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ERIC NEWS 315号 ともによりよい質の教育をめざして at ERIC/from ERIC 主催研修/受託研修 これからの未来へ 40年をふりかえる もうちょっと考える ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ (文責: かくた なおこ 角田尚子 http://ericweblog.exblog.jp/ twitter : kakuta09 FBも) 今年も、残すところ一週間となりました。田中真紀子さんが評するところの「自爆テロ解散」の11月16日から、12月4日公示、12月16日投票まで、怒濤のような動きがありましたねぇ。 自民党が国防軍、改憲を掲げたかと思えば、国民の生活が第一が日本未来の党を滋賀県知事の嘉田由紀子さんを党首として再編。参議院議員は国民の生活が第一に残したまま、みどりの風や新党大地とも協力して、選挙のための結党するなど。 投票日当日もすごかったです。「投票所に行列ができている」という情報が飛び交って、これは投票率があがるか、と思ったのに、蓋を開けてみれば、戦後最低の投票率。60%に充たない。 ERICの事務所のある北区は、足立区と合わせて東京12区に入るのですが、有権者数39万5千人という、どこかの県並み。 「無効投票率が最も高かったのは12区(北区、足立区の一部)の10・83%。増加幅も7・59ポイントに上り、25選挙区で最大だった。」一割もの人が「白票」を投じたのです。つまり、有効投票数は、有権者の半分以下。 国民不在の政局騒動であることは間違いないのですが、やはり、教育の課題としては、若者の投票率の低さが気になるところです。自民党議員の河野太郎さんは、ご自身のブログ「ごまめの歯ぎしり」で世代別投票率を分析して、20代30代の投票数が、意思決定に占める割合を出しています。18%です。これで世代間の負担を決める社会保障制度について考えて良いのかと、疑問を投げかけています。 http://www.taro.org/2012/12/post-1290.php 果たして、学校教育は、希望をそして責任を、伝えているのでしょうか。真剣に考えましょう。次回のERICの主催研修「ESD ファシリテーターズ・カレッジ」スキルみんな「市民性教育」は、『未来を学ぼう』をテキストに使って、学校に希望を取り戻すためにできることを考えます。ぜひ、ご参加ください。 at ERIC 主催研修 スキルあなた「対立は悪くない」 http://ericweblog.exblog.jp/16689314 at ERIC 主催研修 テーマ国際「ワールドスタディーズ再び」 http://ericweblog.exblog.jp/16592625 <<<<>>>2012年衆議院総選挙雑感<<<>>>>> みなさまは、今回の選挙、どのように見つめ、過ごされましたか? わたしは、とある選挙事務所のボランティアを行いました。国政選挙では初めてです。そこで見た現実は、大金を投じてのマスメディア戦略と、電話かけハガキ選挙カーというリアルメディアによる選挙活動でした。インターネットが使えないという以上に、インターネットメディアから遠い現実が、そこにありました。 各党とも、新聞に一面広告を打つ。それが当たり前なんですねぇ。そして、広報戦略を練るのは電通・博報堂。言ってしまえば、今回の選挙は「電通の自民」「博報堂の民主」の戦いであったわけです。その戦略は当然インターネットメディアにも及んでいます。今回の自民党のホームページの赤。「取り戻す」というキャッチフレーズ。パンフレットも赤。まさしく、メディアミックス・アプローチです。 マスコミが「自民有利」「争点はデフレ対策」と、脱原発はずしの世論操作をしたと言う方もいますが、メディア全体にデザインが行き渡っているのが現実です。 選挙があるたびに、「未成年模擬選挙」を行っている方々がいらっしゃいます。 http://www.mogisenkyo.com/2012/12/60752012-c187.html 以下、投票結果のみの抜粋です。 投票総数:6075票 有効投票数:5721票 ・ 自民:24.1%(実際は27.6%) ・民主:22.1%(18.0%) ・維新:16.3%(20.4%) ・みんな:9.4%(8.7%) ・未来:6.3%(5.7%) ・公明:4.1%(11.8%) など 投票総数は少ないですが、実際の結果との合致度を見ると、あながち偏っているとも言えない結果になっているのがおもしろいですね。 