人気ブログランキング | 話題のタグを見る

UMY選挙事務所おっちょこちょい雑感6

UMY選挙事務所おっちょこちょい雑感6

2014年1月16日(木)

朝7時、S駅前でチラシを配りに行く。駅前には交番があるので、一応声かけしておこうと思って、「いまから候補者のチラシを配りたいのですが、何か手続き必要ですか?」と尋ねました。若い警察官の方は「ここでは許可は出せない。本署に行って道路占有許可を申請してください」と言いました。

えーーー、今日から一斉に山手線駅前でチラシ配りと言っていたのにーーー、そんなこといちいちみんなしているの? と思ったので、「えーーー、今日から一斉に駅前で配りますと予定にあったのに、みんなそんなことしているの?」とそのまんま伝えました。

そしたら、「ちょっと待って」と引っ込んでしまい、出てこない。寒い中、待っていても仕方ないので、そこでチラシを配り始めた。

しばらくして、年配の警官の方が出てきて、「くばってもいいけど、交番の前ではやらないで」と。えーーーー、なんでーーーー。と思ったけれど、配るのにいい場所でもないので、移動。

この駅前の人出を多いと言うのか、少ないというのか、わからないけれど、40分配って、2枚だけ。そこで、配るのはやめて、演説することにしました。

「UMYさんは、選挙にいちばんに立候補を表明し、エネルギー問題と福祉問題について、政策で選挙しようと訴えています。

日本の未来も決める東京都知事を人気投票や後だしじゃんけんで決めるのではなく、政策をきちんと議論した上で、決めていこうではありませんか。

エネルギー問題について、いま、電力は原発なしで足りています。しかし、この地震列島日本で、原発を再稼働させれば、10年に一度は過酷事故が起こると研究者も言っています。

福島17万人の人たちの苦しみを、浜岡で、玄海で、福井で、繰り返すべきではありません。

福祉の問題について、日本は豊かな国なのではないでしょうか。社会は互いの助け合いで成り立っています。セーフティネットをしっかりさせ、誰もが安心して暮らせるまちを作ること。それこそが豊かさなのではないでしょうか。

弱者を切り捨てる、そんな貧困な精神でいいのでしょうか。

オリンピックはお祭りです。経済にとってはカンフル剤にしかすぎません。カンフル剤で潤うのはごく一部の人たちです。根本的な経済対策ではありません。

オリンピックは多いに楽しみましょう。盛り上がりましょう。しかし、そのためのお金は、貧しい人、困っている人のためのお金をけずるのではなく、お大尽にだしてもらいましょう。お祭りって、そうなんじゃないですか。

しっかりと政策を考え、実行する候補者をぜひ選んで下さい。」

てなことしか言えなかった。民主主義とか平和って、言えなかったなあ。

でも、明日は国政と地方のねじれを起こすことで、いまの国の暴走(何が暴走なのかも言わないとね)に歯止めをかけることについて、話すことにする。

16日から、告示日までのちょうど一週間、7日続けてみることにする。わたしは夕方18時からよりも朝が好きだなあ。スピーチがとても気持ちいいのでアーール。寒かったけど。女子高生に、遠巻きに、「かわいそうな人」目線でジロられたけど。

出勤して、通常のもろもろ。

UMY事務所に、「チラシ配りのための手続きが必要かどうか」を確認。電話とメールで。電話では担当者がいないのでということで、折り返すと。

しばらくして電話が。「それはいやがらせです。チラシ配りは道路占有には当たらない。表現の自由の範囲であるので、手続きは必要ない」と。

「いやがらせ」と言い切ってしまうと、警官と敵対的な感じになる。もし、当然の権利であるとしても、一声かける方がよいように思うし、なんとなくお目こぼし的な感覚を若い警官が持つことがいやあーな感じがした。そう思うに違いないから。いい加減な説明では。

なんとなく、お目こぼし。それを力関係でやってしまうと、反動がこわい。

取り締まりたいのに、取り締まれない。という誤解が残ると、若い警官が年とったときに、二つの表れ方があるように思う。市民的権利についての理解が深まったり、社会的な知によって寛容になる場合と、「若い頃に取り締まれなかったから、おもいっきりやってやる」と反動がくる場合と。

『話し合いの技術』という本に、「利益と権利と権力」で交渉ごとは決まるとあった。権利を凌駕する権力で対立になると事態は進展しない。双方の共通の利益を探ることが、ウィンウィンなのだと。

40分の間に、一度、駅員さん(かなり立場の上そうな)がちりとりとほうきをもって掃除にやってきた。そうじボランティアというのもいいかもしんないねぇ。大本教がいつもやっているけれど。

大声で話すには、フレーズは短く、論旨は簡潔に。これはおもしろいトレーニングだわ。

民主主義の学校 第三行。政治活動はやらなければ、身に付かない。

そして、政治活動密度があがるのが、当面の目標かなあ。でも、わたしがオレンジ色を身につけるように、別陣営が「迷彩色」を応援カラーにしたり、みんなが揃いのコスチュームで練り歩いたりしたら、いやだなあ。お金のある陣営がやりそうだし。

何がいやなのだろうか。「迷彩色」を応援カラーにすることは許されるのか?

政治活動にさまざまな規制があるのも、うなづける。にもかかわらず、沖縄では、新たな振興策として500億円の血税をつぎこむことを現職の国会議員が約束したり。行政はカネのばらまきのことなのだろうか。

選挙が民主主義のツールの一つである社会において、選挙そのものがスマートにならなければ、人は近づきたがらなくなるよね。そして権力指向の人たちだけが残ったというのでは、民主主義がかわいそうだ。


応援メッセージより
◇孫崎享さん(評論家) 
原発、TPP、集団的自衛権、憲法改定……都政だけではなく戦前の日本に逆戻りしそうな内向きな安倍政権に対して、国際都市である東京都が都知 事選挙で明確なメッセージを出すべき。脱原発はもちろん、その他の面でも優れた政策を持
ち、しかも贈収賄からいちばん遠い人がいい。宇都宮さんを 推薦します。
http://www.youtube.com/watch?v=JMpxSpg4Dac
by eric-blog | 2014-01-16 19:18 | ◇ブログ&プロフィール
<< 大学における戦没者追悼を考える UMY選挙事務所おっちょこちょ... >>