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ERIC NEWS 337号 ともによりよい質の教育をめざして With ERIC 2013年5月26日 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ (文責: 佐藤宏幸) ここ数日、過ごしやすい日々が続いていますね。 その最大のポイントは50%前後という湿度ではないでしょうか。 新緑の木陰で受ける風の心地よさは至福の瞬間です。 ささいなことですが、幸福感が高まります。 今回のWith ERICは以下の内容です。 目次 1. 小文字のsで始まるscience(サイエンス) 2. 幼児期からの環境体験 実践 3. ERIC主催研修 「国際理解」 4. ERIC25周年に向けたご寄付のお願い ------------------------------------------------------------------------------ 1. 小文字のsで始まるscience(サイエンス) ERICが日本事務局を務めているPLT:Project Learning Treeのメーリングリストで紹介された記事「Noticing: How To Take A Walk In The Woods」http://www.npr.org/blogs/13.7/2013/05/14/178467726/noticing-how-to-take-a-walk-in-the-woods を読んだ。 曰く、「科学とは不思議や畏敬の世界への入り口として、小さなことを観察し気づくところから始まる。そのためには大文字のSで始まるScienceのように、地下室の粒子加速器や最新機器を備えた研究室は必要でない。わたしたちは既に科学者なんだ。」そして、「自分の心の中の科学者としての気づきのスキルを取り戻すためには、まず森を歩くことから始めると良い。」といっている。 気づくための方法として、数を数える(例えば何種類の鳥の声が聞こえるか、斜面と山頂の木の数を比較する)や形、色、パターンを観察することが挙げられている。そしてその発見をメモや絵で記録するよう勧めている。その時に自分に対しておこなう大切な質問は、why(なぜ)、how(どのように)、when(いつ)だそうだ。そして正解はかならずしも必要ではないとも言っている。 小文字のsで始まるscienceは、身近を感じさせる。そこからの気づきは、生活や仕事や生き方にも応用ができる感じがする。 その意味では、ERICの『参加型で考える12のものの見方・考え方』 http://eric-net.org/detail/TM-20.html と重なる。 1. 全体像を捉える 7. 量的に捉える 2. 対比させて考える 8. 時間的に捉える 3. 2次元軸で捉える 9. 空間的に捉える 4. 分類する 10. 指標で捉える 5. 因果関係を考える 11. モデル・シミュレーションで捉える 6. 優先順位を考える 12. 計画する Everywhere and everywhen With ERIC. ------------------------------------------------------------------------------ 2. 幼児期からの環境体験 実践 娘が3歳の時、彼女は「アンパンマンかるた」に夢中だった。当時わたしはERIC発行の『幼児期からの環境体験』 http://pltec.exblog.jp/i2/に触発されていて、さまざまなアクティビティの実践機会を望んでいた。 娘の興味に『幼児期からの環境体験』の視点をさりげなく加える言葉がけや態度は、小文字のsで始まるscienceの実践とも思えた。 ファシリテーションそのものだなぁと思った。 言葉を使い始めた3歳のものの見方・感じ方が微笑ましい。以下、娘との共作かるたです。 あ あめんぼう なんで あるけるの みずのうえ い いがぐりを ふんでも いたくない わたしのくつ う うしがえる たんぼで もーもーないている え えがおで こんにちは えねるぎー いっぱい お おうちまで ゆうやけといっしょ パパといっしょ か からすが つーっと とんでった き きいろと きんいろと きみどりを まぜる く くじゃくが はねをひろげて うたいます け けむしは どこに ゆくのかな、けむしの うんこは なにいろだ こ ここに こけが こんなに いるよ さ さくらの はなびらを てですくう し しずかに はなそう もりのなか す すずむしが がりがり きゅうりを たべている せ せみのはねが しろくて やわらかい よる そ そらがあおいとき ひる そらがくろいとき よる た たんぼにゆこう さんぽにゆこう たんけんだ たんけんだ ち ちからこぶ ちからをいれて ふくらます て いてててて、てとてとてとで なおします と といれは ひとりで できる な なみだはともだち ないていいのだ に にんじんのにおい にんにくのにおい おにくのにおい ぬ ぬけない ぬけない あしがぬけない ね ねむたいので きょうは おやすみなさい の のりとのりを ごはんつぶののりでくっつける は はい はい はい おへんじはじょううずにできます ま ままと ヤオコー(近所のスーパー)へ いこう や やだ やだ かみのけ あらうのいやだ ら らくだに のったら らくちんかな わ わたしは さとう こころ(娘の名前) です My family is With ERIC. ------------------------------------------------------------------------------ 3. ERIC主催研修「国際理解」 今年度の主催研修のテーマは「熟議力」。 