インターネットメディアも、選挙活動にいよいよ解禁になりそうです。メディア戦略に左右されずに、政治を語ることなど、一般の市民に可能なのでしょうか? 「市民性教育>政治的リテラシー」ますます重要になりそうです。 <<<<<>>>「市民性教育>政治的リテラシー」と教育のこれからを探るアンケート<<<>>>>> たぶん、皆様も、「教育のこれから」を、リアルに、語り合いたい、語り合わなければ、と感じていらっしゃると思います。国際機関の出しているレポート、勧告、どこにでも書いてあります。「教育が大事だ」と。そして、運動にかかわっている人、みんながいいます。「教育が課題だ」と。しかし、実際に、教育政策提言をしている団体はとても少ないです。教育に関わる人びとは、「教育は実践だ」と考える方が多いのかもしれません。 政治を動かさなければ、政策も動かない。「ESD持続可能な開発のための教育」10年が、後2年で終わります。「市民性教育>政治的リテラシー」が身に付いたかどうかも、ESD進捗の重要な評価の視点だと思います。 ぜひ、アンケートを「語りあう」ためのツールとしてご活用ください。 そして、短い期間ではありますが、アンケートの結果を2013年2月9日10日のESDファシリテーターズ・カレッジ「未来を学ぼう」で、ともに「みんなの頭で考える」ための材料にしていきませんか? アンケートを介して、より多くの人と語り合うことができる「リアルメディア」の可能性も広げることができるといいですね。 >>>>>>>>教育のこれからを考えるアンケート調査<<<<<<<<<< 投票率の低さは、衝撃的なほどでした。特に、若者の政治離れ、選挙行かずが顕著です。憲法に定めるように、選挙は国民の権利です。その権利の行使について、学校教育は効果をあげているのでしょうか? 教育のこれからに対する提言をまとめるために、さまざまな方からの聞き取り、インタビューなどを行いたいと思います。 フェイスシート 1. 性別 2. 年代 3. 職業 4. 学歴 質問項目 1. あなたが受けた「政治的リテラシー」(政治読解能力: 市民性教育の柱の一つ)を育てる学校教育の体験は何ですか? 2. あなたが受けた「政治的リテラシー」についての学校教育外での体験は何ですか? 3. あなたが行っている政治的行動は、どれですか? (複数選択可) ○選挙 ○立候補 ○政策提言 ○デモ ○委員会や審議会、諮問委員会などの立場での参加 4. あなたの政治行動に、いちばん影響を与えていることはなんですか? 5. これからの教育に求めることは何ですか? <<<<<<>>>>>よいお年をお迎えください。<<<<<<>>>>>>> 直近ではありますが、25日には「未来の未来を語り合う」機会ももうけたいと思います。 未来の党のいまについても、聞く事ができるのではないかと思います。ご参加ご希望の方は、 kakuta2011(at)gmail.com まで、ご連絡ください。 ■□ ESDファシリテーターズ学び舎 ブログ訪問者16万人を越えました! □■ http://ericweblog.exblog.jp/17029761 意外にも、一番人気は「From Dictatorship to Democracy」の翻訳です。とりあえず、具体的な戦略部分、8章9章を訳しているのですが、理論編もそろそろ手がけていきたいと思っています。 こちらも、いっしょにやりたいという方、また、すでに、ここに訳されているよという情報、お寄せください。 ■□ 平和教育のテキスト翻訳プロジェクト □■ 「平和教育=平和の文化への道」 Peace Education: A Pathway to a Culture of Peace Loreta Navarro-Castro Jasmin Nario-Galace, Published in 2008 by the Center for Peace Education 上記、平和教育のテキストの翻訳を始めています。 IIPE 国際平和教育学び舎(International Institute for Peace Education)が、日 本で開催されました。主催者や参加者らに、平和教育のいいテキストは無いかと 尋ねて、紹介されたのが上記の本です。 このタイトルで検索すれば、無料でダウンロードすることが可能です。 ぜひご参加ください。 ■□ Mindful Readings in English and Japanese 価値観を育てる日英リーディングズ □■ 「ガイドライン」を使って価値観を育てる。