知っていますか? 同和教育

75-3(347) 知っていますか? 同和教育 一問一答 第2版
森実、解放出版社、2004年

「同和教育」とは何かという問いから始まって「地球規模の課題に関する教育と同和教育との関係」まで、20の問いに対する答えとして構成されている。第一版からかなり変えているとのことだがちょっと手元にないので比較できない。残念。

果たして、わたしたち一人ひとりは、あるいはファシリテーターと言われる人たちは、これらの問いにどう答えるのだろうか。次年度の「人権教育」にぜひ取り入れたい視点だと思います。教育は偉大なるマンネリの部分、人類の発展の後追い、くり返し、個人的追体験という部分があるのですよね。

問1 同和教育とは何ですか
問2 いまでも部落差別はあるのですか
問3 教えず、そっとしておけば部落差別はなくなるのではありませんか
問4 「自分は部落出身だ」と明かす必要があるのですか
問5 差別するつもりのない私が部落問題を学ぶ意味はあるのでしょうか
問6 「部落はこわい」などの偏見を乗り越えるにはどうすればよいですか
問7 学力や進路を保証することまで、なぜ同和教育なのでしょう
問8 同和教育は、学力問題にどう取り組んできたのですか
問9 「差別の現実から深く学ぶ」というのはどんな意味ですか
問10 同和対策事業がなくなって同和教育に変化はありますか
問11 校区に部落のない学校でも同和教育は必要でしょうか
問12 子どもたちの仲間づくりや学級の集団づくりを進めるにはどうすればいいでしょうか
問13 学級崩壊やキレる子どもなど、最近の子どもたちの特徴を受け止めた教育の進め方はどうあるべきでしょうか
問14 子どもから差別発言が出て来たらと心配で、思いきって取り組めないのですが
問15 部落問題の歴史を教えるうえで注意するべきはどんなことでしょうか
問16 参加型学習とは何ですか、どのように活用すればよいのですか
問17 「総合的な学習の時間」に部落問題を学ぶとすれば、どうすればよいでしょうか
問18 同和教育と人権教育の関係は
問19 女性差別や外国人問題などとの連携は
問20 地球環境や第三世界など地球規模の課題に関する教育は同和教育とどう関係するのですか

「重層的な日本社会におけるESDに向けた教育課題の分析」というのが必要ですね。
これらの「問」を共に考えるためのハウも随分と開発してきたと思います。問いの構造化が指導者育成のカリキュラムかもしれませんね。

問4はカミングアウト一般の共通の課題として考えられています。自分のことをあかさない態度、話さない姿勢というのは、人間関係の深まりが得にくいのはそうですね。言わない背景を考えて、よけい勘ぐりたくなるというのもあるように思います。「プライバシーというのは、知られていて初めて守ってもらうことができる」ということを昔の路地裏共有コミュニティのプライバシーとして語っていたものを思い出しました。おもしろい課題です。
[PR]
by eric-blog | 2005-02-08 13:24 | ■週5プロジェクト04 | Comments(0)
<< 難民鎖国 日本を変えよう! 色のない島へ >>