「国際理解」(6月29-30日)に、「環境」(7月27-28日)、「人権」(9月28-29日)が続きます。 以下、実施要領。 実施要綱はホームページからダウンロードできます。 http://www.eric-net.org/detail_new.html?newsReleaseId=a0X10000002jyJWEAY ESD ファシリテーター養成講座-テーマ「国際理解」=ワールド・スタディーズの学びかた・教えかたをESD に活かす= 1. 主催: 特定非営利活動法人国際理解教育センター(ERIC) 2. 講座名: ESD ファシリテーター養成講座・テーマ「国際理解」 3. 日時: 平成25 年6 月29 日(土)~30 日(日) 受付:6 月29 日(土)10 時30 分~10 時50 分 6 月29 日(土) セッション1 11.00-13.00 セッション2 14.00-15.50 セッション3 16.00-18.00 6 月30 日(日) セッション4 9.00-11.00 セッション5 12.00-13.50 セッション6 14.00-16.00 4. 会場: 国際理解教育センター(東京都北区滝野川1-93-5 コスモ西巣鴨105) 5. 主旨: 1985 年に出版された『ワールド・スタディーズ』の学びかた・教えかたを使って、ESDのプログラムをデザインする、国際理解教育のリニューアル講座。「人種差別」や「ヘイトクライム」の問題を取り上げて教材開発に取り組む。 6. 参加対象: :学ぶ意欲のある方(一般公募,特に資格などは問いません。) 7. 参加費: 20,000 円 (テキスト代別途 『ワールド・スタディーズ』2,500 円) 前日までに以下の口座に振り込んでください。 みずほ銀行 大塚支店 普通預金口座2011254 特定非営利活動法人 国際理解教育センター 郵便振替口座: 00180-5-710744 加入者名: ERIC 事務局 ゆうちょ銀行口座:10020-3288381 名義:トクヒ国際理解教育センター ゆうちょ銀行口座(他の銀行からの振込の場合):ゼロゼロハチ(008)-0328838 8. 問い合わせ・申し込み: 特定非営利活動法人 国際理解教育センター(ERIC) 〒114-0023 東京都北区滝野川1-93-5 コスモ西巣鴨105 tel:03-5907-6064(研修系) fax:03-5907-6095 e-mail:eric@eric-net.org ホームページからも申し込みできます。 http://eric-net.org/→ をクリック。 9. 研修プログラム 第一日 セッション1 共通基盤づくり 11:00-13:00 1.二日間の内容について 2.自己紹介「重層的自己分析」 わたしを形成しているもの 3.傾聴 4.二日間の心がけ[一人で→ペアで→全体で] 5.ふりかえり セッション2 ワールド・スタディーズの学びかた・教えかたを体験する 14:00-16:00 1. 「偏見を見つける」から「人種差別」ある定義を使って[p.120] 2. わたしの中の「人種差別主義」のルーツはどこから? 3. 学んだことを応用する 4. わたしたちにできること セッション3 ワールド・スタディーズの基本概念とESD の「価値観を教える」 16:00-18:00 1. ワールド・スタディーズの学びかた・教えかた 2. ワールド・スタディーズ 10 の基本概念によるカリキュラムの構成 3. 「ESD は価値観を教える教育である」ってどういうこと? 4. 国際理解教育・ワールド・スタディーズの40 年をふりかえる 第二日 セッション4 アクティビティ・プログラム・カリキュラムを開発する 9:00-12:00 セッション5 教育に「ワールド・スタディーズ」や「ESD」を取り入れる 13.00-15.00 1.できていること・課題 2.バリヤ・手だて セッション6 まとめと個人的行動計画 15.00-16.00 1.二日間のふりかえり 2.個人的行動計画 3.バリヤーの克服 4.修了証 ------------------------------------------------------------------------------ 4. ERIC25周年に向けたご寄付のお願い 1989年誕生の参加型学習老舗のERIC国際理解教育センター。なんと2014年には25周年を迎えます。これまで続けて来られたのも、企画委員、運営委員、理事、テキスト購入者、ファシリテーター育成事業参加者など、みなさまのおかげです。感謝です。 これからもよりよい「指導者育成のための実践」推進のための情報提供、研修プログラムの提供などに努力していきたいと思います。 日常活動に加えて、25周年に向けて、事務所のリニューアル、フューチャーサーチ走向未来ワークショップの開催など、企画しています。 特別活動支援のために、テキスト活用、研修参加などのご支援に加えて、ぜひ、ご寄付をお寄せください。よろしくお願いいたします。 ご寄付先 金融機関 ゆうちょ銀行口座: 10020-3288381 名義:トクヒ国際理解教育センター(ゆうちょ銀行同士) ◎ERIC国際理解教育センター:持続可能な未来をめざして! のバックナンバー・配信停止はこちら ⇒ http://archive.mag2.com/0000004947/index.html
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| 2013-05-27 15:19
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