現在、いろいろな助成団体に申請書を 出しています。継続的な取り組みにできるといいですね。 指導者育成、価値観、ガイドライン、ビジョンなどのキーワードで、助成団体情報 がありましたら、ぜひ、お知らせください。 3回目の記録はこちらから。 http://ericweblog.exblog.jp/16908904/ ■□ 年末年始休業のお知らせ □■ 国際理解教育センターは、2012年12月25日から2013年1月5日までお休みとなります。 テキストの注文等お急ぎの方は、12月20日までにお知らせください。 ------------------------------------------------------------------------------ ♪editors' note... いま、気候変動関係の本を読んでいます。おもしろいのですが、非常に時間軸が長 く、私の想像力の範囲を超えてしまって頭がぐるぐるしています(なので一度に集中 して読むことができません)。書名は『10万年の未来地球史』(日経BP社)。著者 はカート・ステージャさんという古気候学の研究者。ページ数も多いので、この年末 年始は、この本を読んでいそうです。 本号は今年最後の『PLT日本事務局ニュース』となります。みなさま、良いお年をお 過ごしください。(つのだ) >>>>>>>>>>>>>>>>>>ERIC25 周年に向けたご寄付のお願 い<<<<<<<<<<<<<<<<<< 1989年誕生の参加型学習老舗のERIC国際理解教育センター。なんと2014年には25周年 を迎えます。 これまで続けて来られたのも、企画委員、運営委員、理事、テキスト購入者、ファシ リテーター育成事業参加者など、みなさまのおかげです。感謝です。 これからもよりよい「指導者育成のための実践」推進のための情報提供、研修プログ ラムの提供などに努力していきたいと思います。 日常活動に加えて、25周年に向けて、事務所のリニューアル、フューチャーサーチ走 向未来ワークショップの開催など、企画しています。 特別活動支援のために、テキスト活用、研修参加などのご支援に加えて、ぜひ、ご寄 付をお寄せください。よろしくお願いいたします。 *ご寄付先 金融機関 ゆうちょ銀行口座: 10020-3288381 名義:トクヒ国際理解教育センター(ゆうちょ 銀行同士) ◯◯八(ゼロゼロハチ)店008-0328838 名義:トクヒ国際理解教育センター(他の金 融機関から) ------------------------------------------------------------------------------ PLT(Project Learning Tree:木と学ぼう)は森林環境について学ぶのではなく、木を 通して学ぶ、包括的な先進的環境教育プログラムです。 詳しく知りたい方はこちら。 ⇒http://eric-net.org/plt01.html 環境教育の人材育成事業を行っている団体として、環境省のHPに掲載されています。 ⇒ http://www.env.go.jp/policy/edu/reg/index.html ------------------------------------------------------------------------------ (特活) 国際理解教育センター(ERIC) 〒 114-0023 東京都北区滝野川1-93-5 コスモ西巣鴨 tel: 03-5907-6064 fax: 03-5907-6095 ホームページ http://www.eric-net.org/ Eメール eric@eric-net.org ☆事務所の電話が、10月下旬から03-5907-6064のみになりました。 ★PLTに関する事務的なご連絡は、個人アドレスではなくERICの代表アドレスへお願い します。 ◎ERIC国際理解教育センター:持続可能な未来をめざして! のバックナンバー・配信停止はこちら ⇒ http://archive.mag2.com/0000004947/index.html
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| 2012-12-24 10:11
| ERICニュース
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