々も即死。
2006年1月、村を攻撃、ターゲットは逃げたが村人18人が死亡。
『わたしはマララ 教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女』p.138
http://ericweblog.exblog.jp/19319524/

世界では、殺人ロボットに抗議する運動もあるのです。
http://ericweblog.exblog.jp/17708776/

それだけではありません。

アメリカは、こんな「大量殺戮兵器」も開発し、所有し、使っているのです。
「デージー・カッター爆弾」(BLU-82)。
半径500mを一気に無酸素化し、周辺にいる人全員を一瞬にして酸素欠乏で殺害できるという大量殺戮兵器が、アフガニスタンで使われたということ。31
http://ericweblog.exblog.jp/18932065/

あまりの「非対称性」に言葉もありません。顔認証による無人飛行機での殺人。

わたしたちは知らなさすぎる。ナイーブすぎる。あまりにも無知。平和ぼけ。だからといって、同じ土俵に乗る必要なんかない。日本は70年に及ぶ長い「平和」によって、ブランドを確立しているのだから。それを活かさない手はないでしょう。こんな国、他にないよ! もったいないよ、この「平和」ブランドを手放すのは。

明日は「教育」について語るかなあ。あああ、また泣きそうだ。

チラシを複数枚もらってくれた人が三人ほど。あったかいお茶をくれた人もいた。二日目にして、感激である。

【すがも、町歩き】
10時にはUMYさんが巣鴨地蔵通りに、「希望のまち東京」のボランティアとともに、散歩にきた。

わたしも、チラシを近隣の店に配って回った。「いま、UMY本人が来ています。うるさくしますが、よろしくお願いいたします」と。

UMYさんのイメージカラーは濃紺。応援する「希望のまち東京をつくる会」のカラーはオレンジ。ボランティアさんも、オレンジ色を身にまとっている人が多い。

わたしが店にチラシを撒いて感じたことは、「買ってくれ!」である。商店街に、ボランティアとともに散歩するなら、なんでもいいから、「オレンジ色」のものを買ってくれ! 

300円の「みかん飴」でいい。
500円のスカーフでいい。

商店街にカネを落して始めて、商店街の人は、存在を認識する。

オレンジ色という応援カラーを浸透させること、そのために、どの店でも「オレンジ色」のものを購入すること。話題にすること。

せっかくヘッドスタートしたのに、実は、UMYさんは途中で眠りこけるウサギさんだったのか? カメだと思ったのに、とんでもない誤算だったのか?

持っているリソースは、もっと有効活用してほしい。

もったいないねぇ。
by eric-blog | 2014-01-17 19:41 | ◇ブログ&プロフィール
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